WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 5 月 1 日時点の情報です。

『多発性骨髄腫』に関連する検査項目

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00021

FAX

総蛋白
(TP)

3A010

栄養状態と肝・腎機能の指標となる検査である。肝硬変やネフローゼ症候群による低蛋白血症で低下する。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

ビューレット法

g/dL

6.7~8.3

包括11

D007 1

生Ⅰ

1~2日

00055

血清銅
(Cu)

3I025

ウィルソン病をはじめとする銅代謝異常の診断指標である。銅輸送タンパク質であるセルロプラスミンの同時測定により診断効率が向上する。

血液
2

遠心

血清
0.4

 

 

01

 

 

冷蔵

比色法

μg/dL

70~132

包括23

D007 5

生Ⅰ

1~2日

12224

尿中銅

3I025

ウィルソン病をはじめとする銅代謝異常の診断指標である。銅輸送タンパク質であるセルロプラスミンの同時測定により診断効率が向上する。

単独検体

 

蓄尿
5

または

 

 

部分尿
5

指定容器 

 

59

 

指定容器 

 

59

 

4週

冷蔵

 

 

4週

冷蔵

原子吸光法

1日量 13 μg/day 以下
濃度 18 μg/L 以下

包括23

D007 5

生Ⅰ

3~6日

01006

アンジオテンシンⅠ転換酵素
(ACE)

3B325

アンジオテンシンⅠをⅡに変換する酵素を測定する検査である。血圧との関連はないとされる。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

笠原法

IU/L

7.7~29.4

140

D007 38

生Ⅰ

1~2日

00206

寒冷凝集反応

5E105

冷式の赤血球抗体を検出する検査であるが、マイコプラズマ肺炎でも多クローン性のIgM増加を反映し上昇する。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

赤血球凝集反応

64 未満

11

D014 1

免疫

3~5日

00311

クリオグロブリン

5A160

冷却により可逆的な沈降性を示す異常タンパク質である。クリオグロブリン血症および膠原病などの免疫疾患で検出される。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

ゲル内拡散法

(-)

42

D015 5

免疫

4~5日

00251

免疫電気泳動
(抗ヒト全血清による定性)

5A135

M蛋白の有無とクラス判定を行うほか、蛋白分画では同定できない主要なタンパク質の増減を半定量的に分析する検査である。

血液
2

遠心

血清
0.5

 

 

01

 

 

冷蔵

免疫電気泳動法 (IEP法)

170

D015 17

免疫

4~7日

00252

免疫電気泳動
(免疫固定法によるM蛋白同定)

5A135

M蛋白の有無とクラス判定を行うほか、蛋白分画では同定できない主要なタンパク質の増減を半定量的に分析する検査である。

血液
1

遠心

血清
0.3

 

 

01

 

 

冷蔵

免疫固定電気泳動法 (IFE法)

検出せず

218

D015 24

免疫

3~5日

00312

尿中免疫電気泳動
(免疫固定法によるベンス・ジョーンズ蛋白(BJP)同定)

5A145

特異な熱凝固性を有する免疫グロブリンのL鎖を測定する検査である。定性試験より鋭敏かつκ、λのクラス判定が可能である。

酸性蓄尿不可

尿
5

 

25

 

冷蔵

免疫固定電気泳動法 (IFE法)

検出せず

201

D015 22

免疫

3~5日

30417

遊離L鎖κ/λ比
(FLC)

5A141

免疫グロブリンの構成成分軽鎖のうち血中に遊離したk、λ鎖を定量する検査である。

血液
2

遠心

血清
0.4

 

 

01

 

 

冷蔵

LA(ラテックス凝集比濁法)

κ鎖 3.3~19.4 mg/L
λ鎖 5.7~26.3 mg/L
κ/λ比 0.26~1.65

388

D015 29

免疫

2~3日

00235

IgG 〈血清〉

5A010

血中に最も多く存在する免疫グロブリンで4つのサブクラスに分類される。胎盤通過性を持つ唯一の免疫グロブリンであり、慢性炎症性疾患などで増加する。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

TIA

mg/dL

870~1,700

38

D015 4

免疫

1~2日

20112

IgGサブクラス分画

5A050

免疫グロブリンで最も量が多いIgGのサブクラス4種を個別に定量する検査である。易感染性の小児や、IgG4関連疾患患者での測定が有効である。

血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

2週

冷蔵

LA(ラテックス凝集比濁法)およびTIA

mg/dL

IgG1 351~962
IgG2 239~838
IgG3 8.5~140
IgG4 4.5~117

2~5日

07342

T細胞・B細胞百分率

5I020

T細胞・B細胞それぞれに特異的なモノクローナル抗体を用いて、各細胞の割合を測定する検査である。

EDTA加血液
3

13

常温

フローサイトメトリー法[T細胞]CD2[B細胞]CD20

198

D016 3

免疫

2~3日

04558

曜日指定

多発性骨髄腫解析
(MMA)《CD38ゲーティング法》

CD38を細胞表面抗原とし、フローサイトメトリーを用いてMMの解析を行う検査である。

ヘパリン加血液
5

または

 

骨髄液
1

10

 

指定容器 

22

常温

 

 

常温

フローサイトメトリー法

1940

D005 15

血液

2~3日

49051

曜日指定

多発性骨髄腫マルチカラー10

MMにおいて治療効果や予後予測を的確に評価するために有用なパネル検査である。

 

骨髄液
2

 

13

24時間

常温

フローサイトメトリー法

1940

D005 15

血液

2~4日

07617

T細胞系 CD38
(T10)

5I176

モノクローナル抗体で検索される、T細胞系の白血球表面マーカーである。

EDTA加血液
3

13

常温

フローサイトメトリー法

陽性細胞百分率
26~63 %
陽性細胞絶対数
373~1126 /μL

2~3日

45585

曜日指定

CCND1 [11q13転座解析]

8B418

MCLやCLLにみられるCCND1遺伝子の転座をFISH法により調べる検査である。

開栓厳禁

ヘパリン加血液
3

または

 

骨髄液
0.5

または

その他

 

10

 

指定容器 

22

 

 

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

冷蔵

FISH法

2553

D006-5 1

遺染

5~7日

07152

曜日指定

IGH::CCND1 [t(11;14)転座解析]
CCND1(BCL1)-IGH

8B414

非ホジキン悪性リンパ腫瘍であるMCLやMM、CLLについて、転座先の遺伝子を限定せずCCND1遺伝子の検出が可能な検査である。

開栓厳禁

ヘパリン加血液
3

または

 

骨髄液
0.5

または

その他

 

10

 

指定容器 

22

 

 

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

冷蔵

FISH法

2553

D006-5 1

遺染

5~7日

07280

曜日指定

IGH::MYC [t(8;14)転座解析]
MYC(c-myc)-IGH

8B384

Burkittリンパ腫などにみられるt(8;14)をFISH法により調べる検査である。

開栓厳禁

ヘパリン加血液
3

または

 

骨髄液
0.5

または

その他

 

10

 

指定容器 

22

 

 

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

冷蔵

FISH法

2553

D006-5 1

遺染

5~7日

01862

曜日指定

D13S319 [13q14欠失解析]

8B434

MMにみられる13q14欠失をFISH法により調べる検査である。

開栓厳禁

ヘパリン加血液
3

または

 

骨髄液
0.5

または

その他

 

10

 

指定容器 

22

 

 

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

冷蔵

FISH法

2553

D006-5 1

遺染

5~7日

05282

曜日指定

IGH::MAF [t(14;16)転座解析]
MAF-IGH

8B445

MMにみられるt(14;16)をFISH法により調べる検査である。

開栓厳禁

ヘパリン加血液
3

または

 

骨髄液
0.5

または

その他

 

10

 

指定容器 

22

 

 

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

冷蔵

FISH法

2553

D006-5 1

遺染

5~7日

05539

曜日指定

IGH::FGFR3 [t(4;14)転座解析]
FGFR3-IGH

8B344

MMでみられるt(4;14)をFISH法により調べる検査である。

開栓厳禁

ヘパリン加血液
3

または

 

骨髄液
0.5

または

その他

 

10

 

指定容器 

22

 

 

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

冷蔵

FISH法

2553

D006-5 1

遺染

5~7日

07994

曜日指定

TP53 [17p13.1欠失解析]

8B475

MDSやMMなどの造血器腫瘍にみられる17p13.1領域の欠失を調べる検査であり、治療方針の選択に重要である。

開栓厳禁

ヘパリン加血液
3

または

 

骨髄液
0.5

または

その他

 

10

 

指定容器 

22

 

 

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

冷蔵

FISH法

2553

D006-5 1

遺染

5~7日

45151

曜日指定

CKS1B [1q21増幅解析]

8B317

MMにみられるCKS1B遺伝子の増幅をFISH法により調べる検査である。

開栓厳禁

ヘパリン加血液
3

または

 

骨髄液
0.5

または

その他

 

10

 

指定容器 

22

 

 

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

冷蔵

FISH法

2553

D006-5 1

遺染

5~7日

00553

専用依頼書

骨髄像
(マルク)

2A170

骨髄穿刺液の組織形態学的所見から血球の産生動向を知り、各種血液疾患、悪性腫瘍の骨髄転移などを診断する検査である。

骨髄塗抹標本
3枚以上

20

常温

ライト・ギムザ染色

788

D005 14

血液

7~14日

05255

インターロイキン-6
(IL-6)

5J130

B細胞の分化誘導因子として発見された。さまざまな炎症性疾患や自己免疫疾患に関与しており高値となる。

血液
2

遠心

EDTA血漿
0.5

14

02

 

 

CLEIA

pg/mL

2.41 以下

27043

可溶性PD-L1
(sPD-L1)

PD-L1は腫瘍細胞に発現しており、PD-1にPD-L1が結合するとT細胞の活性および免疫機能が抑制される。本検査は可溶型を測定する検査である。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

01

 

02

 

 

3カ月

-20℃以下

EIA

pg/mL

60.8 以下

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