WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 健常者参考値(単位) 実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

05252

インターロイキン-1β
(IL-1β)interleukin-1 beta

5J062-0000-022-023

血液
1

遠心

EDTA血漿
0.3

14

02

 

 

EIA

pg/mL

0.928 以下

項目
コード
検査項目

05252

インターロイキン-1β
(IL-1β)interleukin-1 beta

5J062-0000-022-023

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

EDTA血漿
0.3

14

02

 

 

EIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

pg/mL

0.928 以下

備考

検体

  • 必ず血漿分離の上、ご提出ください。
  • 血清、細胞培養上清も検査可。

「研究検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]「研究検査」として掲げる各項目は研究用のため、定常的には検査を実施していません。詳細は、別冊の『研究検査ガイド』をご参照いただくか、または営業担当者にあらかじめお問い合わせください。

容器

容器番号14:内分泌学用容器

  • 採取量: 5.5mL
  • 添加剤: EDTA-2Na
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: レニン,
    サイクリックAMP,
    遺伝子検査

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

検査項目解説

臨床的意義

主に単球・マクロファージ系の細胞から産生されるサイトカインである。多くの免疫担当細胞に多彩な生理活性を及ぼす。炎症性疾患で高値となる。

 インターロイキン-1(IL-1)は、主にマクロファージ系の細胞から産生される分子量17,000の単純タンパク質で、等電点の違いによりαとβに分類される。

 生体におけるIL-1の約90 %はβであり、かつ両者の一時構造上の相同性は26 %に過ぎないが、その特異的レセプターは共通なことから、生理機能上の役割は同じと考えられている。

 IL-1は種々の免疫担当細胞に多彩な生理活性を有するが、その最も重要な働きはヘルパーT細胞のIL-2産生を誘導し、IL-2を介してT細胞の分化・増殖を促進することである。さらに、IL-1はマクロファージ系細胞以外にも生体の各種細胞から産生・分泌され、免疫調節機構のみならず結合組織系細胞や中枢神経系に対してもさまざまな影響をおよぼすことが報告されている。

 IL-1の発熱作用や滑膜細胞におけるPGE2およびコラゲナーゼの産生誘導、線維芽細胞増殖作用は生体の炎症過程に密接に関与している。関節リウマチはIL-1の調節機構の破綻を示す代表的な事例である。

【高値を示す疾患】

毒素ショック症候群ライム<Lyme>病急性骨髄性白血病関節リウマチ痛風川崎病閉経後骨粗鬆症

関連疾患

A48.3.1:毒素ショック症候群 A30-A49:細菌性疾患
A69.2:ライム<Lyme>病 A65-A69:スピロヘータ疾患
C92.0.3:急性骨髄性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
M06.9.2:関節リウマチ M05-M14:炎症性多発性関節疾患
M10.0.11:痛風 M05-M14:炎症性多発性関節疾患
M30.3.2:川崎病 M30-M36:全身性結合組織疾患
M81.0.1:閉経後骨粗鬆症 M80-M85:骨の密度・構造の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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