検査項目解説 掲載内容は、2023 年 5 月 1 日時点の情報です。

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項目コード 検査項目 分類 実施料
判断科区分
所要日数

05257
3B503

MMP-3
(マトリックスメタロプロテイナーゼ-3)

関節リウマチで早期から上昇する関節破壊マーカーである。痛風や変形性関節症では上昇をみない。

生化学検査
酵素

116

免疫

1~2日

00052
3H025

マグネシウム
(Mg)

種々の酵素の補助因子として作用し、生体代謝調節に重要な役割を担う必須微量金属である。

生化学検査
電解質・微量金属

包括11

生Ⅰ

1~2日

07408
3K125

マンガン 〈血液〉
(Mn)

マンガン鉱山や精錬工場労働者におけるマンガンへの暴露指標となる検査である。

生化学検査
電解質・微量金属

包括27

生Ⅰ

5~10日

04017
3K030

メチル馬尿酸
(MHA)

厚生労働省有機溶剤中毒予防規則で指定された、キシレン(メチル馬尿酸)の作業従事者向けの検査である。

生化学検査
産業衛生関連検査

4~5日

25875
3K041

マンデル酸
(EB)

エチルベンゼンの代謝物として測定し暴露状態を把握するための検査である。

生化学検査
産業衛生関連検査

4~5日

27837
3K043

尿中メチルイソブチルケトン
(MIBK)

メチルイソブチルケトンの暴露状態を把握するための検査である。

生化学検査
産業衛生関連検査

5~11日

27837
3K043

尿中メチルイソブチルケトン
(MIBK)[対象物質]メチルイソブチルケトン

メチルイソブチルケトンの暴露状態を把握するための検査である。

生化学検査
産業衛生関連補項目

5~11日

26362
5C141

M2BPGi
(Mac-2結合蛋白糖鎖修飾異性体)

慢性肝炎から肝硬変への進行度を把握できるマーカーである。肝線維化に伴う糖鎖構造部分の変化を特異的に検出する検査である。

免疫血清学検査
蛋白

194

生Ⅰ

2~3日

26595
5G122

抗MDA5抗体
(抗CADM-140抗体)

筋症状のみられないDMの診断に有用な検査である。陽性の場合、難治性の急速進行性間質性肺炎を併発することが多い。

免疫血清学検査
自己免疫関連

包括270

免疫

2~5日

26892
5G123

抗Mi-2抗体

DMの補助診断に用いられる検査である。本抗体陽性のDM患者は、ゴットロン徴候やヘリオトロープ疹などの典型的な皮膚症状が認められ、治療反応性はよい。

免疫血清学検査
自己免疫関連

包括270

免疫

2~5日

26908
5G552

抗好中球細胞質ミエロペルオキシダーゼ抗体
(MPO-ANCA,P-ANCA)

急速進行性腎炎、巣状壊死性腎炎、半月体形成性腎炎など予後不良な血管炎の診断、経過観察に用いられる自己抗体である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

258

免疫

2~3日

26100
5G386

抗筋特異的チロシンキナーゼ抗体
(抗MuSK抗体)

神経筋接合部の筋肉側に存在する膜貫通タンパク質に対する自己抗体である。抗アセチルコリン受容体抗体が陰性の重症筋無力症の診断に有用である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

1000

免疫

3~9日

04558

多発性骨髄腫解析
(MMA)《CD38ゲーティング法》

CD38を細胞表面抗原とし、フローサイトメトリーを用いてMMの解析を行う検査である。

細胞性免疫検査
細胞形態検査

1940

血液

2~3日

45425
8C125

Major BCR::ABL1 IS

CMLで主にみられるBCR::ABL1融合遺伝子のmRNAを定量する検査である。

遺伝子関連検査
白血病関連遺伝子

2520

遺染

3~6日

12951
8C125

Major BCR::ABL1(ALL)

ALLにおけるチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)の有効性を判定する検査である。BCR::ABL1融合遺伝子を確認することは治療方針を決定する上で重要である。

遺伝子関連検査
白血病関連遺伝子

2520

遺染

3~6日

12544
8C127

minor BCR::ABL1 《ABL1比》

ALLの早期診断に有用な検査である。minor BCR::ABL1 mRNAと ABL1 mRNAの比を報告する。

遺伝子関連検査
白血病関連遺伝子

2520

遺染

4~7日

45870
8C446

KMT2A::MLLT11 mRNA定量解析
KMT2A(MLL)-MLLT11(AF1q)

AMLやMDSなどで認められる変異であるKMT2A::MLLT11融合遺伝子を調べる検査である。治療経過観察などに有用とされる。

遺伝子関連検査
白血病関連遺伝子

2100

遺染

4~7日

45874
8C443

KMT2A::AFF1 mRNA定量解析
KMT2A(MLL)-AFF1(AF4)

乳児のALLで認められる変異であるKMT2A::AFF1融合遺伝子を調べる検査である。

遺伝子関連検査
白血病関連遺伝子

2100

遺染

4~7日

45878
8C444

KMT2A::AFDN mRNA定量解析
KMT2A(MLL)-AFDN(AF6)

AMLなどで認められる変異であるKMT2A::AFDN融合遺伝子を調べる検査である。

遺伝子関連検査
白血病関連遺伝子

2100

遺染

4~7日

45882
8C445

KMT2A::MLLT3 mRNA定量解析
KMT2A(MLL)-MLLT3(AF9)

AMLや小児ALLなどで認められる変異であるKMT2A::MLLT3融合遺伝子を調べる検査である。

遺伝子関連検査
白血病関連遺伝子

2100

遺染

4~7日

45886
8C447

KMT2A::MLLT1 mRNA定量解析
KMT2A(MLL)-MLLT1(ENL)

AMLや小児ALLなどで認められる変異であるKMT2A::MLLT1融合遺伝子を調べる検査である。

遺伝子関連検査
白血病関連遺伝子

2100

遺染

4~7日

45894
8C125

Major BCR::ABL1 mRNA定量解析

AMLやALL、CMLに認められる変異であるBCR::ABL1融合遺伝子を調べる検査である。

遺伝子関連検査
白血病関連遺伝子

2100

遺染

4~7日

45898
8C127

minor BCR::ABL1 mRNA定量解析

遺伝子関連検査
白血病関連遺伝子

2100

遺染

4~7日

45902
8C128

micro BCR::ABL1 mRNA定量解析

遺伝子関連検査
白血病関連遺伝子

2100

遺染

4~7日

45638
8C492

MPL p.W515L/K変異解析

ETおよびPMFに関連するMPL遺伝子のp.W515Lおよびp.W515Kの有無を判定する検査である。

遺伝子関連検査
その他造血器腫瘍

2100

遺染

4~10日


8C986

マイクロサテライト不安定性検査(MSI)
(免疫チェックポイント阻害剤)

固形癌や結腸・直腸癌患者に対して、免疫チェックポイント阻害剤の適応を判定するための補助検査である。

遺伝子関連検査
癌関連遺伝子

包括2500

遺染

5~7日

02080
8C873

脊髄小脳変性症 SCA3 ATXN3解析
(MJD)

SCA3の病因であるATXN3遺伝子の伸長(トリプレットリピート)を調べる検査である。

遺伝子関連検査
トリプレット・リピート病遺伝子解析

8000

遺染

11~17日

05798
8C517

多発性内分泌腫症1型 MEN1解析
MEN1型

MENの病因であるMEN1遺伝子のExon2,3,4,5,6,7,8,9,10の遺伝子バリアントを調べる検査である。

遺伝子関連検査
家族性腫瘍遺伝子解析

5000

遺染

11~17日

45589
8C061

甲状腺髄様癌 MEN2A型 RET解析

MENの病因であるRET遺伝子のExon10,11,13,14,15の遺伝子バリアントを調べる検査である。

遺伝子関連検査
家族性腫瘍遺伝子解析

5000

遺染

11~17日

45590
8C061

甲状腺髄様癌 MEN2B型 RET解析

MENの病因であるRET遺伝子のExon15,16の遺伝子バリアントを調べる検査である。

遺伝子関連検査
家族性腫瘍遺伝子解析

5000

遺染

11~17日

07213
8C986

マイクロサテライト不安定性検査(MSI)
(リンチ症候群)

5種類のマイクロサテライトマーカーについて解析し判定する検査であり、MSIの検出は、リンチ症候群の診断補助として有用である。

遺伝子関連検査
家族性腫瘍遺伝子解析

包括2100

遺染

7~13日

06874
8C804

ミトコンドリア病 MELAS m.3243変異解析

MELASの病因であるmtDNAの3243塩基点突然変異を検出する検査である。

遺伝子関連検査
ミトコンドリア遺伝子解析

8000

遺染

10~14日

06875
8C806

ミトコンドリア病 MERRF m.8344変異解析

MERRFの病因であるmtDNAの8344塩基点突然変異を検出する検査である。

遺伝子関連検査
ミトコンドリア遺伝子解析

8000

遺染

10~14日

06876
8C803

ミトコンドリア病 LHON m.11778変異解析

LHONの病因であるmtDNAの11778塩基点突然変異を検出する検査である。

遺伝子関連検査
ミトコンドリア遺伝子解析

8000

遺染

10~14日

02468
8C808

ミトコンドリア病 アミノグリコシド誘発性難聴 m.1555変異解析

アミノグリコシド誘発性難聴を引き起こす原因遺伝子であるmtDNAの1555塩基点突然変異を検出する検査である。

遺伝子関連検査
ミトコンドリア遺伝子解析

8000

遺染

10~14日

05114
8B473

17染色体
Miller-Dieker症候群(17p13.3欠失解析)

Miller-Dieker症候群に認められる17番染色体の微細欠失をFISH法で調べる検査である。

染色体検査
先天異常染色体検査

2553

遺染

8~10日

05044
8B200

マルチカラーFISH
(mFISH:先天異常)

G分染法にて識別の困難な類似バンド同士の転座や複雑な構造異常の解析、由来不明のマーカー染色体の同定などを目的とする検査である。

染色体検査
先天異常染色体検査

2553

遺染

21~28日

03827
8B413

KMT2A [11q23転座解析]
KMT2A(MLL)

ALLやAMLに認められる11q23転座を、FISH法により調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

07280
8B384

IGH::MYC [t(8;14)転座解析]
MYC(c-myc)-IGH

Burkittリンパ腫などにみられるt(8;14)をFISH法により調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

07147
8B383

MYC [8q24転座解析]
MYC(c-myc)

バーキットリンパ腫などにみられるMYC遺伝子の転座を、FISH法により調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

01746
8B483

MALT1 [18q21転座解析]

MALTリンパ腫にみられるMALT1遺伝子をFISH法により調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

05282
8B445

IGH::MAF [t(14;16)転座解析]
MAF-IGH

MMにみられるt(14;16)をFISH法により調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

01770
8B324

MYCN [2p24.3増幅解析]
MYCN(N-myc)

神経芽腫にみられるMYCN遺伝子の増幅をFISH法により調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

05044
8B220

マルチカラーFISH
(mFISH:血液疾患)

G分染法にて識別の困難な類似バンド同士の転座や複雑な構造異常の解析、由来不明のマーカー染色体の同定などを目的とする検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

21~28日

00505
2A060

平均赤血球容積
(MCV)

貧血、多血症の診断に用いられる基本的な検査である。

血液学検査
血球計数

1~2日

00506
2A070

平均赤血球血色素量
(MCH)

貧血、多血症の診断に用いられる基本的な検査である。

血液学検査
血球計数

1~2日

00507
2A080

平均赤血球血色素濃度
(MCHC)

貧血、多血症の診断に用いられる基本的な検査である。

血液学検査
血球計数

1~2日

05158
6B621

MAC同定-DNA
《TaqManPCR法》

非結核性抗酸菌症の代表である一連の菌群であるMACの遺伝子を調べる検査である。結核との早期鑑別に有用である。

微生物学検査
抗酸菌検査

421

微生

2~3日

13123

Mycobacterium abscessus complex(MABC)核酸同定

MABCの亜種を同定し、erm(41)に関する2種類の遺伝子型(全長保持、T28C)の有無を検出する。

微生物学検査
抗酸菌検査

6~8日

35026
6B050

MRSAスクリーニング 〈スワブ〉

MRSAの存在を調べるスクリーニング検査である。

微生物学検査
MRSA検査

4~6日

50108
5D615

ミスマッチ修復タンパク
《IHC法》

腫瘍細胞中の4種類のミスマッチ修復機能の異常を判断する。ミスマッチ修復機能欠損固形癌では、免疫チェックポイント阻害薬の効果が期待できる。

病理学検査
病理組織検査

2700

病理

6~8日

05449
5J230

MCP-1

単球の活性化因子として発見されたタンパク質である。単球以外へもさまざまな作用をもち、炎症の際、リンパ球の組織浸潤を促す。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

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