WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 有効治療濃度
採血時期
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

04479

シクロスポリン

3M805-0000-019-053

 

 

EDTA加血液
1

指定容器 

 

07

 

7日

冷蔵

ECLIA

ng/mL

経口 投与直前(トラフ)
静注 投与直前(トラフ)
必要に応じて投与直後(ピーク)

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

項目
コード
検査項目

04479

シクロスポリン

3M805-0000-019-053

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

 

 

EDTA加血液
1

指定容器 

 

07

 

7日

冷蔵

ECLIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

ng/mL

経口 投与直前(トラフ)
静注 投与直前(トラフ)
必要に応じて投与直後(ピーク)

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

備考

検体

  • 専用採血管に規定量を採血し、必要検体量をご提出ください。

算定

  • チャート参照:特定薬剤治療管理料

参考

  • 主な商品名:ネオーラル、サンディミュン

「薬毒物検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。

診療報酬

  • 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
  • 実施料:管理料[470]
  • 診療報酬区分:B001 2イ

チャート

特定薬剤治療管理料

容器

容器番号07:免疫抑制剤用容器

  • 採取量: 5mL
  • 添加剤: EDTA-2Na
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: シクロスポリン,
    タクロリムス,
    シロリムス,
    エベロリムス

参考文献

古屋 実, 他: 医学と薬学 70, (5・6), 961, 2013.

検査項目解説

臨床的意義

代表的な免疫抑制剤であり、臓器移植や自己免疫疾患に用いられる。経口投与時の血中濃度には個人差が大きいため、濃度測定が行なわれる。

1.作用
 シクロスポリンは、腎移植、骨髄移植などに頻繁に用いられる免疫抑制剤である。リンパ球の増殖やサイトカインの産生を抑制する作用を持ち、代謝物または未変化体の形で尿中または胆汁中に排泄される。経口投与時の吸収は一定しておらず、個人差が大きい上、多彩な副作用が認められるため、血中濃度測定の意義はきわめて大きい。

 腎移植後、腎機能が安定した10名の患者に経口投与したところ、カプセルで投与後1.5時間、内服液で1時間に最高濃度に達した。

2.禁忌
 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者、タクロリムス(外用剤を除く),ピタバスタチン,ロスバスタチン,ボセンタン,アリスキレン投与中の患者、妊婦,妊娠している可能性のある女性または授乳婦、肝臓または腎臓に障害のある患者で、コルヒチンを服用中の患者には投与しない。

3.採血時期
 経口:次回投与直前(トラフ)。
 静注:次回投与直前(トラフ)、必要に応じて投与直後(ピーク)。

【主に用いられる疾患】

再生不良性貧血尋常性乾癬ベーチェット<Behcet>病ネフローゼ症候群移植臓器および組織の不全および拒絶反応

【副作用】

重症感染症可逆性後白質脳症症候群肝障害腎障害

関連疾患

D61.9.4:再生不良性貧血 D60-D64:その他の貧血
L40.0.8:尋常性乾癬 L40-L45:丘疹落屑性疾患
M35.2:ベーチェット<Behcet>病 M30-M36:全身性結合組織疾患
N04.9.3:ネフローゼ症候群 N00-N08:糸球体疾患
T86:移植臓器および組織の不全および拒絶反応 T80-T88:移植関連の疾患
B99.3:重症感染症 B99-B99:感染症
I67.8.4:可逆性後白質脳症症候群 I60-I69:脳血管疾患
K76.9.4:肝障害 K70-K77:肝疾患
N28.9.5:腎障害 N25-N29:その他の腎・尿管の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

フリーワード検索

複数ワードはスペース区切り:
ページトップへ

記載内容について