検査項目解説 掲載内容は、2023 年 5 月 1 日時点の情報です。

免疫抑制剤

項目コード 検査項目 分類 実施料
判断科区分
所要日数

04479
3M805

シクロスポリン

代表的な免疫抑制剤であり、臓器移植や自己免疫疾患に用いられる。経口投与時の血中濃度には個人差が大きいため、濃度測定が行なわれる。

薬毒物検査
免疫抑制剤

管理料[470]

2~3日

05534
3M810

タクロリムス

FK506とも呼ばれる免疫抑制剤である。シクロスポリンと比べ選択的にT細胞の活性化を抑える。主に肝臓・腎臓・骨髄の移植時で拒絶反応の抑制に有効である。

薬毒物検査
免疫抑制剤

管理料[470]

2~3日

26229
3M814

シロリムス

肺リンパ脈管筋腫症(LAM)の治療薬である。CYP3A4を介して代謝されるため併用薬を留意の上、血中濃度測定が推奨される。

薬毒物検査
免疫抑制剤

管理料[470]

4~10日

25787
3M815

エベロリムス

心臓・腎臓などの臓器移植に用いられる免疫抑制剤である。抗がん剤として用いられる場合もある。

薬毒物検査
免疫抑制剤

管理料[470]

2~3日

25716
3M816

ミコフェノール酸

臓器移植後の拒絶反応を抑制する免疫抑制剤である。代謝速度に個人差が大きい上、血中濃度は腎不全で上昇し併用薬によっては低下するため血中濃度測定が行われる。

薬毒物検査
免疫抑制剤

管理料[470]

3~4日

26204
3M817

6-チオグアニンヌクレオチド
(6-TGN)

抗悪性腫瘍剤6-メルカプトプリンや免疫抑制剤アザチオプリンの代謝産物である。副作用回避を目的に血中濃度が測定される。

薬毒物検査
免疫抑制剤

6~8日

「薬毒物検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。

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