検査項目解説 掲載内容は、2023 年 5 月 1 日時点の情報です。

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項目コード 検査項目 分類 実施料
判断科区分
所要日数

00080
3B160

血清アミラーゼ
(AMY/S)

膵臓や唾液腺より分泌される消化酵素を測定する検査である。急性膵炎や耳下腺炎で上昇し、高値の場合はアイソザイムにより由来臓器を推定する。

生化学検査
酵素

包括11

生Ⅰ

1~2日

00034
3C040

血中アンモニア
(NH3)

劇症肝炎・肝硬変に伴う肝性昏睡の病態把握に必須の検査である。

生化学検査
低分子窒素化合物

50

生Ⅰ

2~3日

01370
3D010

グルコース
(GLU)

血糖と呼ばれる糖尿病の基本的な検査である。食事の前後で変動が大きく注意が必要である。

生化学検査
糖・有機酸

包括11

生Ⅰ

1~2日

01158
3E045

ケトン体分画 〈静脈血〉

脂肪酸の分解産物であり、静脈血中では糖尿病の重症化に伴うケトアシドーシスで高値を示す。

生化学検査
糖・有機酸

59

生Ⅰ

2~3日

00053
3I010

血清鉄
(Fe)

貧血の病態把握を行うための基本的な検査である。

生化学検査
電解質・微量金属

包括11

生Ⅰ

1~2日

00055
3I025

血清銅
(Cu)

ウィルソン病をはじめとする銅代謝異常の診断指標である。銅輸送タンパク質であるセルロプラスミンの同時測定により診断効率が向上する。

生化学検査
電解質・微量金属

包括23

生Ⅰ

1~2日

00521
3H045

浸透圧 〈血清〉

脱水や昏睡状態時に必須の体液恒常性の指標であり、水分摂取や尿濃縮能を反映する。尿量、発汗量により調節される。

生化学検査
その他

15

血液

2~3日

01582
3Z065

結石鑑別

排出された胆石や尿路結石などの組成を分析する検査である。病態からみた再発予防の有用な情報となる。

生化学検査
その他

117

生Ⅱ

5~7日

01610
3M606

ゲンタマイシン

代表的なアミノグリコシド系抗生物質である。排泄は腎機能に依存し、血中濃度測定が重要である。

薬毒物検査
抗生剤・抗ウイルス剤

管理料[470]

2~3日

25778

幻覚剤検査

麻薬および向精神薬取締法で規制されている幻覚剤(MDA、MDMA、MDEA、フェンシクリジン)を検出する検査である。

薬毒物検査
規制薬・農薬

3~4日

26580
4Z010

血漿レニン活性
(PRA)

昇圧作用を持つアンジオテンシンⅠを生成するタンパク質である。産生されたアンジオテンシンⅠの量からレニンの動態把握が行われる検査である。

内分泌学検査
腎・副腎皮質

100

生Ⅱ

3~4日

05496
5C111

頸管腟分泌液中癌胎児性フィブロネクチン

切迫流産や早産で腟頚管中に検出される胎児由来物質である。切迫早産の早期診断に有用な検査である。

内分泌学検査
胎盤

204

免疫

2~4日

00227
5B010

血清補体価
(CH50)

感作赤血球を50 %溶血させる補体の量を調べる検査である。C1~C9からなる補体の総活性を反映し、補体の産生低下や消費亢進で低値となる。

免疫血清学検査
補体

38

免疫

2~3日

00226
5G520

抗血小板抗体
(PB-IgG)

血小板の膜抗原に対する抗体を測定する検査である。血小板表面IgGと同様に特発性血小板減少性紫斑病(ITP)で陽性を示す。

免疫血清学検査
自己免疫関連

261

免疫

3~5日

03928
5G525

血小板表面IgG[自己免疫関連]
(PA-IgG)

血小板減少症を引き起こす抗血小板抗体のうち、血小板表面に結合しているIgGを測定する検査である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

193

免疫

2~3日

15028
5G530

HIT抗体[自己免疫関連]
(血小板第4因子-ヘパリン複合体抗体)

抗凝固薬であるヘパリン投与で惹起される血小板減少症の診断マーカーである。陽性の場合、ヘパリン使用は禁忌とされる。

免疫血清学検査
自己免疫関連

390

免疫

2~3日

03928
5G525

血小板表面IgG[細胞形態検査]
(PA-IgG)

血小板減少症を引き起こす抗血小板抗体のうち、血小板表面に結合しているIgGを測定する検査である。

細胞性免疫検査
細胞形態検査

193

免疫

2~3日

00503
2A030

ヘモグロビン
(Hb)

血液中の血色素であるヘモグロビンを測定する検査である。貧血などの血液疾患のスクリーニング検査として用いられる。

血液学検査
血球計数

21

血液

1~2日

00554
2A050

血小板数
(PLT)

止血機構の中心を担う血小板の数を調べる検査である。自己抗体やDICなどによる消費の亢進、骨髄疾患や肝硬変で減少をみる。

血液学検査
血球計数

21

血液

1~2日

00550
2A230

血液塗抹標本 ペルオキシダーゼ染色

血液または骨髄塗抹標本を用いてペルオキシダーゼ染色を行う検査である。顆粒球・単球系細胞は陽性となり、急性白血病の病型分類に必須である。

血液学検査
形態学的検査

各27加算

血液

2~4日

00560
2B120

血中FDP

線溶亢進状態の把握に用いられる検査である。特にDIC、血栓溶解療法のモニタリングに有用である。

血液学検査
出血凝固検査

80

血液

2~3日

01348
2B620

血小板第4因子
(PF-4)

血小板活性化の指標であり、血栓症の推定や、抗血小板剤のモニタリングに有用な検査である。採血条件や検体の取り扱いに注意が必要である。

血液学検査
出血凝固検査

包括178

血液

3~9日

15028
5G530

HIT抗体[出血凝固検査]
(血小板第4因子-ヘパリン複合体抗体)

抗凝固薬であるヘパリン投与で惹起される血小板減少症の診断マーカーである。陽性の場合、ヘパリン使用は禁忌とされる。

血液学検査
出血凝固検査

390

免疫

2~3日

04920
6B010

嫌気性培養

微生物学検査
一般細菌・真菌検査

122加算

微生

4~6日

04202
6C105

結核菌薬剤感受性検査

微生物学検査
抗酸菌検査

400

微生

8~11日

13160
6B627

結核菌群リファンピシン(RFP)/イソニアジド(INH)耐性遺伝子同時検出

結核の治療薬であるリファンピシンおよびイソニアジドの薬剤耐性を検出する検査である。

微生物学検査
抗酸菌検査

963

微生

2~3日

07239
6B325

結核菌群抗原
(結核菌群迅速同定)

微生物学検査
抗酸菌検査

291

免疫

2~3日

09596
6B620

結核菌群同定
《TaqManPCR法》

結核菌群を核酸増幅法(PCR法)を用いて臨床材料から迅速に同定する検査である。

微生物学検査
抗酸菌検査

410

微生

2~3日

35013
6B620

結核菌群同定・菌株
《TaqManPCR法》

微生物学検査
抗酸菌検査

410

微生

2~3日

00653
1A060

尿中一般物質定性半定量検査 尿中ケトン体

糖尿病患者の高血糖状態で生じるケトアシドーシスで陽性を示す。また飢餓状態時にも陽性になる。

一般臨床検査
尿検査

1~2日

蛍光抗体染色

病理学検査
病理組織検査

400

病理

7~14日

05448
4Z305

血管内皮増殖因子
(VEGF)

血管内皮細胞に特異的に作用して、増殖や新生にあずかり、がん細胞に血流を与える因子である。固形腫瘍患者で増加する。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

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