WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 10 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00778 |
クロール定量 [髄液検査]chloride3H020-0000-041-261 |
|
27 |
冷蔵 |
電極法 | mEq/L 120~125 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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00778 |
クロール定量 [髄液検査]chloride3H020-0000-041-261 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
27 |
冷蔵 |
電極法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
mEq/L 120~125 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
2~3日 |
備考
「髄液検査」中分類共通の特記事項
- 「髄液検査」を「微生物学検査(髄膜炎菌)」と併せてご依頼の場合は、検体を常温にてご提出ください。
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/ナトリウム及びクロール
- 実施料:包括11
- 診療報酬区分:D007 1
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
容器
容器番号27:滅菌スピッツ管
- 容量: 10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 微生物学検査
検査項目解説
臨床的意義
髄液中の無機物の主要成分である。血中のクロールに比例して増減する。結核性髄膜炎に有用である。
クロールは、髄液中の無機物質の大部分を占め、血中のクロールに平行して増減するが、その量は血液中よりも2~3割多い。測定法は血清の場合と同様である。
臨床的意義がみられるのは、結核性髄膜炎の場合で、血清とほぼ同等かやや多い(1.05倍)程度まで低下する。
結核菌の培養には数週間という時間を要するため、結果を迅速に得る目的で髄液中クロールが測定される。同時に抗酸菌の塗抹による検索や、DNA診断なども、より直接的な感染の証明となるため有用である。
なお、細菌性髄膜炎や髄腔内の腫瘍などでも低下するが、軽度に留まるものが多い。低クロール血症を来す腎不全や嘔吐重積状態でも低値を示す。
【高値を示す疾患】
脱水症,尿毒症
【低値を示す疾患】
結核性髄膜炎,低クロール血症,細菌性髄膜炎
関連疾患
E86.7:脱水症 → E70-E90:代謝疾患
N19.4:尿毒症 → N17-N19:腎不全
E87.8.7:低クロール血症 → E70-E90:代謝疾患
G00.9.4:細菌性髄膜炎 → G00-G09:中枢神経系の炎症性疾患
A17.0.3:結核性髄膜炎 → A15-A19:結核
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.