検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年11月1日時点の情報です。

入力コード 00036  統一コード 3C020 
項目名 尿酸 (UA)
uric acid
実施料
包括11
判断料区分 生Ⅰ 
健康保険名称  血液化学検査/尿酸 
検査方法
酵素法
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.5
01
冷蔵
検査材料備考

※チャート参照:生化学検査・免疫血清学検査などにおいて、多項目同時依頼の際の必要血清量は、[0.45 + (0.05 x 依頼項目数)]mLが目安となります。

報告所要日数
1~2日
基準値(単位)  
mg/dL

M 3.8~7.0
F 2.5~7.0

※基準値上限は、日本痛風・核酸代謝学会「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」における高尿酸血症の定義に基づいたものです。基準値下限は、健常者における血清尿酸値の統計学的分布範囲(M:3.8~8.0mg/dL、F:2.5~5.9mg/dL)に基づいたものです。

臨床的
意義 
腎臓から排泄される核酸の最終代謝産物。高値の場合は、痛風や痛風腎、尿路結石症を発症する。
   尿酸は、核酸の構成成分であるプリン体の終末代謝産物で、体内諸組織、特に肝において産生され、主として腎臓より尿中に排泄される。健常成人の尿中排泄量は一日約0.4~1.2gであり、その量は体内のプリン体代謝を反映している。

 血中尿酸濃度の上昇因子には、尿酸生成の亢進と排泄の低下が挙げられる。生成亢進の原因としては食餌由来(高プリン体食)のほか、抗癌剤投与などによる核蛋白の崩壊亢進、プリンヌクレオチド代謝関連酵素異常症による合成促進などがある。

 一方、排泄の低下の原因には、尿細管での分泌障害および再吸収の亢進などがある。

 尿酸は水での溶解度が低いため、血中ではNa塩となり、アルブミンなどの蛋白と結合している。しかし、高尿酸血症では関節や組織に結晶として析出し、白血球等による貧食を惹起する。これらの原因による代表的疾患が痛風(gout)であり、母趾基関節部の発作的な疼痛、腫脹が典型的症状として知られる。また、腎や尿路において尿中に溶解している有機・無機塩類が析出すると尿路結石を生じ、特に尿の酸性化により尿酸塩として析出する。

 なお、尿酸の排泄亢進をきたす特発性低尿酸血症、Fanconi症候群などでは2mg/dL以下の値を示すことがある。

【高値を示す病態】
 [一次性痛風] 特発性高尿酸血症、プリンヌクレオチド代謝関連酵素異常症(HGPRT欠損症、レッシュ・ナイハン症候群)
 [二次性痛風] 尿酸の過剰産生(高プリン体食の過剰摂取、血液疾患、脂質代謝異常など)、尿酸 の排泄低下(腎実質障害、Bartter症候群、薬剤など)、尿路結石症(尿酸結石)
【低値を示す病態】
 [尿酸合成の低下] キサンチン尿症、肝疾患 など
 [尿酸の排泄亢進] 特発性低尿酸血症(分泌亢進型、再吸収能不全型)、二次性(Fanconi症候群、Wilson病、アルコール中毒症など)、薬剤(アセトヘキサミド、尿酸排泄剤、造影剤など)
関連項目 クレアチニン (CRE), シスタチンC, 尿素窒素 (UN) (BUN), β2マイクログロブリン 〈血清〉, β2マイクログロブリン 〈尿〉, NAG, 蛋白分画 (PR-F), 浸透圧 〈血清〉,
 

※総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
チャート参照:緊急報告対象項目です(透析患者検体は除外)。
チャート参照:手術前管理料の対象項目です。
チャート参照:透析管理料の対象項目です。

※チャート参照:透析管理料の対象項目です。

チャート 

実施料について2

緊急報告対象項目とその基準

多項目同時依頼の血清量目安(生化学検査・免疫血清学検査)

容  器 
提出容器

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