検査項目解説 掲載内容は、2023 年 5 月 1 日時点の情報です。

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項目コード 検査項目 分類 実施料
判断科区分
所要日数

00002
3J020

間接ビリルビン
(I-BIL)

グルクロン酸抱合を受ける前のビリルビンで黄疸鑑別の指標である。崩壊したヘモグロビンに由来し、溶血性貧血で上昇する。

生化学検査
生体色素

1~2日

27246
3G055

カルニチン

細胞のエネルギー代謝に重要な役割を担っている水溶性アミンの一種である。カルニチン欠乏症の診断および補充療法の導入に関して検査される。

生化学検査
ビタミン

95+95

生Ⅰ

2~3日

00048
3H015

カリウム
(K)

異常高値の場合には心室細動から心停止を起こす。血球内に多く含まれるため溶血による見かけ上の高値に注意が必要である。

生化学検査
電解質・微量金属

包括11

生Ⅰ

1~2日

00050
3H030

カルシウム
(Ca)

骨代謝だけではなく筋収縮、血液凝固にも必須な物質である。PTH、ビタミンD、カルシトニンなどが血中濃度を厳密にコントロールしている。

生化学検査
電解質・微量金属

包括11

生Ⅰ

1~2日

01627
3K120

カドミウム 〈血液〉
(Cd)

カドミウムの暴露・中毒を判定するための検査である。

生化学検査
電解質・微量金属

4~7日

01586
3L115

カルバマゼピン

てんかん、双極性障害、統合失調症の治療薬であり、血中半減期は個人差、薬剤間の銘柄差が大きく、併用薬剤によって代謝が遅延する。

薬毒物検査
抗てんかん剤

管理料[470]

2~3日

03655
3L215

ガバペンチン

GABA誘導体の一種であり、てんかんの部分発作に用いられる。腎不全患者で血中濃度測定が推奨される。

薬毒物検査
抗てんかん剤

管理料[470]

3~5日

00369
3L005

アセトアミノフェン

解熱・鎮痛剤の血中濃度測定である。中枢神経に働き、痛みを緩和し解熱作用も持つ。副作用は少ないとされるが高容量の長期投与には肝障害に注意する必要がある。

薬毒物検査
解熱・鎮痛剤

185

生Ⅰ

2~3日

05794
3L965

覚せい剤検査 〈尿〉

違法薬物である覚せい剤を検出する検査である。

薬毒物検査
規制薬・農薬

3~4日

26311
4C035

カルシトニン
(CT)

甲状腺から分泌されるペプチドで、血中カルシウム濃度を低下させる作用がある。甲状腺髄様癌において高値を示す。

内分泌学検査
副甲状腺

包括133

生Ⅱ

2~3日

00932
4E016

カテコールアミン3分画 〈血漿〉

昇圧作用を持つホルモンである。褐色細胞腫で高値を示す。ストレスの影響や日内変動が大きいため尿中濃度測定も有用である。

内分泌学検査
副腎髄質・交感神経・中枢神経

包括165

生Ⅱ

3~4日

05609
3B200

子宮頸管粘液中顆粒球エラスターゼ

切迫流産や前期破水の早期診断マーカーである。子宮頚管炎や腟炎でも上昇する。

内分泌学検査
胎盤

119

尿便

2~3日

04755
4Z315

肝細胞増殖因子
(HGF)

劇症肝炎患者の血中で増加し、非常に強い肝細胞増殖活性を持つタンパク質を測定する検査である。肝炎劇症化の予知と治療開始の指標として用いられる。

内分泌学検査
その他

227

生Ⅰ

2~8日

01803
5D010

癌胎児性抗原
(CEA)

消化管の悪性腫瘍を中心に、最も汎用性の広い腫瘍マーカーである。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

包括99

生Ⅱ

2~3日

07359
5D550

ガストリン放出ペプチド前駆体
(Pro GRP)

小細胞肺癌に特異性の高い血中の腫瘍マーカーである。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

包括175

生Ⅱ

2~3日

30233
5D600

メソテリン
(可溶型メソテリン関連蛋白)

胸膜の中皮内膜に発現する糖タンパクであり、アスベスト曝露などで発症する悪性中皮腫の血中マーカーである。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

包括220

生Ⅱ

3~9日

26718
5J095

可溶性インターロイキン-2レセプター
(sIL-2R)

免疫機構活性化の一指標である。造血器悪性腫瘍、ウイルス感染、リウマチなどにおいて上昇する。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

包括438

生Ⅱ

2~3日

27317

感染性ぶどう膜炎マルチスクリーニング[ウイルス核酸]

ぶどう膜炎の原因を調べる検査である。感染性か非感染性かの情報を得ることが可能である。

ウイルス学検査
ウイルス核酸

2~4日

00206
5E105

寒冷凝集反応

冷式の赤血球抗体を検出する検査であるが、マイコプラズマ肺炎でも多クローン性のIgM増加を反映し上昇する。

免疫血清学検査
感染症血清反応

11

免疫

3~5日

27317

感染性ぶどう膜炎マルチスクリーニング[感染症血清反応]

ぶどう膜炎の原因を調べる検査である。感染性か非感染性かの情報を得ることが可能である。

免疫血清学検査
感染症血清反応

2~4日

27776
5E142

カンジダマンナン抗原

深在性真菌感染症の代表的起炎菌であるカンジダの抗原を検出する検査である。

免疫血清学検査
感染症血清反応

134

免疫

3~5日

27104
5C235

便中カルプロテクチン

慢性的な炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病など)の診断補助および病態把握に有用な検査である。

免疫血清学検査
蛋白

270

尿便

3~6日

26733
5G166

抗ガラクトース欠損IgG抗体
(CA・RF)

関節リウマチにおいて血中に増加する抗体を測定する検査である。RFよりも活動性を鋭敏に反映し、高い陽性率を示すといわれている。

免疫血清学検査
自己免疫関連

114

免疫

3~5日

06803
5G555

抗LKM-1抗体
(抗肝腎マイクロゾーム-1抗体)

Ⅱ型自己免疫性肝炎患者に特異的に検出される自己抗体である。PBCやⅠ型自己免疫性肝炎との鑑別に用いられる。

免疫血清学検査
自己免疫関連

215

免疫

3~9日

12700
5G508

抗カルジオリピン抗体IgG

代表的な抗リン脂質抗体であり、リン脂質抗体症候群の診断に有用である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

226

免疫

3~6日

12635
5G510

抗カルジオリピン抗体IgM

代表的な抗リン脂質抗体であり、リン脂質抗体症候群の診断に有用である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

226

免疫

3~9日

00254
5H122

抗グロブリン試験 間接クームス試験

溶血の原因である不完全抗体を検出する検査である。血清中に遊離している不完全抗体の存在証明に用いられる。

免疫血清学検査
血液型検査

47

免疫

2~3日

13141
8C807

ミトコンドリア病 カーンズ・セイアー症候群 ミトコンドリアDNA欠失解析

カーンズ・セイヤー症候群の病因であるミトコンドリアDNAの欠失を調べる検査である。

遺伝子関連検査
ミトコンドリア遺伝子解析

8000

遺染

14~20日

45300
8C851

家族性アミロイドーシス(ATTRアミロイドーシス) TTR解析

FAPの病因であるTTR遺伝子変異を調べる検査である。

遺伝子関連検査
その他遺伝学的検査

3880

遺染

14~25日

00542
2A090

喀痰中好酸球

ライト染色により喀痰中の好酸球を調べる検査である。気管支喘息などのアレルギー疾患で陽性を示す。

血液学検査
血球計数

15

血液

2~3日

00556
2B020

活性化部分トロンボプラスチン時間
(APTT)

内因性凝固活性の指標である。PTとともに出血性素因の疑われる場合にスクリーニングに用いられる検査である。血友病で延長する。

血液学検査
出血凝固検査

29

血液

2~3日

00075
2B110

可溶性フィブリンモノマー
(SF)

血液凝固において早い段階から生成されるため、早期の凝固亢進の指標となる検査である。

血液学検査
出血凝固検査

93

血液

2~5日

04198
2B110

可溶性フィブリンモノマー複合体(SFMC)定量

血液学検査
出血凝固検査

包括221

血液

2~5日

04215
6C010

感受性検査 1菌種

喀痰、血液、尿などの検体から分離される細菌に対し、有効な抗菌薬を調べる検査である。

微生物学検査
一般細菌

180

微生

4~6日

ガードネレラ

微生物学検査
特殊目的菌検査

4~6日

04559

環境微生物検査(平板培地・スタンプ培地)

微生物学検査
その他

07422
5J201

顆粒球コロニー刺激因子
(G-CSF)

顆粒球産生促進作用があり、好中球機能を高める働きを持つ糖タンパクである。骨髄移植時の治療には薬剤として投与される。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

05070
5J015

可溶性腫瘍壊死因子レセプター-Ⅰ
(sTNFR-Ⅰ)

TNFの作用を阻害するタンパク質である。悪性腫瘍や白血病患者の血清中に多くみられTNF拮抗因子の把握に有用である。

研究検査
可溶性膜蛋白・接着分子

05071
5J016

可溶性腫瘍壊死因子レセプター-Ⅱ
(sTNFR-Ⅱ)

TNFの作用を阻害するタンパク質である。悪性腫瘍や白血病患者の血清中に多くみられTNF拮抗因子の把握に有用である。

研究検査
可溶性膜蛋白・接着分子

04114
5J454

可溶性ICAM-1
(sICAM-1)

免疫系細胞の相互作用を調節する接着分子の可溶型を測定する検査である。常時、血管内皮や線維芽細胞に発現しており、炎症性サイトカイン刺激で増強する。

研究検査
可溶性膜蛋白・接着分子

05064
5J506

可溶性VCAM-1
(sVCAM-1)

血管内皮細胞に発現する接着分子の可溶型を測定する検査である。炎症性サイトカインの刺激によりはじめて誘導される糖タンパクである。

研究検査
可溶性膜蛋白・接着分子

27043

可溶性PD-L1
(sPD-L1)

PD-L1は腫瘍細胞に発現しており、PD-1にPD-L1が結合するとT細胞の活性および免疫機能が抑制される。本検査は可溶型を測定する検査である。

研究検査
可溶性膜蛋白・接着分子

03804

下垂体糖蛋白ホルモン-αサブユニット
(α-PGH)

海外委託検査

20~30日

03830
5G540

抗顆粒球抗体

海外委託検査

20~30日

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