WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00501

FAX

白血球数
(WBC)

2A010-0000-019-309

EDTA加血液
2

13

冷蔵凍結不可

フローサイトメトリー法

/μL

3,300~9,000

21

D005 5

血液

1~2日

項目
コード
検査項目

00501

FAX

白血球数
(WBC)

2A010-0000-019-309

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
EDTA加血液
2

13

冷蔵凍結不可

フローサイトメトリー法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

/μL

3,300~9,000

21

D005 5

血液

1~2日

備考

項目

  • チャート参照:緊急報告対象項目とその基準

依頼

  • 依頼書で「血液5種」を依頼すると「白血球数」「赤血球数」「ヘモグロビン」「ヘマトクリット」「血小板数」の5項目をご報告します(こちらの5項目に加えて白血球像が必要な場合は「血液6種」をご依頼ください)。

参考

  • チャート参照:透析管理料の対象項目です。
  • チャート参照:手術前管理料の対象項目です。
  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:血液形態・機能検査/末梢血液一般検査
  • 実施料:21
  • 診療報酬区分:D005 5
  • 判断料区分:血液学的検査

実施料は、「末梢血液一般検査」として一連の算定となります。

チャート

緊急報告対象項目とその基準

容器

容器番号13:血液学容器

  • 採取量: 2mL・3mL・4mL
  • 添加剤: EDTA-2K
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
    血液像,
    血液型,
    直接クームス試験,
    遺伝子検査

参考文献

巽 典之, 他: 日臨検自動化会誌 12, 102, 1987.

検査項目解説

臨床的意義

白血病などの血液疾患や炎症性疾患の診断・経過観察に用いられるスクリーニング検査である。

 白血球数(WBC)は、細菌や異物などが体内に侵入して起こる炎症や、白血病などの血液疾患の診断、経過観察に用いられるスクリーニング検査である。一般に白血球数は、炎症性疾患や血液系悪性腫瘍で増加し、骨髄抑制状態で減少する。

 白血球は、単に数だけでなく、その構成も見る必要がある。例えば高齢者の炎症では白血球数はそれほど増加しなくても、好中球に核の左方移動といわれる桿状核球の増加がみられる。また、Ⅰ型アレルギー性疾患では好酸球が増加する。さらに、骨髄芽球など病的細胞が出現しても、白血球数は基準範囲内に留まる場合がある(白血球像の項を参照)。

 一般に乳児~幼児では成人より高値をとり、健常でも10,000/μL前後の値を示し、主体はリンパ球である。また、新生児は約20,000/μLと著明に高いが、生後数日で10,000前後まで低下する。成人では、喫煙者で高めの値をとり、10,000/μL程度を示すこともまれではない。

【高値を示す疾患】

細菌感染症リンパ性白血病急性骨髄性白血病慢性骨髄性白血病単球性白血病肺炎骨髄炎

【低値を示す疾患】

敗血症麻疹風疹再生不良性貧血好中球減少症

関連疾患

A49.9.11:細菌感染症 A30-A49:細菌性疾患
C91:リンパ性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C92.0.3:急性骨髄性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C92.1.1:慢性骨髄性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C93.9.1:単球性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
J18.9.4:肺炎 J09-J18:インフルエンザ・肺炎
M86:骨髄炎 M86-M90:その他の骨疾患
A41.9.3:敗血症 A30-A49:細菌性疾患
B05.9.2:麻疹 B00-B09:皮膚粘膜系のウイルス感染症
B06.9.1:風疹 B00-B09:皮膚粘膜系のウイルス感染症
D61.9.4:再生不良性貧血 D60-D64:その他の貧血
D70.3:好中球減少症 D70-D77:その他の血液疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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