検査項目解説 掲載内容は、2023 年 5 月 1 日時点の情報です。

精神神経用剤

項目コード 検査項目 分類 実施料
判断科区分
所要日数

00524
3L320

リチウム

双極性障害の躁状態の治療薬である。中毒の予防と服薬コンプライアンスを把握する目的で血中濃度を測定する。

薬毒物検査
精神神経用剤

管理料[470]

2~3日

01603
3L300

ハロペリドール

統合失調症、双極性障害の治療に用いられるブチロフェノン系向精神薬である。過剰投与により低血圧,過度の鎮静,重症の錐体外路症状などが起こる。

薬毒物検査
精神神経用剤

管理料[470]

2~3日

05374
3L302

ブロムペリドール

抗幻覚、抗妄想作用を有するブチロフェノン系向精神薬である。過剰投与で血圧降下、頻脈、錐体外路症状となる。

薬毒物検査
精神神経用剤

管理料[470]

2~3日

12901
3L304

クロザピン

クロザピンは、治療抵抗性統合失調症に有効性を示す抗精神病薬である。血中動態は個人差が大きいため血中濃度が測定される。

薬毒物検査
精神神経用剤

管理料[470]

3~4日

01597
3L265

クロルプロマジン

統合失調症や双極性障害に用いられる向精神薬である。血中動態は個人差が大きく、血中濃度測定が有用とされる。

薬毒物検査
精神神経用剤

4~6日

25515
3L315

レボメプロマジン

フェノチアジン系の薬剤である。過剰投与により中枢神経系の抑制や血圧低下、錐体外路症状などが起こる。

薬毒物検査
精神神経用剤

4~6日

03233
3L255

アミトリプチリン・ノルトリプチリン

アミノトリプチンは三環系抗うつ剤の一種であり、他の抗うつ剤での効果が低い場合にも投与される。活性代謝物のノルトリプチリンを同時測定する。

薬毒物検査
精神神経用剤

4~6日

03235
3L310

イミプラミン・デシプラミン

イミプラミンは三環系抗うつ剤の一種である。活性代謝物のデシプラミンを同時測定する。過剰投与により抗コリン作用が主症状として出現する。

薬毒物検査
精神神経用剤

4~6日

03201

三・四環系抗うつ薬スクリーニング

三・四環系抗うつ薬のスクリーニング検査である。薬物中毒が疑われる場合に原因特定に役立つ。

薬毒物検査
精神神経用剤

4~6日

「薬毒物検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。

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