WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 健常者参考値(単位) 実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

02216

インターフェロン-γ
(IFN-γ)interferon-gamma

5J050-0000-022-023

血液
1

遠心

EDTA血漿
0.3

14

02

 

 

EIA

pg/mL

20.6 以下

3~17日

項目
コード
検査項目

02216

インターフェロン-γ
(IFN-γ)interferon-gamma

5J050-0000-022-023

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

EDTA血漿
0.3

14

02

 

 

EIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

pg/mL

20.6 以下

3~17日

備考

検体

  • 必ず血漿分離の上、ご提出ください。
  • 血清、細胞培養上清も検査可。

「研究検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]「研究検査」として掲げる各項目は研究用のため、定常的には検査を実施していません。詳細は、別冊の『研究検査ガイド』をご参照いただくか、または営業担当者にあらかじめお問い合わせください。

容器

容器番号14:内分泌学用容器

  • 採取量: 5.5mL
  • 添加剤: EDTA-2Na
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: レニン,
    サイクリックAMP,
    遺伝子検査

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

参考文献

Shirakawa, T. et al.: Science 275, 77, 1997.

検査項目解説

臨床的意義

抗ウイルス活性を持つタンパク質である。炎症における生体反応の指標となる。

 インターフェロン(IFN)は、抗ウイルス活性を持つ分子量約20,000の一群のタンパク質の総称である。産生細胞や誘起剤の相違から、α,β,γの3種類に分類され、さらにその物理化学的性状からαおよびβをType-ⅠIFN、γをType-ⅡIFNと呼ぶ場合もある。

 IFNは抗ウイルス作用の他、細胞増殖および抗体産生の制御、遅延型過敏反応の抑制、NK細胞の活性化、ADCC活性の増強など生体の免疫調節機構に広く関与することが知られている。IFN-αやβとIFN-γとは生体内動態に違いが見られ、例えば、新生児期にIFN-αの産生能は正常であるが、IFN-γのそれは抑制されているという。また、遺伝子構造および特異的レセプター、薬理学的活性においても両者は明らかに異なっている。

 IFNの測定法には、バイオアッセイ法による力価測定とRIAやEIAのような免疫学的定量法とがある。前者は、ウイルスによる細胞変成効果(cytopathogenic effect:CPE)に対するIFNの抑制作用を利用した活性測定法である。後者の免疫学的測定法では抗原量(タンパク質量)が測定され、現在α型とγ型が測定されている。生きた培養細胞を用いるバイオアッセイ法は手技も煩雑であるが、免疫学的測定法はキット化されているため特異性や再現性も良好である。

 IFNの測定は、各種疾患の病態成立におけるIFNの役割の解明、外因性IFNの体内(薬物)動態の検索に有用である。

【高値を示す疾患】

後天性免疫不全症候群ウイルス感染症関節リウマチ全身性エリテマトーデス

関連疾患

B24.7:後天性免疫不全症候群 B20-B24:ヒト免疫不全ウイルス病(HIV)
B34.9.1:ウイルス感染症 B25-B34:その他のウイルス性疾患
M06.9.2:関節リウマチ M05-M14:炎症性多発性関節疾患
M32.9.3:全身性エリテマトーデス M30-M36:全身性結合組織疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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