検査項目解説 掲載内容は、2023 年 5 月 1 日時点の情報です。

02503
4A055

甲状腺刺激ホルモン
(TSH)

下垂体前葉から分泌され、甲状腺ホルモンの分泌を刺激するホルモンである。甲状腺の異常が疑われる場合に最初に測定される。

98

生Ⅱ

2～3日

00922
4B030

総サイロキシン
(T₄)

基礎代謝を高める甲状腺ホルモンの一種である。血中T₄からT₃に代謝されるが、活性はT₃の方が強い。

105

生Ⅱ

2～3日

00923
4B010

トリヨードサイロニン
(T₃)

甲状腺ホルモンの一種である。T₄やTSHと同時に測定することにより、甲状腺疾患の診断に用いられる。

99

生Ⅱ

2～3日

00926
4B035

遊離サイロキシン
(FT₄)

甲状腺ホルモンの一種であるT₄の遊離型である。T₄は、ほとんどがタンパク質と結合しており活性を持たないが、本検査は生物活性を持つ遊離型を定量する検査である。

包括121

生Ⅱ

2～3日

01145
4B015

遊離トリヨードサイロニン
(FT₃)

甲状腺ホルモンの一種であるT₃の遊離型である。血中T₃のほとんどがタンパク質と結合し活性を持たないが、本検査は生理活性を持つ遊離型を測定する検査である。

包括121

生Ⅱ

2～3日

05221
4B040

サイログロブリン
(Tg)

甲状腺濾胞内に貯蔵されている甲状腺ホルモンの前駆体である。臓器特異性は高いが疾患特異性は低い。

包括128

生Ⅱ

2～3日

30325
5G290

抗サイログロブリン抗体 [甲状腺]
(Tg-Ab)

橋本病、バセドウ病の診断に有用な自己抗体を測定する検査である。抗TPO抗体と同時に測定することで陽性率が高くなる。

包括136

免疫

2～3日

30326
5G285

抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体 [甲状腺]
(TPO-Ab)

甲状腺マイクロゾーム抗体と同一の検査である。橋本病、バセドウ病で上昇し、診断に有用である。

包括138

免疫

2～3日

26309
5G310

TSHレセプター抗体定量
(TRAb定量)

甲状腺ホルモンに異常がある場合の二次検査に適する。甲状腺機能亢進時のバセドウ病の鑑別にきわめて有用な検査である。

214

免疫

2～3日

27813
4B045

サイロキシン結合グロブリン
(TBG)

甲状腺ホルモンを輸送する役割を担うタンパク質である。血中の甲状腺ホルモンの大部分がTBGと結合して存在する。

包括130

生Ⅱ

2～5日

26311
4C035

カルシトニン
(CT)

甲状腺から分泌されるペプチドで、血中カルシウム濃度を低下させる作用がある。甲状腺髄様癌において高値を示す。

包括130

生Ⅱ

2～3日