WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 12 月 2 日時点の情報です。

『不整脈』に関連する検査項目

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

01605

FAX

プロカインアミドprocainamide

3L890

心臓の刺激伝導を抑制する抗不整脈剤である。心機能が低下した患者では血中半減期が延長する。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

HEIA

μg/mL

4~8
投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

01167

ジソピラミドdisopyramide

3L865

心筋に直接作用する抗不整脈剤である。特に腎機能障害患者での中毒予防に血中濃度を測定する。

血液
2

遠心

 

血清
0.4

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

EIA

μg/mL

2~5

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

01608

FAX

リドカインlidocaine

3L875

期外収縮、発作性頻脈の治療薬である。肝疾患で半減期が延長する。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

EMIT

μg/mL

有効治療濃度 1.5~5.0
中毒域 5.1 以上
静注 投与後2時間
点滴静注 終了後6~12時間

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

03722

アプリンジンaprindine

3L855

頻脈性不整脈の治療剤で、他の薬剤に抵抗性を持つ場合にも用いられる。肝臓で代謝されるため肝機能障害では高値となるので注意が必要である。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

μg/mL

0.25~1.25
経口 投与直前(トラフ)および
投与後2~4時間(ピーク)
静注 投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

05092

ピルシカイニドpilsicainide

3L896

頻脈性不整脈治療剤である。腎排泄型の薬剤であり腎機能を把握しながら血中濃度測定が行われる。

血液
2

遠心

 

ヘパリン血漿
0.5

10

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

μg/mL

0.2~0.9
投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

04896

プロパフェノンpropafenone

3L897

Naチャネル遮断薬で、頻脈性不整脈の治療薬である。代謝速度の個人差が大きいため血中濃度測定が有用である。

血液
2

遠心

 

ヘパリン血漿
0.5

10

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

ng/mL

50~1500
経口 投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

3~5日

02494

メキシレチンmexiletine

3L880

心室性不整脈に有効性が高い抗不整脈剤である。肝臓で代謝され、治療域の血中濃度幅が狭いため血中濃度測定が行われる。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

μg/mL

0.5~2.0 (不整脈患者)
投与直前(トラフ)または
投与後約3時間(ピーク)

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

05734

アミオダロンamiodarone

3L800

強力な抗不整脈剤である。血中半減期がきわめて長いため、副作用や併用薬に注意が必要である。

血液
2

遠心

 

ヘパリン血漿
0.5

10

 

02

 

 

3週

冷蔵

LC-MS/MS

ng/mL

投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

08704

ピルメノールpirmenol

3L899

心室性の頻脈性不整脈治療剤である。腎不全合併例では半減期が延長する。

血液
2

遠心

 

ヘパリン血漿
0.5

10

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

μg/mL

最小有効治療濃度 0.4

管理料[470]

B001 2イ

3~6日

05717

シベンゾリンcibenzoline succinate

3L898

抗不整脈剤の一種である。頻脈性不整脈患者で他の抗不整脈剤が使用できない場合か無効の場合に使用される。

血液
2

遠心

 

ヘパリン血漿
0.5

10

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

ng/mL

70~250
朝投与前(トラフ濃度)

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

05309

フレカイニドflecainide

3L905

強い作用を持つ頻脈性不整脈の治療剤である。主として肝臓のCYP2D6で代謝され、相互作用に注意を要するため、血中薬物濃度測定が行われる。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

ng/mL

200~1,000

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

25714

ベプリジルbepridil

3L802

持続性心房細動や心室性の頻脈性不整脈、狭心症の治療薬である。QT時間の延長と催不整脈作用に注意しながら血中濃度を測定する。

血液
1

遠心

 

EDTA血漿
0.3

または

血液
1

遠心

 

血清
0.3

14

 

02

 

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

 

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

ng/mL

250~800

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

25715

ソタロールsotalol

3L801

比較的重症な心室細動や心室頻拍で経口投与される抗不整脈剤である。用量依存的にQT延長とTorsades de pointesを招きやすいため血中濃度が測定される。

血液
1

遠心

 

EDTA血漿
0.3

または

血液
1

遠心

 

血清
0.3

14

 

02

 

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

 

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

μg/mL

管理料[470]

B001 2イ

3~6日

27038

メサドンmethadone

3L695

がん疼痛治療に使用される医療用のオピオイド鎮痛剤である。適量には個人差が大きい。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

5~11日

26783

モルヒネmorphine

3L700

がん疼痛、咳発作、下痢症状の改善に使用される代表的なオピオイド鎮痛剤である。連用により耐性や依存性があらわれる。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

5~11日

26787

オキシコドン

がん疼痛症状の改善に使用される医療用のオピオイド鎮痛剤である。過剰投与により呼吸抑制、意識不明、痙攣、錯乱、血圧低下などが起こる。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

5~11日

26788

フェンタニル

がんや術後の疼痛、麻酔における鎮痛に使用される医療用のオピオイド鎮痛剤である。過剰投与により重篤な換気低下が起こる。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

5~11日

26789

コデインcodeine

3M005

がん疼痛、咳発作、下痢症状の改善に使用される医療用のオピオイド鎮咳剤である。過剰投与により呼吸抑制、意識不明、痙攣、錯乱、血圧低下などが起こる。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

5~11日

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