WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

01006

アンジオテンシンⅠ転換酵素
(ACE)

3B325-0000-023-271

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

笠原法

IU/L

7.7~29.4

140

D007 38

生Ⅰ

1~2日

項目
コード
検査項目

01006

アンジオテンシンⅠ転換酵素
(ACE)

3B325-0000-023-271

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

笠原法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

IU/L

7.7~29.4

140

D007 38

生Ⅰ

1~2日

備考

検体

  • EDTA血漿は検査不可。
  • チャート参照:生化学検査・免疫血清学検査などにおいて、多項目同時依頼の際の必要血清量は、[0.45 + (0.05 x 依頼項目数)]mLが目安となります。

診療報酬

  • 保険名称:血液化学検査/アンギオテンシンⅠ転換酵素(ACE)
  • 実施料:140
  • 診療報酬区分:D007 38
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)

チャート

多項目同時依頼の血清量目安(生化学検査・免疫血清学検査)

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

Kasahara, Y. et al.: Clin. Chem. 27, 1922, 1981.

検査項目解説

臨床的意義

アンジオテンシンⅠをⅡに変換する酵素を測定する検査である。血圧との関連はないとされる。

 アンジオテンシンⅠ転換酵素(ACE)は、生体内に広く分布し、特に肺をはじめとする血管内皮細胞に多く存在する酵素である。レニン-アンジオテンシン系においてアンジオテンシンⅠのC末端からヒスチジン-ロイシンを切断してアンジオテンシンⅡを生成する働きを持つ。

 ACEは、サルコイドーシスの類上皮細胞肉芽腫に多量に存在していることから、サルコイドーシスの補助診断や病態把握、経過観察に用いられ、活動性サルコイドーシス患者の80 %以上に著明な高値を示すといわれている。

 ステロイド治療中のサルコイドーシス症例において、ACEは比較的速やかに低下することがあるので、投与開始前に測定することが必要である。また、降圧剤としてよく用いられるACE阻害薬投与でも低下する。

 アンジオテンシンⅠからⅡの変換は、主に血管内皮細胞中のACEにより血液の肺循環中に行われるので、本酵素の上昇により高血圧を来すことはない。

【高値を示す疾患】

サルコイドーシス甲状腺機能亢進症糖尿病肝硬変症腎不全腎障害

【低値を示す疾患】

多発性骨髄腫慢性リンパ性白血病甲状腺機能低下症

関連疾患

D86.9.1:サルコイドーシス D80-D89:免疫機構の疾患
E05.9.5:甲状腺機能亢進症 E00-E07:甲状腺疾患
E14.91:糖尿病 E10-E14:糖尿病
K74.6.13:肝硬変症 K70-K77:肝疾患
N19.3:腎不全 N17-N19:腎不全
N28.9.5:腎障害 N25-N29:その他の腎・尿管の疾患
C90.0.5:多発性骨髄腫 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C91.1.1:慢性リンパ性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
E03.9.4:甲状腺機能低下症 E00-E07:甲状腺疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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