検査項目解説 掲載内容は、2023 年 5 月 1 日時点の情報です。

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項目コード 検査項目 分類 実施料
判断科区分
所要日数

00002
3J020

間接ビリルビン
(I-BIL)

グルクロン酸抱合を受ける前のビリルビンで黄疸鑑別の指標である。崩壊したヘモグロビンに由来し、溶血性貧血で上昇する。

生化学検査
生体色素

1~2日

00037
8A010

ICG

肝機能や肝予備能を知るための色素負荷試験であり、肝機能が低下するほどR15(15分血中停滞率)は高値になる。

生化学検査
その他

管理料[100]

2~3日

27839
3K121

インジウム
(In)

血中のインジウムを測定する検査である。取り扱い従事者は特殊健康診断の一次健診で測定が義務付けられている。

生化学検査
産業衛生関連検査

5~11日

27558
4A015

ソマトメジン-C
(IGF-Ⅰ)

GHの働きにより肝臓で産生される物質である。測定意義はGHとほぼ同様であるが、血中濃度が生理的変動に左右されにくく安定している。

内分泌学検査
下垂体

包括212

生Ⅱ

2~3日

12205
5C123

Ⅰ型コラーゲン架橋N-テロペプチド
(NTX)[骨粗鬆症]

骨基質の分解産物を測定する検査である。骨粗鬆症、原発性副甲状腺機能亢進症、悪性腫瘍の骨転移など、骨吸収が亢進する疾患の経過観察に有用な検査である。

内分泌学検査
副甲状腺

包括156

生Ⅱ

3~4日

01220
4G010

インスリン
(IRI)

糖代謝ならびにアミノ酸、脂質代謝などに関与する膵臓由来のホルモンである。糖尿病の診断・病態把握、膵機能の診断に有用である。

内分泌学検査
膵・消化管

103

生Ⅱ

2~3日

27364
5G342

抗IA-2抗体[膵・消化管]

膵ランゲルハンス島関連自己抗体の一種である。若年発症型の1型糖尿病で高い陽性率を示す。

内分泌学検査
膵・消化管

包括213

生Ⅱ

3~9日

27660
4G030

膵グルカゴン
(IRG)

膵臓から分泌され、インスリンと拮抗して血糖値を上げるホルモンである。グルカゴノーマの診断や糖尿病の病態把握に用いられる。

内分泌学検査
膵・消化管

包括150

生Ⅱ

3~9日

12201
5C123

Ⅰ型コラーゲン架橋N-テロペプチド
(NTX)

骨基質の分解産物を測定する検査である。骨粗鬆症、原発性副甲状腺機能亢進症、悪性腫瘍の骨転移など、骨吸収が亢進する疾患の経過観察に有用な検査である。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

包括156

生Ⅱ

3~4日

09782
5F350

IgG-HA抗体

A型肝炎ウイルス感染の既往と病態把握のための検査である。初感染の診断にはIgM-HA抗体が有用である。

ウイルス学検査
肝炎ウイルス関連検査

包括146

免疫

2~3日

09785
5F350

IgM-HA抗体

A型肝炎ウイルス感染の既往と病態把握のための検査である。初感染の診断にはIgM-HA抗体が有用である。

ウイルス学検査
肝炎ウイルス関連検査

包括146

免疫

2~3日

02238
5F018

IgM-HBc抗体

HBVのコア蛋白に対する抗体である。感染早期より出現し長期間陽性を示しキャリアは特に高値となる。IgM-HBc抗体は感染初期のみ出現する。

ウイルス学検査
肝炎ウイルス関連検査

包括146

免疫

2~3日

25576
5F370

IgA-HEV抗体

主として獣肉の摂取で経口感染する肝炎ウイルスである。不顕性が多いが、妊婦が感染すると重症化することがある。

ウイルス学検査
肝炎ウイルス関連検査

包括210

免疫

3~9日

12290
5J053

インターフェロン-λ3
(IFN-λ3)

Ⅲ型IFNのひとつで、抗ウイルス活性と免疫応答の調整を行っている。COVID-19において重症化リスクを判断する有用な検査である。

免疫血清学検査
蛋白

340

免疫

2~3日

12271
5J130

インターロイキン-6
(IL-6)《ECLIA》

炎症早期に産生されるサイトカインで、臓器障害の発生を予測することが可能である。SIRSの重症度判定に有用な検査である。COVID-19の重症度マーカーとしても注目を浴びている。

免疫血清学検査
蛋白

170

免疫

2~3日

00251
5A135

免疫電気泳動
(抗ヒト全血清による定性)

M蛋白の有無とクラス判定を行うほか、蛋白分画では同定できない主要なタンパク質の増減を半定量的に分析する検査である。

免疫血清学検査
免疫グロブリン

170

免疫

4~7日

20061
5A120

IgG インデックス

血清と髄液中のIgGとアルブミン濃度から、多発性硬化症の鑑別診断を行う検査である。

免疫血清学検査
免疫グロブリン

402

尿便

2~3日

00235
5A010

IgG 〈血清〉

血中に最も多く存在する免疫グロブリンで4つのサブクラスに分類される。胎盤通過性を持つ唯一の免疫グロブリンであり、慢性炎症性疾患などで増加する。

免疫血清学検査
免疫グロブリン

38

免疫

1~2日

20112
5A050

IgGサブクラス分画

免疫グロブリンで最も量が多いIgGのサブクラス4種を個別に定量する検査である。易感染性の小児や、IgG4関連疾患患者での測定が有効である。

免疫血清学検査
免疫グロブリン

2~5日

20121
5A056

IgGサブクラスIgG2

IgGの中でおよそ3割を占めるグロブリンである。IgG2欠損症は小児に多く易感染性により中耳炎や下気道感染を繰り返す。

免疫血清学検査
免疫グロブリン

239

免疫

2~5日

20133
5A058

IgGサブクラスIgG4

自己免疫性膵炎で著増が認められるIgGのサブクラスを測定する検査である。IgG4関連疾患として他疾患との関連も示唆されている。

免疫血清学検査
免疫グロブリン

377

免疫

2~3日

00234
5A015

IgA

IgGに次ぎ高濃度で血中に存在する免疫グロブリンである。2つのサブクラスに分類され、二量体の分泌型IgAは局所免疫を担う。

免疫血清学検査
免疫グロブリン

38

免疫

1~2日

00236
5A020

IgM

免疫グロブリンの中で最大の分子量を持ち、感染症で最も早期に増加する抗体である。

免疫血清学検査
免疫グロブリン

38

免疫

1~2日

01813
5A090

IgE(非特異的)

Ⅰ型アレルギーに関与する免疫グロブリンである。アレルギー体質の診断、経過観察の目的でIgEの総量が測定される。

免疫血清学検査
アレルギー検査

100

免疫

2~3日

5A100

IgE(特異的)

特定の抗原を認識するIgEを対象とした検査で、Ⅰ型アレルギー患者のアレルゲン特定に用いられる。

免疫血清学検査
アレルギー検査

各110

免疫

2~3日

01970
5A100

IgEファディアトープ
(特異的吸入性アレルゲン)

吸入抗原12種類への感作を一括スクリーニングする検査である。アレルゲンの特定はできない。

免疫血清学検査
アレルギー検査

194

免疫

2~3日

30010
5A100

IgE-CAP16 食物アレルギー
(特異的アレルゲン16種)

特定の抗原を認識するIgEを対象とした検査で、Ⅰ型アレルギー患者のアレルゲン特定に用いられる。

免疫血清学検査
アレルギー検査

1430

免疫

2~3日

04463
5G161

IgG型リウマチ因子

IgGクラスのRFを検出する検査である。関節リウマチで病態の把握や治療効果の判定に有用である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

198

免疫

3~5日

27364
5G342

抗IA-2抗体[自己免疫関連]

膵ランゲルハンス島関連自己抗体の一種である。若年発症型の1型糖尿病で高い陽性率を示す。

免疫血清学検査
自己免疫関連

包括213

生Ⅱ

3~9日

08641
5I040

IgG-FcR+T細胞百分率

免疫グロブリンのFc部分に対するレセプターを有したT細胞の割合を調べる検査である。本細胞は抗原非特異的に抗体産生を抑制する。

細胞性免疫検査
細胞形態検査

198

免疫

2~3日

09930
8C701

IGH (免疫グロブリンH鎖) 再構成 《PCR法》

悪性リンパ腫やリンパ性白血病において腫瘍細胞のクロナリティを調べる検査で病型の鑑別に有用である。

遺伝子関連検査
免疫関連遺伝子再構成

2373

遺染

8~11日

09931
8C731

IGK (免疫グロブリンL鎖κ) 再構成 《PCR法》

悪性リンパ腫やリンパ性白血病において腫瘍細胞のクロナリティを調べる検査で病型の鑑別に有用である。

遺伝子関連検査
免疫関連遺伝子再構成

2373

遺染

8~11日

09932
8C733

IGL (免疫グロブリンL鎖λ) 再構成 《PCR法》

悪性リンパ腫やリンパ性白血病において腫瘍細胞のクロナリティを調べる検査で病型の鑑別に有用である。

遺伝子関連検査
免疫関連遺伝子再構成

2373

遺染

8~11日

06708
8C453

IGH::BCL2再構成

FLで80~90 %を占める変異であるIGH::BCL2融合遺伝子を調べる検査である。

遺伝子関連検査
その他造血器腫瘍

2100

遺染

8~14日

01487
8B463

CBFB
[inv(16)逆位、t(16;16)転座解析]

CBFB::MYH11融合遺伝子は、inv(16)、t(16;16)によって形成される遺伝子であり、AMLで3~8 %を占める変異である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

45586
8B336

GATA2::MECOM
[inv(3)逆位、t(3;3)転座解析] RPN1-MECOM

inv(3)またはt(3;3)はAMLやMDSで認められ、治療方針の決定や予後の予測に有用である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

05579
8B353

IRF1 [5q31欠失解析]

がん抑制遺伝子のひとつである。MDSやAMLでは高頻度で異常が認められ、その座位である5番染色体の長腕欠失(5q-)を調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

07157
8B444

IGH [14q32転座解析]

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

07152
8B414

IGH::CCND1 [t(11;14)転座解析]
CCND1(BCL1)-IGH

非ホジキン悪性リンパ腫瘍であるMCLやMM、CLLについて、転座先の遺伝子を限定せずCCND1遺伝子の検出が可能な検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

06879
8B443

IGH::BCL2 [t(14;18)転座解析]
BCL2-IGH

FLで80~90 %を占める変異であるIGH::BCL2融合遺伝子を調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

07280
8B384

IGH::MYC [t(8;14)転座解析]
MYC(c-myc)-IGH

Burkittリンパ腫などにみられるt(8;14)をFISH法により調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

05282
8B445

IGH::MAF [t(14;16)転座解析]
MAF-IGH

MMにみられるt(14;16)をFISH法により調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

05539
8B344

IGH::FGFR3 [t(4;14)転座解析]
FGFR3-IGH

MMでみられるt(4;14)をFISH法により調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

13160
6B627

結核菌群リファンピシン(RFP)/イソニアジド(INH)耐性遺伝子同時検出

結核の治療薬であるリファンピシンおよびイソニアジドの薬剤耐性を検出する検査である。

微生物学検査
抗酸菌検査

963

微生

2~3日

07179
5A125

唾液中sIgA

唾液中のコルチゾールは慢性ストレスの指標として有用との報告があり、唾液中sIgAは急性ストレスの指標として有用との報告がある。

研究検査
ホルモン・神経伝達物質

02216
5J050

インターフェロン-γ
(IFN-γ)

抗ウイルス活性を持つタンパク質である。炎症における生体反応の指標となる。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

3~17日

05252
5J062

インターロイキン-1β
(IL-1β)

主に単球・マクロファージ系の細胞から産生されるサイトカインである。多くの免疫担当細胞に多彩な生理活性を及ぼす。炎症性疾患で高値となる。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

02502
5J070

インターロイキン-2
(IL-2)

抗原刺激によりT細胞から分泌されるサイトカインである。さまざまな自己免疫疾患や骨髄増殖性疾患で上昇する。血中濃度が高くなる病態は少ない。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

05255
5J130

インターロイキン-6
(IL-6)

B細胞の分化誘導因子として発見された。さまざまな炎症性疾患や自己免疫疾患に関与しており高値となる。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

04165
5J140

インターロイキン-8
(IL-8)

炎症性サイトカインなどの刺激により産生される白血球遊走因子である。非感染性の炎症性疾患とも関連する。血中で高値となる病態は非常に少ない。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

27109
5J150

インターロイキン-10
(IL-10)

Th2細胞で産生される抗炎症性のサイトカインである。Th1細胞のサイトカイン産生を抑制する働きを持つ。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

02751
5J160

インターロイキン-12
(IL-12)

マクロファージや多核白血球、樹状細胞などで産生され、NK細胞活性を増強させるサイトカインである。血中で高値となることはまれである。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

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