検査項目解説 掲載内容は、2023 年 5 月 1 日時点の情報です。

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項目コード 検査項目 分類 実施料
判断科区分
所要日数

3B347

胃がんリスク層別化検査(ABC分類)

ペプシノゲンとヘリコバクター・ピロリ抗体の血中濃度を同時に測定することで、萎縮性胃炎と胃癌のリスクを調べる検査である。

生化学検査
酵素

1~2日

00037
8A010

ICG

肝機能や肝予備能を知るための色素負荷試験であり、肝機能が低下するほどR15(15分血中停滞率)は高値になる。

生化学検査
その他

管理料[100]

2~3日

27839
3K121

インジウム
(In)

血中のインジウムを測定する検査である。取り扱い従事者は特殊健康診断の一次健診で測定が義務付けられている。

生化学検査
産業衛生関連検査

5~11日

25396
3L230

レベチラセタム

部分発作に対する主要薬の一種である抗てんかん剤である。神経終末のシナプス小胞蛋白2A(SV2A)との結合で、発作抑制作用を発揮する。

薬毒物検査
抗てんかん剤

管理料[470]

3~4日

25904
3L240

ルフィナミド

Lennox-Gastaut症候群において他の抗てんかん剤と併用して使用される薬である。薬剤により相互作用が異なるため、血中濃度測定が有用である。

薬毒物検査
抗てんかん剤

管理料[470]

3~5日

05374
3L302

ブロムペリドール

抗幻覚、抗妄想作用を有するブチロフェノン系向精神薬である。過剰投与で血圧降下、頻脈、錐体外路症状となる。

薬毒物検査
精神神経用剤

管理料[470]

2~3日

03235
3L310

イミプラミン・デシプラミン

イミプラミンは三環系抗うつ剤の一種である。活性代謝物のデシプラミンを同時測定する。過剰投与により抗コリン作用が主症状として出現する。

薬毒物検査
精神神経用剤

4~6日

26788

フェンタニル

がんや術後の疼痛、麻酔における鎮痛に使用される医療用のオピオイド鎮痛剤である。過剰投与により重篤な換気低下が起こる。

薬毒物検査
鎮痛剤

5~11日

25717
3M750

イマチニブ

チロシンキナーゼを阻害する抗がん剤である。CMLや一部のALL、GISTの治療に用いられる。腫瘍崩壊症候群に注意し、血清中電解質濃度および腎機能検査を行う。

薬毒物検査
抗悪性腫瘍剤

管理料[470]

3~6日

26204
3M817

6-チオグアニンヌクレオチド
(6-TGN)

抗悪性腫瘍剤6-メルカプトプリンや免疫抑制剤アザチオプリンの代謝産物である。副作用回避を目的に血中濃度が測定される。

薬毒物検査
免疫抑制剤

6~8日

01220
4G010

インスリン
(IRI)

糖代謝ならびにアミノ酸、脂質代謝などに関与する膵臓由来のホルモンである。糖尿病の診断・病態把握、膵機能の診断に有用である。

内分泌学検査
膵・消化管

103

生Ⅱ

2~3日

13137
5G360

インスリン抗体[膵・消化管]

糖尿病のインスリン療法時の治療抵抗性を見るために行われる検査である。インスリンが異常値の場合も存在が疑われる。

内分泌学検査
膵・消化管

110

免疫

3~6日

26718
5J095

可溶性インターロイキン-2レセプター
(sIL-2R)

免疫機構活性化の一指標である。造血器悪性腫瘍、ウイルス感染、リウマチなどにおいて上昇する。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

包括438

生Ⅱ

2~3日

26366
5F399

インフルエンザ 《HI》

臨床的に重要とされるA,B型の抗体測定を行う検査である。抗原性が毎年変化するため、既感染による免疫では感染防御が不十分で流行をみる。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79+79

免疫

3~5日

00257
5F400

インフルエンザ A型 《CF》

臨床的に重要とされるA,B型の抗体測定を行う検査である。抗原性が毎年変化するため、既感染による免疫では感染防御が不十分で流行をみる。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

各79

免疫

3~5日

00258
5F410

インフルエンザ B型 《CF》

臨床的に重要とされるA,B型の抗体測定を行う検査である。抗原性が毎年変化するため、既感染による免疫では感染防御が不十分で流行をみる。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

各79

免疫

3~5日

12290
5J053

インターフェロン-λ3
(IFN-λ3)

Ⅲ型IFNのひとつで、抗ウイルス活性と免疫応答の調整を行っている。COVID-19において重症化リスクを判断する有用な検査である。

免疫血清学検査
蛋白

340

免疫

2~3日

12271
5J130

インターロイキン-6
(IL-6)《ECLIA》

炎症早期に産生されるサイトカインで、臓器障害の発生を予測することが可能である。SIRSの重症度判定に有用な検査である。COVID-19の重症度マーカーとしても注目を浴びている。

免疫血清学検査
蛋白

170

免疫

2~3日

13137
5G360

インスリン抗体[自己免疫関連]

糖尿病のインスリン療法時の治療抵抗性を見るために行われる検査である。インスリンが異常値の場合も存在が疑われる。

免疫血清学検査
自己免疫関連

110

免疫

3~6日

01834
5G185

抗胃壁細胞抗体
(抗パリエタル細胞抗体)

胃壁細胞の原形質に対する自己抗体である。悪性貧血患者の血中で高頻度に検出される。

免疫血清学検査
自己免疫関連

4~6日

49009
5E301

T-SPOT.TB[細胞機能検査]
(インターフェロン-γ遊離試験)

末梢血を用いて結核菌感染と感染既往を調べる検査である。クォンティフェロン(R)(QFT)と同じくBCGの影響を受けない。

細胞性免疫検査
細胞機能検査

594

免疫

3~4日

05171
8B550

異性間骨髄移植
(BMT)

異性間のBMTにおいて、性染色体を指標とし、異性間骨髄移植後のドナー細胞の生着確認や、微小残存クローンの存在などを調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

13160
6B627

結核菌群リファンピシン(RFP)/イソニアジド(INH)耐性遺伝子同時検出

結核の治療薬であるリファンピシンおよびイソニアジドの薬剤耐性を検出する検査である。

微生物学検査
抗酸菌検査

963

微生

2~3日

49009
5E301

T-SPOT.TB[抗酸菌検査]
(インターフェロン-γ遊離試験)

末梢血を用いて結核菌感染と感染既往を調べる検査である。クォンティフェロン(R)(QFT)と同じくBCGの影響を受けない。

微生物学検査
抗酸菌検査

594

免疫

3~4日

50017
5D590

胃癌HER2/neu
《IHC法》

胃癌組織中のHER2/neuの発現を確認する。抗HER2ヒト化モノクローナル抗体であるトラスツズマブの適応を判定するための補助検査である。

病理学検査
病理組織検査

690

病理

6~10日

50018
8C053

胃癌HER2/neu
《FISH法》

胃癌組織中のHER2/neuの発現を確認する。抗HER2ヒト化モノクローナル抗体であるトラスツズマブの適応を判定するための補助検査である。

病理学検査
病理組織検査

2700

病理

9~13日

02216
5J050

インターフェロン-γ
(IFN-γ)

抗ウイルス活性を持つタンパク質である。炎症における生体反応の指標となる。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

3~17日

05252
5J062

インターロイキン-1β
(IL-1β)

主に単球・マクロファージ系の細胞から産生されるサイトカインである。多くの免疫担当細胞に多彩な生理活性を及ぼす。炎症性疾患で高値となる。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

02502
5J070

インターロイキン-2
(IL-2)

抗原刺激によりT細胞から分泌されるサイトカインである。さまざまな自己免疫疾患や骨髄増殖性疾患で上昇する。血中濃度が高くなる病態は少ない。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

05255
5J130

インターロイキン-6
(IL-6)

B細胞の分化誘導因子として発見された。さまざまな炎症性疾患や自己免疫疾患に関与しており高値となる。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

04165
5J140

インターロイキン-8
(IL-8)

炎症性サイトカインなどの刺激により産生される白血球遊走因子である。非感染性の炎症性疾患とも関連する。血中で高値となる病態は非常に少ない。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

27109
5J150

インターロイキン-10
(IL-10)

Th2細胞で産生される抗炎症性のサイトカインである。Th1細胞のサイトカイン産生を抑制する働きを持つ。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

02751
5J160

インターロイキン-12
(IL-12)

マクロファージや多核白血球、樹状細胞などで産生され、NK細胞活性を増強させるサイトカインである。血中で高値となることはまれである。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

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