検査項目解説 掲載内容は、2023 年 5 月 1 日時点の情報です。
抗てんかん剤
項目コード | 検査項目 | 分類 | 実施料 判断科区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|
01584 |
フェノバルビタール催眠・鎮静、抗てんかん作用を持つバルビタール系薬剤であり、肝機能低下で血中半減期が大幅に延長する。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
2~3日 |
01587 |
プリミドン抗けいれん作用を有するてんかんの治療薬であり、血中半減期には個人差が大きいため、血中濃度測定が有用である。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
2~3日 |
01585 |
フェニトインヒダントイン系の代表的な抗てんかん剤であり、血中濃度測定で歯肉増殖などの副作用の予防が可能である。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
2~3日 |
01586 |
カルバマゼピンてんかん、双極性障害、統合失調症の治療薬であり、血中半減期は個人差、薬剤間の銘柄差が大きく、併用薬剤によって代謝が遅延する。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
2~3日 |
01588 |
バルプロ酸頻繁に用いられる抗てんかん剤の一種であり、他の薬剤との併用には注意が必要である。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
2~3日 |
04323 |
エトスクシミドスクシミド系の抗てんかん剤である。代謝速度には個人差が大きく、適正血中濃度を維持する必要がある。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
2~3日 |
01590 |
トリメタジオンスクシミド系の抗てんかん剤である。小発作などに用いられる。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
4~10日 |
01594 |
クロナゼパムベンゾジアゼピン系の抗てんかん剤である。副作用に呼吸抑制、筋緊張低下、情動不安などが知られている。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
3~4日 |
01591 |
ニトラゼパムベンゾジアゼピン系の催眠作用を持つ抗てんかん剤である。血中濃度測定により中毒を予防する。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
3~4日 |
03816 |
ジアゼパム代表的なマイナートランキライザーである。中毒の予防とともに服薬コンプライアンスの把握のために血中濃度測定が行われる。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
3~5日 |
03840 |
ゾニサミド主として肝臓で代謝されるベンゾイソキサゾール系抗てんかん剤である。肝障害時の投与量調節や服薬コンプライアンスを把握する目的で血中濃度測定が行われる。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
2~3日 |
03655 |
ガバペンチンGABA誘導体の一種であり、てんかんの部分発作に用いられる。腎不全患者で血中濃度測定が推奨される。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
3~5日 |
03918 |
クロバザム他剤で効果が十分に認められない場合に併用される抗てんかん剤である。一部の薬剤と相互作用を持つため注意が必要である。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
3~4日 |
25396 |
レベチラセタム部分発作に対する主要薬の一種である抗てんかん剤である。神経終末のシナプス小胞蛋白2A(SV2A)との結合で、発作抑制作用を発揮する。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
3~4日 |
25415 |
ラモトリギン小児にも投与可能な抗てんかん剤である。併用薬の影響を受け、腎不全で蓄積するため血中濃度測定が行われる。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
3~4日 |
25416 |
トピラマート部分発作に対する併用療法に用いられる抗てんかん剤である。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
3~4日 |
25722 |
スチリペントール難治性てんかんDravet症候群の発作に対し、クロバザム、バルプロ酸と併用される薬である。種々の薬剤と相互作用があるため血中濃度測定による管理が必要がある。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
3~5日 |
25904 |
ルフィナミドLennox-Gastaut症候群において他の抗てんかん剤と併用して使用される薬である。薬剤により相互作用が異なるため、血中濃度測定が有用である。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
3~5日 |
26652 |
ペランパネルAMPA受容体拮抗剤であり、既存の抗てんかん剤とは異なる作用機序を持つ。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
3~4日 |
26735 |
ラコサミド部分発作に有効な抗てんかん剤である。既存の抗てんかん剤とは異なる作用機序を持つ。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
3~4日 |
12391 |
ビガバトリン点頭てんかんに特化した抗てんかん剤である。重大な副作用を持つため血中濃度測定が行われる。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
3~5日 |
13197 |
フェンフルラミンDravet症候群患者に対して用いる抗てんかん剤である。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
3~5日 |
13441 |
ブリーバラセタムてんかん患者の部分発作に対して用いる。 |
薬毒物検査 抗てんかん剤 |
管理料[470] |
3~5日 |
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。