WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00501 |
白血球数 |
|
13 |
冷蔵凍結不可 |
フローサイトメトリー法 | /μL 3,300~9,000 |
21 D005 5 血液 |
1~2日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
00501 |
白血球数 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
13 |
冷蔵凍結不可 |
フローサイトメトリー法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
/μL 3,300~9,000 |
21 D005 5 血液 |
1~2日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:血液形態・機能検査/末梢血液一般検査
- 実施料:21
- 診療報酬区分:D005 5
- 判断料区分:血液学的検査
実施料は、「末梢血液一般検査」として一連の算定となります。
チャート
容器
容器番号13:血液学容器
- 採取量: 2mL・3mL・4mL
- 添加剤: EDTA-2K
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
血液像,
血液型,
直接クームス試験,
遺伝子検査
参考文献
巽 典之, 他: 日臨検自動化会誌 12, 102, 1987.
検査項目解説
臨床的意義
白血病などの血液疾患や炎症性疾患の診断・経過観察に用いられるスクリーニング検査である。
白血球数(WBC)は、細菌や異物などが体内に侵入して起こる炎症や、白血病などの血液疾患の診断、経過観察に用いられるスクリーニング検査である。一般に白血球数は、炎症性疾患や血液系悪性腫瘍で増加し、骨髄抑制状態で減少する。
白血球は、単に数だけでなく、その構成も見る必要がある。例えば高齢者の炎症では白血球数はそれほど増加しなくても、好中球に核の左方移動といわれる桿状核球の増加がみられる。また、Ⅰ型アレルギー性疾患では好酸球が増加する。さらに、骨髄芽球など病的細胞が出現しても、白血球数は基準範囲内に留まる場合がある(白血球像の項を参照)。
一般に乳児~幼児では成人より高値をとり、健常でも10,000/μL前後の値を示し、主体はリンパ球である。また、新生児は約20,000/μLと著明に高いが、生後数日で10,000前後まで低下する。成人では、喫煙者で高めの値をとり、10,000/μL程度を示すこともまれではない。
【高値を示す疾患】
細菌感染症,リンパ性白血病,急性骨髄性白血病,慢性骨髄性白血病,単球性白血病,肺炎,骨髄炎
【低値を示す疾患】
敗血症,麻疹,風疹,再生不良性貧血,好中球減少症
関連疾患
A49.9.11:細菌感染症 → A30-A49:細菌性疾患
C91:リンパ性白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C92.0.3:急性骨髄性白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C92.1.1:慢性骨髄性白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C93.9.1:単球性白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
J18.9.4:肺炎 → J09-J18:インフルエンザ・肺炎
M86:骨髄炎 → M86-M90:その他の骨疾患
A41.9.3:敗血症 → A30-A49:細菌性疾患
B05.9.2:麻疹 → B00-B09:皮膚粘膜系のウイルス感染症
B06.9.1:風疹 → B00-B09:皮膚粘膜系のウイルス感染症
D61.9.4:再生不良性貧血 → D60-D64:その他の貧血
D70.3:好中球減少症 → D70-D77:その他の血液疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.