検査項目解説 掲載内容は、2023 年 5 月 1 日時点の情報です。

糖尿病

項目コード 検査項目 分類 実施料
判断科区分
所要日数

04107
3A015

尿中アルブミン

試験紙法で検出されない微量の尿中アルブミンを定量する。腎糸球体障害、特に糖尿病性腎症の早期発見に有用である。

生化学検査
蛋白

99

尿便

2~3日

04107
3A015

尿中アルブミン
〈クレアチニン補正〉

試験紙法で検出されない微量の尿中アルブミンを定量する。腎糸球体障害、特に糖尿病性腎症の早期発見に有用である。

生化学検査
蛋白

99

尿便

2~3日

00746
3B330

NAG

前立腺および腎臓に含まれる加水分解酵素であり、腎移植後の経過観察や上部尿路感染の指標となる検査である。

生化学検査
酵素

41

尿便

2~3日

01370
3D010

グルコース
(GLU)

血糖と呼ばれる糖尿病の基本的な検査である。食事の前後で変動が大きく注意が必要である。

生化学検査
糖・有機酸

包括11

生Ⅰ

1~2日

05121
3D055

グリコアルブミン
(GA)

過去1~2週間の血糖コントロール指標となる糖化タンパクである。共存物質や低蛋白血症の影響を受けにくい。

生化学検査
糖・有機酸

55

生Ⅰ

1~2日

03000
3D046

HbA1c(NGSP)<酵素法>

糖が非酵素的に結合したヘモグロビンである。糖尿病患者における過去1~3カ月の長期血糖コントロールの指標となる。

生化学検査
糖・有機酸

49

血液

1~3日

03610
3D085

1,5-アンヒドログルシトール
(1,5-AG)

尿糖排泄量が多いほど血中濃度が低下する糖尿病の指標である。血糖コントロールの良好さを鋭敏に反映する。

生化学検査
糖・有機酸

80

生Ⅰ

1~2日

01158
3E045

ケトン体分画 〈静脈血〉

脂肪酸の分解産物であり、静脈血中では糖尿病の重症化に伴うケトアシドーシスで高値を示す。

生化学検査
糖・有機酸

59

生Ⅰ

2~3日

グルコース負荷試験

ブドウ糖液を内服して、一定時間ごとに血糖値を測定する検査である。空腹時血糖とともに、糖尿病診断のための基本的な検査である。

生化学検査
その他

管理料[200]

1~2日

01220
4G010

インスリン
(IRI)

糖代謝ならびにアミノ酸、脂質代謝などに関与する膵臓由来のホルモンである。糖尿病の診断・病態把握、膵機能の診断に有用である。

内分泌学検査
膵・消化管

103

生Ⅱ

2~3日

13137
5G360

インスリン抗体[膵・消化管]

糖尿病のインスリン療法時の治療抵抗性を見るために行われる検査である。インスリンが異常値の場合も存在が疑われる。

内分泌学検査
膵・消化管

110

免疫

3~6日

26561
5G340

抗GAD抗体[膵・消化管]

膵ランゲルハンス島由来分子に対する自己抗体を測定する検査である。IDDMの診断に役立ち、NIDDMとの鑑別に有用な検査である。

内分泌学検査
膵・消化管

包括134

生Ⅱ

2~4日

27364
5G342

抗IA-2抗体[膵・消化管]

膵ランゲルハンス島関連自己抗体の一種である。若年発症型の1型糖尿病で高い陽性率を示す。

内分泌学検査
膵・消化管

包括213

生Ⅱ

3~9日

02995
4G020

C-ペプタイド 〈血清〉
(CPR)

インスリンを生成する過程で生じる副産物を測定する検査である。抗インスリン抗体によってインスリン測定が困難な場合に有用である。

内分泌学検査
膵・消化管

包括108

生Ⅱ

2~3日

01090
4G020

C-ペプタイド 〈尿〉
(CPR)

インスリンを生成する過程で生じる副産物を測定する検査である。抗インスリン抗体によってインスリン測定が困難な場合に有用である。

内分泌学検査
膵・消化管

包括108

生Ⅱ

2~3日

01838
5C065

β2マイクログロブリン 〈血清〉

糸球体濾過または尿細管再吸収機能の低下により、血中や尿中で増加する低分子タンパク質である。

免疫血清学検査
蛋白

101

免疫

1~2日

01839
5C065

β2マイクログロブリン 〈尿〉

糸球体濾過または尿細管再吸収機能の低下により、血中や尿中で増加する低分子タンパク質である。

免疫血清学検査
蛋白

101

免疫

2~3日

04821
5C060

尿中トランスフェリン

アルブミンより荷電量が少ないため、より軽度の糸球体障害でも尿中に出現する。特に早期の糖尿病性腎症の検出に有用である。

免疫血清学検査
蛋白

101

尿便

2~3日

00942
5C134

尿中Ⅳ型コラーゲン

腎糸球体基底膜に分布している細胞外マトリックスの構成成分である。糖尿病性腎症で糸球体障害に伴い早期から尿中に出現する。

免疫血清学検査
蛋白

184

尿便

3~9日

00605
1A020

尿中一般物質定性半定量検査 糖定性

糖尿病をはじめとする高血糖を起こす病態や、腎機能障害により尿中に増加するグルコースを測定する検査である。

一般臨床検査
尿検査

1~2日

00653
1A060

尿中一般物質定性半定量検査 尿中ケトン体

糖尿病患者の高血糖状態で生じるケトアシドーシスで陽性を示す。また飢餓状態時にも陽性になる。

一般臨床検査
尿検査

1~2日

00637
1A035

尿中一般物質定性半定量検査 pH

健常者では中性~弱酸性を示す。代謝性・呼吸性アシドーシスで酸性、アルカローシスや細菌の繁殖でアルカリ性となる。

一般臨床検査
尿検査

1~2日

00602
1A015

蛋白定量[尿検査]

尿中のタンパク質量を測定し、腎疾患の早期発見や治療効果を調べる検査である。

一般臨床検査
尿検査

7

尿便

1~2日

00606
1A025

糖定量[尿検査]

糖尿病をはじめとする高血糖を起こす病態や、腎機能障害により尿中に増加するグルコースを測定する検査である。

一般臨床検査
尿検査

9

尿便

1~2日

00612
1A105

沈渣[尿検査]

尿中の細胞や結晶成分を分析して泌尿器系疾患を調べる基本的な検査であり、病態解析に役立つ。

一般臨床検査
尿検査

1~2日

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