WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 10 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

26627

エリスロポエチン
(EPO)erythropoietin

4Z275-0000-023-052

血液
3

遠心

 

血清
0.7

01

 

02

 

 

28日

冷蔵

CLEIA

mIU/mL

4.2~23.7

包括209

D008 41

生Ⅱ

2~3日

項目
コード
検査項目

26627

エリスロポエチン
(EPO)erythropoietin

4Z275-0000-023-052

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
3

遠心

 

血清
0.7

01

 

02

 

 

28日

冷蔵

CLEIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

mIU/mL

4.2~23.7

包括209

D008 41

生Ⅱ

2~3日

診療報酬

  • 保険名称:内分泌学的検査/エリスロポエチン
  • 実施料:包括209
  • 診療報酬区分:D008 41
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 各種ホルモンの日内変動検査は、内分泌学的検査の該当する項目の測定回数により算定するが、その回数については妥当適切な範囲であること。

■ 「41」のエリスロポエチンは、以下のいずれかの目的で行った場合に算定する。

  • ア 赤血球増加症の鑑別診断
  • イ 重度の慢性腎不全患者又はエリスロポエチン、ダルベポエチン、エポエチンベータペゴル若しくはHIF-PH阻害薬投与前の透析患者における腎性貧血の診断
  • ウ 骨髄異形成症候群に伴う貧血の治療方針の決定

赤血球増加症の鑑別診断、重度の慢性腎不全患者またはエリスロポエチン、ダルベポエチン、エポエチンベータペゴルもしくはHIF-PH阻害薬の投与前の透析患者における腎性貧血の診断、および骨髄異形成症候群に伴う貧血の治療方針の決定のために行った場合に算定できます。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

参考文献

増田詩織, 他: 医学と薬学 67, (2), 297, 2012.
市原清志: 日本臨床検査自動化学会会誌 37, (Suppl.1), 15, 2012.

検査項目解説

臨床的意義

腎臓から分泌される造血ホルモンを測定する検査である。腎性貧血の診断や、多血症の鑑別のために測定される。

 エリスロポエチン(EPO)は、主に腎臓から分泌される分子量約34,000、165個のアミノ酸からなる糖タンパクの造血ホルモンであり、赤血球の産生をコントロールしている。

 貧血になると組織の酸素欠乏が起こり、これが刺激となってEPOの産生が促進され、骨髄の幹細胞に作用して赤血球の分化を促進する。その後、赤血球の増加により酸素不足が解消するとEPO産生は収まりバランスが保たれる。

 EPOは腎性貧血の診断と多血症の鑑別のために測定される。腎性貧血の場合はヘモグロビン濃度が低下していてもEPOは腎臓からの産生が少ないため低値に留まる。

 多血症に関しては、循環赤血球量が増加している絶対的多血症と増加していない相対的多血症(脱水など)に分類される。このうち絶対的多血症でEPO値が高値を示すものを二次性多血症、示さないものを真性多血症と診断する。

【高値を示す疾患】

エリスロポエチン産生腫瘍再生不良性貧血

【低値を示す疾患】

慢性腎不全腎性貧血腎障害

関連疾患

D61.9.4:再生不良性貧血 D60-D64:その他の貧血
D75.1.1:エリスロポエチン産生腫瘍 D70-D77:その他の血液疾患
N18.9.3:慢性腎不全 N17-N19:腎不全
N19.1:腎性貧血 N17-N19:腎不全
N28.9.5:腎障害 N25-N29:その他の腎・尿管の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

INFORMATION

※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.

フリーワード検索

複数ワードはスペース区切り:
ページトップへ

記載内容について