検査項目解説 掲載内容は、2023 年 5 月 1 日時点の情報です。

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項目コード 検査項目 分類 実施料
判断科区分
所要日数

00021
3A010

総蛋白
(TP)

栄養状態と肝・腎機能の指標となる検査である。肝硬変やネフローゼ症候群による低蛋白血症で低下する。

生化学検査
蛋白

包括11

生Ⅰ

1~2日

34153
3A020

蛋白分画
(PR-F)

血清中のタンパク質の構成比より、さまざまな病態の把握を行う基本的な検査である。数値よりも分画パターンが重要である。

生化学検査
蛋白

包括18

生Ⅰ

2~3日

00270
3F110

総胆汁酸 〈血清〉
(TBA)

肝細胞で産生され、脂質の消化吸収に関与する肝臓・胆道疾患に特異的なマーカーである。

生化学検査
脂質

47

生Ⅰ

1~2日

25971
3K140

タリウム
(Tl)

タリウムの直近の暴露状況を調べる検査である。

生化学検査
電解質・微量金属

7~23日

03816
3L130

ジアゼパム

代表的なマイナートランキライザーである。中毒の予防とともに服薬コンプライアンスの把握のために血中濃度測定が行われる。

薬毒物検査
抗てんかん剤

管理料[470]

3~5日

05309
3L905

フレカイニド

強い作用を持つ頻脈性不整脈の治療剤である。主として肝臓のCYP2D6で代謝され、相互作用に注意を要するため、血中薬物濃度測定が行われる。

薬毒物検査
抗不整脈剤

管理料[470]

3~4日

01786
3M532

テイコプラニン

MRSAに優れた抗菌力を持つグリコペプチド系抗生物質である。腎障害患者や高齢者では血中濃度測定を行い慎重に投与する。

薬毒物検査
抗生剤・抗ウイルス剤

管理料[470]

2~3日

05534
3M810

タクロリムス

FK506とも呼ばれる免疫抑制剤である。シクロスポリンと比べ選択的にT細胞の活性化を抑える。主に肝臓・腎臓・骨髄の移植時で拒絶反応の抑制に有効である。

薬毒物検査
免疫抑制剤

管理料[470]

2~3日

08691

大麻・マリファナ検査

大麻取締法で規制されている大麻成分であるTHCを検出する検査である。

薬毒物検査
規制薬・農薬

3~4日

00262
5F190

単純ヘルペス(HSV) 《CF》

1型は口唇ヘルペス、2型は性器ヘルペスとして分類されている。STDとしても重要である。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

3~5日

03030
5F190

単純ヘルペス(HSV) IgG《EIA》

1型は口唇ヘルペス、2型は性器ヘルペスとして分類されている。STDとしても重要である。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

206

免疫

3~5日

03033
5F190

単純ヘルペス(HSV) IgM《EIA》

1型は口唇ヘルペス、2型は性器ヘルペスとして分類されている。STDとしても重要である。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

206

免疫

3~5日

00352
5F191

単純ヘルペス(HSV) 1型《NT》

1型は口唇ヘルペス、2型は性器ヘルペスとして分類されている。STDとしても重要である。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

10~15日

00364
5F192

単純ヘルペス(HSV) 2型《NT》

1型は口唇ヘルペス、2型は性器ヘルペスとして分類されている。STDとしても重要である。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

10~15日

03676
5F190

単純ヘルペスウイルス特異抗原

ウイルス学検査
ウイルス抗原

180

免疫

3~5日

04804
5F190

単純ヘルペスウイルス(HSV) DNA定量

ウイルス学検査
ウイルス核酸

2~4日

07484
5F190

単純ヘルペスウイルス(HSV) DNA定量〈リンパ球〉

ウイルス学検査
ウイルス核酸

3~5日

25855
5C200

タウ蛋白

神経軸索内の微小管結合タンパク質である。細胞内輸送の安定化に寄与するが、リン酸化を受けると不安定となり、アルツハイマー病などの神経疾患を惹起する。

免疫血清学検査
蛋白

622

尿便

04558

多発性骨髄腫解析
(MMA)《CD38ゲーティング法》

CD38を細胞表面抗原とし、フローサイトメトリーを用いてMMの解析を行う検査である。

細胞性免疫検査
細胞形態検査

1940

血液

2~3日

49051

多発性骨髄腫マルチカラー10

MMにおいて治療効果や予後予測を的確に評価するために有用なパネル検査である。

細胞性免疫検査
細胞形態検査

1940

血液

2~4日

12503
8C935

EZH2変異解析
(タゼメトスタット)

FL患者に対して、タゼメトスタット臭化水素酸塩の適応を判定するための補助検査である。

遺伝子関連検査
その他造血器腫瘍

包括2500

遺染

4~7日

13127
8C155

悪性黒色腫 BRAF変異解析(ダブラフェニブ、エンコラフェニブ)

悪性黒色腫患者に対して、ダブラフェニブメシル酸塩およびエンコラフェニブの適応を判定するための補助検査である。

遺伝子関連検査
癌関連遺伝子

包括5000

遺染

4~10日

45617
8C241

大腸癌 RAS/BRAF変異解析

大腸癌患者に対する薬剤の適応を判定するための補助検査である。

遺伝子関連検査
癌関連遺伝子

包括4000

遺染

4~7日

05798
8C517

多発性内分泌腫症1型 MEN1解析
MEN1型

MENの病因であるMEN1遺伝子のExon2,3,4,5,6,7,8,9,10の遺伝子バリアントを調べる検査である。

遺伝子関連検査
家族性腫瘍遺伝子解析

5000

遺染

11~17日

01131
2B450

フォン・ウィルブランド因子定量
(第Ⅷ因子様抗原)

止血機構および凝固亢進調節に関わる高分子タンパク質の定量測定である。フォン・ウィルブランド病では低値となる。

血液学検査
出血凝固検査

包括147

血液

2~5日

01340
2B350

第Ⅱ因子活性
(F2)

プロトロンビンとも呼ばれるトロンビンの前駆物質の活性を測定する検査である。先天性異常による欠乏症のほか、ビタミンKの不足時に低値となる。

血液学検査
出血凝固検査

包括223

血液

2~5日

01656
2B370

第Ⅴ因子活性
(F5)

内因系および外因系凝固反応に関わる凝固因子であり、プロトロンビンをCaイオンの存在下で活性化するタンパク質である。

血液学検査
出血凝固検査

包括223

血液

2~5日

01676
2B380

第Ⅶ因子活性
(F7)

外因系の凝固過程において組織トロンボプラスチンおよび第Ⅹ因子を活性化する糖タンパクである。ビタミンK依存性のため、ビタミンK欠乏症で低値になる。

血液学検査
出血凝固検査

包括223

血液

2~5日

00597
2B390

第Ⅷ因子活性
(F8)

vWFと結合して存在する内因系凝固タンパク質である。先天的欠乏で血友病Aを来す。

血液学検査
出血凝固検査

包括223

血液

2~5日

00598
2B400

第Ⅸ因子活性
(F9)

内因系の凝固機序に関与するビタミンK依存性の凝固因子である。代表的な欠乏症として血友病Bが知られている。

血液学検査
出血凝固検査

包括223

血液

2~5日

01677
2B410

第Ⅹ因子活性
(F10)

内因系・外因系両方の凝固反応に関わるビタミンK依存性の凝固因子である。出血傾向および血栓傾向を知るための指標である。

血液学検査
出血凝固検査

包括223

血液

2~5日

01678
2B420

第ⅩⅠ因子活性
(F11)

内因性凝固の初期段階に関与する凝固因子の活性を測定する検査である。欠乏症で低値となり、DICや肝硬変などで出血傾向の指標となる。

血液学検査
出血凝固検査

包括223

血液

2~5日

01679
2B430

第ⅩⅡ因子活性
(F12)

凝固系機序の最も初期の段階に関連する凝固因子である。PT正常、APTT異常で出血傾向がない場合に第ⅩⅡ因子欠乏を疑う。

血液学検査
出血凝固検査

包括223

血液

2~5日

01680
2B440

第ⅩⅢ因子定量
(F13)

凝固系機序の最終段階で働く因子である。フィブリン安定化因子とも呼ばれ、出血性素因のスクリーニング検査として用いられる。

血液学検査
出血凝固検査

包括223

血液

2~5日

01924
2B460

第Ⅷ因子インヒビター
(F8INH)

血液凝固因子である第Ⅷ因子もしくは第Ⅸ因子に対する抗体である。凝固因子製剤投与中の血友病患者で失活因子となる。

血液学検査
出血凝固検査

包括144

血液

2~5日

01925
2B470

第Ⅸ因子インヒビター
(F9INH)

血液凝固因子である第Ⅷ因子もしくは第Ⅸ因子に対する抗体である。凝固因子製剤投与中の血友病患者で失活因子となる。

血液学検査
出血凝固検査

包括144

血液

2~5日

04937
5E115

ベロ毒素検出

微生物学検査
その他

189

微生

4~8日

00601
1A010

尿中一般物質定性半定量検査 蛋白定性

尿中のタンパク質量を測定し、腎疾患の早期発見や治療効果を調べる検査である。

一般臨床検査
尿検査

1~2日

00602
1A015

蛋白定量[尿検査]

尿中のタンパク質量を測定し、腎疾患の早期発見や治療効果を調べる検査である。

一般臨床検査
尿検査

7

尿便

1~2日

00776
1C010

蛋白定量[髄液検査]

感染症をはじめとするさまざまな中枢神経系疾患で上昇し、髄液漏で低下する。

一般臨床検査
髄液検査

包括11

生Ⅰ

2~3日

00792
1Z010

蛋白定量[腹水・胸水・穿刺液検査]

腹水・胸水などの穿刺液中のタンパク質量を測定することにより、浸出液か漏出液かを判定する検査である。

一般臨床検査
腹水・胸水・穿刺液検査

包括11

生Ⅰ

2~3日

50103
5D590

大腸癌HER2/neu(4B5)
《IHC法》

大腸癌組織中のHER2/neuの発現を確認する。抗HER2ヒト化モノクローナル抗体であるトラスツズマブおよびペルツズマブの適応を判定するための補助検査である。

病理学検査
病理組織検査

690

病理

6~10日

50105
8C053

大腸癌HER2/neu
《FISH法》

大腸癌組織中のHER2/neuの発現を確認する。抗HER2ヒト化モノクローナル抗体であるトラスツズマブおよびペルツズマブの適応を判定するための補助検査である。

病理学検査
病理組織検査

2700

病理

9~13日

03021
4D040

唾液中コルチゾール

唾液中のコルチゾールは慢性ストレスの指標として有用との報告があり、唾液中sIgAは急性ストレスの指標として有用との報告がある。

研究検査
ホルモン・神経伝達物質

7~21日

07179
5A125

唾液中sIgA

唾液中のコルチゾールは慢性ストレスの指標として有用との報告があり、唾液中sIgAは急性ストレスの指標として有用との報告がある。

研究検査
ホルモン・神経伝達物質

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