WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 有効治療濃度 採血時期 |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
25515 |
レボメプロマジンlevomepromazine3L315-0000-023-205 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS | ng/mL |
4~6日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
25515 |
レボメプロマジンlevomepromazine3L315-0000-023-205 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ng/mL |
4~6日 |
備考
参考
- 主な商品名:レボトミン
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
容器
容器番号03:汎用容器(分離剤なし)
- 容量: 5.5mL・9mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 血中薬物濃度
(血清の場合)
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
検査項目解説
臨床的意義
フェノチアジン系の薬剤である。過剰投与により中枢神経系の抑制や血圧低下、錐体外路症状などが起こる。
1.作用
レボメプロマジン(C19H24N2OS・C4H4O4)は、フェノチアジン系の精神神経安定剤である。統合失調症や双極性障害、うつ病における不安、緊張の改善に用いられ、鎮静作用、抗不安作用、睡眠作用を有する。
フェノチアジン系薬物の作用機序は不明な点が多いが、中枢神経系に存在する神経伝達物質であるドーパミンの受容体であるD2受容体に結合することで、D2受容体へのドーパミンの結合を阻害し、興奮状態を抑えていると考えられている。また、レボメプロマジンは様々な受容体に結合すると考えられているため、副作用が多い。
健康成人に25 mg経口投与すると、1.5~2時間で最高血中濃度に達する。半減期は15~30時間である。
レボメプロマジンをアドレナリンと併用すると、レボメプロマジンのアドレナリン作動性α-受容体遮断作用により、β-受容体刺激作用が優位となり、血圧上昇作用ではなく血圧降下作用が増強される。
2.禁忌
昏睡状態、循環虚脱状態の患者、バルビツール酸誘導体・麻酔剤などの中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者、アドレナリンを投与中の患者(アナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く)、フェノチアジン系化合物およびその類似化合物に対し過敏症の患者には投与しない。
【主に用いられる疾患】
統合失調症,うつ病
【副作用】
悪性症候群,肝障害,悪心および嘔吐,昏睡,体重増加
関連疾患
F20.9.2:統合失調症 → F20-F29:統合失調症
F32.9.2:うつ病 → F30-F39:気分障害
G21.0.1:悪性症候群 → G20-G26:錐体外路障害・異常運動
K76.9.4:肝障害 → K70-K77:肝疾患
R11:悪心および嘔吐 → R10-R19:消化器系・腹部の症状
R40.2.6:昏睡 → R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
R63.5.2:体重増加 → R50-R69:全身症状・徴候
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.