WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
五十音順 > た
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01340 |
第Ⅱ因子活性(F2)coagulation factor 22B350 プロトロンビンとも呼ばれるトロンビンの前駆物質の活性を測定する検査である。先天性異常による欠乏症のほか、ビタミンKの不足時に低値となる。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
PT法 | % 74~146 |
包括223 D006 29 血液 |
2~5日 |
01656 |
第Ⅴ因子活性(F5)coagulation factor 52B370 内因系および外因系凝固反応に関わる凝固因子であり、プロトロンビンをCaイオンの存在下で活性化するタンパク質である。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
PT法 | % 70~152 |
包括223 D006 29 血液 |
2~5日 |
01676 |
第Ⅶ因子活性(F7)coagulation factor 72B380 外因系の凝固過程において組織トロンボプラスチンおよび第Ⅹ因子を活性化する糖タンパクである。ビタミンK依存性のため、ビタミンK欠乏症で低値になる。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
PT法 | % 63~143 |
包括223 D006 29 血液 |
2~5日 |
01924 |
第Ⅷ因子インヒビター(F8INH)coagulation factor 8 inhibitor2B460 血液凝固因子である第Ⅷ因子もしくは第Ⅸ因子に対する抗体である。凝固因子製剤投与中の血友病患者で失活因子となる。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
Bethesda法 | BU/mL 検出せず |
包括144 D006 19 血液 |
2~5日 |
00597 |
第Ⅷ因子活性(F8)coagulation factor 82B390 vWFと結合して存在する内因系凝固タンパク質である。先天的欠乏で血友病Aを来す。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
APTT法 | % 62~145 |
包括223 D006 29 血液 |
2~5日 |
01925 |
第Ⅸ因子インヒビター(F9INH)coagulation factor 9 inhibitor2B470 血液凝固因子である第Ⅷ因子もしくは第Ⅸ因子に対する抗体である。凝固因子製剤投与中の血友病患者で失活因子となる。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
Bethesda法 | BU/mL 検出せず |
包括144 D006 19 血液 |
2~5日 |
00598 |
第Ⅸ因子活性(F9)coagulation factor 92B400 内因系の凝固機序に関与するビタミンK依存性の凝固因子である。代表的な欠乏症として血友病Bが知られている。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
APTT法 | % 74~149 |
包括223 D006 29 血液 |
2~5日 |
01677 |
第Ⅹ因子活性(F10)coagulation factor 102B410 内因系・外因系両方の凝固反応に関わるビタミンK依存性の凝固因子である。出血傾向および血栓傾向を知るための指標である。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
PT法 | % 71~128 |
包括223 D006 29 血液 |
2~5日 |
01678 |
第ⅩⅠ因子活性(F11)coagulation factor 112B420 内因性凝固の初期段階に関与する凝固因子の活性を測定する検査である。欠乏症で低値となり、DICや肝硬変などで出血傾向の指標となる。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
APTT法 | % 73~136 |
包括223 D006 29 血液 |
2~5日 |
01679 |
第ⅩⅡ因子活性(F12)coagulation factor 122B430 凝固系機序の最も初期の段階に関連する凝固因子である。PT正常、APTT異常で出血傾向がない場合に第ⅩⅡ因子欠乏を疑う。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
APTT法 | % 46~156 |
包括223 D006 29 血液 |
2~5日 |
01680 |
第ⅩⅢ因子定量(F13)coagulation factor 132B440 凝固系機序の最終段階で働く因子である。フィブリン安定化因子とも呼ばれ、出血性素因のスクリーニング検査として用いられる。 |
遠心
|
15 ↓ 02 |
凍 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | % 70 以上 |
包括223 D006 29 血液 |
2~5日 |
01131 |
第Ⅷ因子様抗原(フォン・ウィルブランド因子定量)coagulation factor 8-related antigen2B450 止血機構および凝固亢進調節に関わる高分子タンパク質の定量測定である。フォン・ウィルブランド病では低値となる。 |
遠心
|
15 ↓
02 |
2週 凍 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | % 血液型O型 |
包括147 D006 20 血液 |
2~5日 |
03816 |
ダイアップ→ジアゼパムdiazepam3L130 代表的なマイナートランキライザーである。中毒の予防とともに服薬コンプライアンスの把握のために血中濃度測定が行われる。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | ng/mL 有効治療濃度 200~500 |
管理料[470] B001 2イ |
3~5日 |
50103 |
大腸癌HER2/neu(4B5)《IHC法》5D590 大腸癌組織中のHER2/neuの発現を確認する。抗HER2ヒト化モノクローナル抗体であるトラスツズマブおよびペルツズマブの適応を判定するための補助検査である。 |
または
|
20
|
常温
常温 |
免疫組織化学染色 | 690 N002 3 病理 |
6~10日 |
|
50105 |
大腸癌HER2/neu《FISH法》8C053 大腸癌組織中のHER2/neuの発現を確認する。抗HER2ヒト化モノクローナル抗体であるトラスツズマブおよびペルツズマブの適応を判定するための補助検査である。 |
または
|
20
|
常温
常温 |
FISH法 | 2700 N005 1 病理 |
9~13日 |
|
45617 |
大腸癌 RAS/BRAF変異解析KRAS/NRAS/BRAF8C241 大腸癌患者に対する薬剤の適応を判定するための補助検査である。 |
または
|
30
27 |
常温
凍-70℃以下 |
PCR-rSSO法 | 変異陰性 |
包括4000 D004-2 1イ 遺染 |
4~7日 |
04937 |
大腸菌ベロ毒素検出Shiga toxin(Vero cytotoxin)5E115 |
|
|
常温 |
RPLA法 | 184 D023-2 3 微生 |
4~8日 |
|
08691 |
大麻・マリファナ検査大麻取締法で規制されている大麻成分であるTHCを検出する検査である。 |
単独検体開栓厳禁
|
25 |
冷蔵 |
EMIT(スクリーニング)LC-MS/MS(確認検査) | 検出せず |
3~4日 |
|
25855 |
タウ蛋白tau protein5C200 神経軸索内の微小管結合タンパク質である。細胞内輸送の安定化に寄与するが、リン酸化を受けると不安定となり、アルツハイマー病などの神経疾患を惹起する。 |
単独検体
遠心
|
指定容器 02 ↓ 88 |
凍-20℃以下 |
EIA | pg/mL |
622 D004 13 尿便 |
|
07179 |
唾液中sIgAsecretory IgA5A125 唾液中のコルチゾールは慢性ストレスの指標として有用との報告があり、唾液中sIgAは急性ストレスの指標として有用との報告がある。 |
|
49 |
6カ月 凍-20℃以下 |
EIA | μg/mL |
||
03021 |
唾液中コルチゾールcortisol4D040 唾液中のコルチゾールは慢性ストレスの指標として有用との報告があり、唾液中sIgAは急性ストレスの指標として有用との報告がある。 |
|
49 |
6カ月 凍-20℃以下 |
EIA | μg/dL |
7~21日 |
|
05534 |
タクロリムスtacrolimus3M810 FK506とも呼ばれる免疫抑制剤である。シクロスポリンと比べ選択的にT細胞の活性化を抑える。主に肝臓・腎臓・骨髄の移植時で拒絶反応の抑制に有効である。 |
|
指定容器
07 |
7日 冷蔵 |
ECLIA | ng/mL 5~20 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
01786 |
タゴシッド→テイコプラニンteicoplanin3M532 MRSAに優れた抗菌力を持つグリコペプチド系抗生物質である。腎障害患者や高齢者では血中濃度測定を行い慎重に投与する。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | μg/mL 15~30 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
12503 |
タゼメトスタット(EZH2変異解析)EZH2 mutation analysis8C935 FL患者に対して、タゼメトスタット臭化水素酸塩の適応を判定するための補助検査である。 |
|
30 |
常温 |
リアルタイムPCR法 | 検出せず |
包括2500 D004-2 1イ(1) 遺染 |
4~7日 |
04558 |
多発性骨髄腫解析(MMA)CD38を細胞表面抗原とし、フローサイトメトリーを用いてMMの解析を行う検査である。 |
または
|
10
指定容器
22 |
24時間 常温
24時間 常温 |
フローサイトメトリー法 | 1940 D005 15 血液 |
2~3日 |
|
49051 |
多発性骨髄腫マルチカラー10multiple myelomaMMにおいて治療効果や予後予測を的確に評価するために有用なパネル検査である。 |
|
13 |
24時間 常温 |
フローサイトメトリー法 | 1940 D005 15 血液 |
2~4日 |
|
05798 |
多発性内分泌腫症1型 MEN1解析MEN1 (menin 1)8C517 MENの病因であるMEN1遺伝子のExon2,3,4,5,6,7,8,9,10の遺伝子バリアントを調べる検査である。 |
開栓厳禁
|
13 |
冷蔵 |
PCR法/ダイレクトシークエンス法 | 5000 D006-4 2 遺染 |
11~17日 |
|
13127 |
ダブラフェニブBRAF変異解析BRAF (B-Raf proto-oncogene, serine/threonine kinase)8C155 悪性黒色腫患者に対して、ダブラフェニブメシル酸塩およびエンコラフェニブの適応を判定するための補助検査である。 |
|
30 |
常温 |
PCR-rSSO法 | 検出せず |
包括5000 D004-2 1ロ 遺染 |
4~10日 |
25971 |
タリウム(Tl)thallium3K140 タリウムの直近の暴露状況を調べる検査である。 |
|
※ |
冷蔵 |
ICP-MS | μg/L |
7~23日 |
|
00270 |
(総)胆汁酸(TBA)bile acids3F110 肝細胞で産生され、脂質の消化吸収に関与する肝臓・胆道疾患に特異的なマーカーである。 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
酵素法 | μmol/L 10.0 以下 |
47 D007 13 生Ⅰ |
1~2日 |
00352 |
単純ヘルペス(HSV)1型《NT》herpes simplex virus type 15F191 1型は口唇ヘルペス、2型は性器ヘルペスとして分類されている。STDとしても重要である。 |
遠心
または
|
01
02 |
冷蔵
冷蔵 |
NT | 血清 4 倍 |
79 D012 11 免疫 |
10~15日 |
00364 |
単純ヘルペス(HSV)2型《NT》herpes simplex virus type 25F192 1型は口唇ヘルペス、2型は性器ヘルペスとして分類されている。STDとしても重要である。 |
遠心
または
|
01
02 |
冷蔵
冷蔵 |
NT | 血清 4 倍 |
79 D012 11 免疫 |
10~15日 |
00262 |
単純ヘルペス(HSV)《CF》herpes simplex virus5F190 1型は口唇ヘルペス、2型は性器ヘルペスとして分類されている。STDとしても重要である。 |
遠心
または
|
01
02 |
4週 冷蔵
4週 冷蔵 |
CF | 血清 4 倍 |
79 D012 11 免疫 |
3~5日 |
03030 |
単純ヘルペス(HSV)IgGherpes simplex virus5F190 1型は口唇ヘルペス、2型は性器ヘルペスとして分類されている。STDとしても重要である。 |
遠心
または
|
01
02 |
4週 冷蔵
4週 冷蔵 |
EIA | 陰性(-) |
200 D012 44 免疫 |
3~5日 |
03033 |
単純ヘルペス(HSV)IgMherpes simplex virus5F190 1型は口唇ヘルペス、2型は性器ヘルペスとして分類されている。STDとしても重要である。 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
EIA | 陰性(-) |
200 D012 44 免疫 |
3~5日 |
04804 |
単純ヘルペスウイルス(HSV)-DNA定量herpes simplex virus5F190 |
単独検体開栓厳禁
または
遠心
または
|
14
指定容器 97
指定容器 55 |
冷蔵
凍-20℃以下
凍-20℃以下 |
リアルタイムPCR法 | コピー/mL 100未満 |
2~4日 |
|
07484 |
単純ヘルペスウイルス(HSV)-DNA定量〈リンパ球〉herpes simplex virus5F190 |
単独検体開栓厳禁
|
14 |
冷蔵 |
リアルタイムPCR法 | コピー/μg 10未満 |
3~5日 |
|
03676 |
単純ヘルペスウイルス特異抗原《FAT》herpes simplex virus5F190 |
|
指定容器 56 |
凍-20℃以下 |
FAT | 1型 陰性(-) |
180 D012 39 免疫 |
3~5日 |
00021 |
(総)蛋白(TP)total proteins3A010 栄養状態と肝・腎機能の指標となる検査である。肝硬変やネフローゼ症候群による低蛋白血症で低下する。 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
ビューレット法 | g/dL 6.7~8.3 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
00601 |
蛋白定性〈尿〉protein, qualitative [urine]1A010 尿中のタンパク質量を測定し、腎疾患の早期発見や治療効果を調べる検査である。 |
|
25 66 |
冷蔵 冷蔵 |
試験紙法 | (-) |
1~2日 |
|
00602 |
蛋白定量〈尿〉protein, quantitative [urine]1A015 尿中のタンパク質量を測定し、腎疾患の早期発見や治療効果を調べる検査である。 |
または
|
25
25 |
冷蔵
冷蔵 |
ピロガロールレッド法 | mg/day 20~120 |
7 D001 1 尿便 |
1~2日 |
00776 |
蛋白定量〈髄液〉protein, quantitative [cerebrospinal fluid]1C010 感染症をはじめとするさまざまな中枢神経系疾患で上昇し、髄液漏で低下する。 |
|
27 |
冷蔵 |
ピロガロールレッド法 | mg/dL 10~40 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
2~3日 |
00792 |
蛋白定量〈穿刺液〉protein, quantitative [puncture fluid]1Z010 腹水・胸水などの穿刺液中のタンパク質量を測定することにより、浸出液か漏出液かを判定する検査である。 |
|
27 |
冷蔵 |
ピロガロールレッド法/ビューレット法 | g/dL 滲出液 4.0 以上 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
2~3日 |
34153 |
蛋白分画(PR-F)proteins, fractionation3A020 血清中のタンパク質の構成比より、さまざまな病態の把握を行う基本的な検査である。数値よりも分画パターンが重要である。 |
溶血不可
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
キャピラリー電気泳動法 | 包括18 D007 4 生Ⅰ |
2~3日 |
|
05309 |
タンボコール→フレカイニドflecainide3L905 強い作用を持つ頻脈性不整脈の治療剤である。主として肝臓のCYP2D6で代謝され、相互作用に注意を要するため、血中薬物濃度測定が行われる。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | ng/mL 200~1,000 |
管理料[470] B001 2イ |
3~4日 |