WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 健常者参考値(単位) 実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

27657

腫瘍壊死因子-α
(TNF-α)tumor necrosis factor-alpha

5J011-0000-022-052

血液
1

遠心

EDTA血漿
0.3

14

02

 

 

CLEIA

pg/mL

2.27~11.2

項目
コード
検査項目

27657

腫瘍壊死因子-α
(TNF-α)tumor necrosis factor-alpha

5J011-0000-022-052

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

EDTA血漿
0.3

14

02

 

 

CLEIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

pg/mL

2.27~11.2

備考

検体

  • 必ず血漿分離の上、ご提出ください。
  • 血清、細胞培養上清も検査可。

「研究検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]「研究検査」として掲げる各項目は研究用のため、定常的には検査を実施していません。詳細は、別冊の『研究検査ガイド』をご参照いただくか、または営業担当者にあらかじめお問い合わせください。

容器

容器番号14:内分泌学用容器

  • 採取量: 5.5mL
  • 添加剤: EDTA-2Na
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: レニン,
    サイクリックAMP,
    遺伝子検査

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

検査項目解説

臨床的意義

腫瘍壊死作用を持つサイトカインである。炎症性疾患で高値となる。

 腫瘍壊死因子(TNF)は、腫瘍壊死作用を有する活性化マクロファージ由来のサイトカインとして見出され、その後、悪液質誘発因子であるカケクチンと同一物質であることが明らかとなったタンパク質である。

 このTNFに構造的な相同性を示す活性化リンパ球由来の物質にリンフォトキシンがある。両者は標的細胞の同一のレセプターに結合し、生理活性の点でも共通性が高い。

 現在、一般に前者をTNF-α、後者をTNF-βと呼び、単にTNFという場合はTNF-αを意味する。その生理活性はきわめて多彩であり、IL-1やPGE2、コラゲナーゼなどの産生を介して発熱や種々の炎症反応を惹起することから、炎症反応の1つのメディエーターと考えられている。TNFの過剰産生は、膠原病および類縁疾患、川崎病、髄膜炎、マラリア、悪液質、AIDS、多臓器不全などの病態に密接に関与しているという。

【高値を示す疾患】

細菌感染症後天性免疫不全症候群腸管寄生虫症非感染性胃腸炎関節リウマチ川崎病全身性エリテマトーデス悪液質多臓器不全

関連疾患

A49.9.11:細菌感染症 A30-A49:細菌性疾患
B24.7:後天性免疫不全症候群 B20-B24:ヒト免疫不全ウイルス病(HIV)
B82.9.1:腸管寄生虫症 B65-B83:蠕虫症
K52.9.7:非感染性胃腸炎 K50-K52:非感染性腸炎・非感染性大腸炎
M06.9.2:関節リウマチ M05-M14:炎症性多発性関節疾患
M30.3.2:川崎病 M30-M36:全身性結合組織疾患
M32.9.3:全身性エリテマトーデス M30-M36:全身性結合組織疾患
R64.1:悪液質 R50-R69:全身症状・徴候
R68.8.10:多臓器不全 R50-R69:全身症状・徴候
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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