検査項目解説 掲載内容は、2023 年 5 月 1 日時点の情報です。

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項目コード 検査項目 分類 実施料
判断科区分
所要日数

00014
3B110

コリンエステラーゼ
(ChE,Ch-E)

コリンエステルをコリンと有機酸に加水分解する酵素を測定する検査である。主に肝疾患により低下し、有機リン剤による中毒でも低値となる。

生化学検査
酵素

包括11

生Ⅰ

1~2日

00016
3B010

CK
(CPK)

骨格筋や心筋の崩壊を反映して逸脱する酵素を測定する検査である。急性心筋梗塞や多発性筋炎で上昇する。

生化学検査
酵素

包括11

生Ⅰ

1~2日

00069
3B025

CKアイソザイム
(CPKアイソザイム)

CKが高値の場合に由来臓器を調べる検査である。脳、骨格筋、心筋の由来別にCK-BB、MM、MBに分けられる。

生化学検査
アイソザイム

55

生Ⅰ

2~3日

30324
3B015

CK-MB定量
(CPK-MB定量)

CKが高値の場合に由来臓器を調べる検査である。脳、骨格筋、心筋の由来別にCK-BB、MM、MBに分けられる。

生化学検査
アイソザイム

90

生Ⅰ

2~3日

00032
3C015

クレアチニン
(CRE)

筋肉内でクレアチンから非酵素的脱水反応により産生される非タンパク質性の窒素化合物である。食事など外的因子の影響を受けない腎機能の優れた指標である。

生化学検査
低分子窒素化合物

包括11

生Ⅰ

1~2日

00049
3H020

クロール
(Cl)

酸塩基平衡異常の診断に有用な検査である。血中の代表的な陰イオンで陽イオンであるNaとともに測定し両者のバランスにより診断される。

生化学検査
電解質・微量金属

包括11

生Ⅰ

1~2日

00050
3H030

カルシウム
(Ca)

骨代謝だけではなく筋収縮、血液凝固にも必須な物質である。PTH、ビタミンD、カルシトニンなどが血中濃度を厳密にコントロールしている。

生化学検査
電解質・微量金属

包括11

生Ⅰ

1~2日

00055
3I025

血清銅
(Cu)

ウィルソン病をはじめとする銅代謝異常の診断指標である。銅輸送タンパク質であるセルロプラスミンの同時測定により診断効率が向上する。

生化学検査
電解質・微量金属

包括23

生Ⅰ

1~2日

12224
3I025

尿中銅

ウィルソン病をはじめとする銅代謝異常の診断指標である。銅輸送タンパク質であるセルロプラスミンの同時測定により診断効率が向上する。

生化学検査
電解質・微量金属

包括23

生Ⅰ

3~6日

07410
3K115

クロム 〈血液〉
(Cr)

欠乏により脂質やタンパク質代謝系に障害を生じる微量必須金属を測定する検査である。

生化学検査
電解質・微量金属

6~12日

01627
3K120

カドミウム 〈血液〉
(Cd)

カドミウムの暴露・中毒を判定するための検査である。

生化学検査
電解質・微量金属

4~7日

26311
4C035

カルシトニン
(CT)

甲状腺から分泌されるペプチドで、血中カルシウム濃度を低下させる作用がある。甲状腺髄様癌において高値を示す。

内分泌学検査
副甲状腺

包括133

生Ⅱ

2~3日

02995
4G020

C-ペプタイド 〈血清〉
(CPR)

インスリンを生成する過程で生じる副産物を測定する検査である。抗インスリン抗体によってインスリン測定が困難な場合に有用である。

内分泌学検査
膵・消化管

包括108

生Ⅱ

2~3日

01122
4Z255

サイクリックAMP 〈血漿〉
(c-AMP)

細胞内で生成される情報伝達物質を測定する検査である。生理活性物質としてさまざまな作用を持つ。

内分泌学検査
その他

包括170

生Ⅱ

4~10日

01803
5D010

癌胎児性抗原
(CEA)

消化管の悪性腫瘍を中心に、最も汎用性の広い腫瘍マーカーである。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

包括99

生Ⅱ

2~3日

01138
5D130

CA19-9

膵癌、胆道癌をはじめとする各種消化器癌で上昇する腫瘍マーカーである。血液型Lewis抗原の影響を受ける。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

包括124

生Ⅱ

2~3日

01192
5D120

CA15-3

乳癌の再発・転移のモニタリングに有用な腫瘍マーカーである。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

包括115

生Ⅱ

2~3日

00949
5D100

CA125

主に卵巣癌に有用な腫瘍マーカーである。子宮内膜症と子宮筋腫の鑑別にも用いられる。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

包括140

生Ⅱ

2~3日

04315
5D103

CA602

主に卵巣癌で上昇する腫瘍マーカーである。CA125と高い相関を示す。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

包括190

生Ⅱ

3~9日

03774
5D150

CA72-4

消化器癌あるいは卵巣癌で上昇する腫瘍マーカーである。偽陽性率はきわめて低い。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

包括146

生Ⅱ

2~3日

04314
5D155

CA54/61

主に卵巣癌(特にムチン性腺癌)で上昇する腫瘍マーカーである。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

包括184

生Ⅱ

3~9日

00264
5F194

サイトメガロ(CMV) 《CF》

肺炎や腸炎、網膜炎、肝炎などを引き起こすウイルスである。不顕性感染が多いが、免疫力の低下により再活性化する。臓器移植時の肺炎、胎児感染の起炎菌である。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

3~5日

27534
5F194

サイトメガロ(CMV) IgG《CLIA》

肺炎や腸炎、網膜炎、肝炎などを引き起こすウイルスである。不顕性感染が多いが、免疫力の低下により再活性化する。臓器移植時の肺炎、胎児感染の起炎菌である。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

206

免疫

2~3日

27537
5F194

サイトメガロ(CMV) IgM《CLIA》

肺炎や腸炎、網膜炎、肝炎などを引き起こすウイルスである。不顕性感染が多いが、免疫力の低下により再活性化する。臓器移植時の肺炎、胎児感染の起炎菌である。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

206

免疫

2~3日

05151
5F194

サイトメガロウイルス抗原
《アンチジェネミア法》

免疫不全患者で問題となるCMV感染症の早期診断および治療の効果判定に用いられる検査である。

ウイルス学検査
ウイルス抗原

366

免疫

2~3日

27299
5F194

尿中CMV核酸同定(新生児尿)

胎児に先天性疾患をもたらす危険性があるウイルスである。出生後の早期治療で予後改善の見込みがあり、新生児尿を用い迅速診断が行われる。

ウイルス学検査
ウイルス核酸

825

微生

3~9日

07504
5F194

サイトメガロウイルス(CMV) DNA定量〈リンパ球〉

肺炎や腸炎、網膜炎、肝炎などを引き起こすウイルスであり、免疫力の低下により再活性化する。

ウイルス学検査
ウイルス核酸

3~5日

27770
5F194

サイトメガロウイルス(CMV)核酸定量
《TaqManPCR法》

血漿中のCMV-DNA量を高感度かつ定量的に測定する。免疫低下状態の患者におけるCMV感染管理に有用と考えられる。

ウイルス学検査
ウイルス核酸

450

微生

2~3日

04163
6B641

Q熱(Coxiella burnetii)-DNA同定

リケッチアの一種によっておこる人獣共通感染症である。慢性的な疲労、発熱など多彩な症状を示すが、予後は比較的良好である。

免疫血清学検査
感染症血清反応

3~9日

00152
5C070

CRP 《定性》

代表的な急性相反応物質である。炎症性疾患や体内組織の崩壊がある場合に血中で増加し、炎症マーカーとして用いられる。

免疫血清学検査
蛋白

16

免疫

1~2日

00201
5C070

CRP 《定量》

代表的な急性相反応物質である。炎症性疾患や体内組織の崩壊がある場合に血中で増加し、炎症マーカーとして用いられる。

免疫血清学検査
蛋白

16

免疫

1~2日

00247
5C045

セルロプラスミン
(Cp)

血清銅を運搬する肝臓由来のタンパク質である。ウィルソン病で低下する一方、急性相反応タンパク質として炎症で増加する。

免疫血清学検査
蛋白

90

免疫

2~3日

30010
5A100

IgE-CAP16 食物アレルギー
(特異的アレルゲン16種)

特定の抗原を認識するIgEを対象とした検査で、Ⅰ型アレルギー患者のアレルゲン特定に用いられる。

免疫血清学検査
アレルギー検査

1430

免疫

2~3日

00227
5B010

血清補体価
(CH50)

感作赤血球を50 %溶血させる補体の量を調べる検査である。C1~C9からなる補体の総活性を反映し、補体の産生低下や消費亢進で低値となる。

免疫血清学検査
補体

38

免疫

2~3日

00249
5B023

C3
1C/β1Aグロブリン)

補体を測定する検査である。C3は古典経路と第2経路の活性化をあらわし、C4は古典経路の活性化で低下する。

免疫血清学検査
補体

70

免疫

1~2日

00250
5B024

C4
1Eグロブリン)

補体を測定する検査である。C3は古典経路と第2経路の活性化をあらわし、C4は古典経路の活性化で低下する。

免疫血清学検査
補体

70

免疫

1~2日

15072
5B045

C1-インアクチベーター活性[補体]
(C1エステラーゼインヒビター)(C1インヒビター)(C1インアクチベータ)

セリンプロテアーゼ活性を阻害するC1-インアクチベーターの活性を調べる検査である。

免疫血清学検査
補体

260

免疫

2~8日

26733
5G166

抗ガラクトース欠損IgG抗体
(CA・RF)

関節リウマチにおいて血中に増加する抗体を測定する検査である。RFよりも活動性を鋭敏に反映し、高い陽性率を示すといわれている。

免疫血清学検査
自己免疫関連

114

免疫

3~5日

01998
5G167

抗CCP抗体
(抗シトルリン化ペプチド抗体)

関節リウマチに対する特異的なマーカーである。ケラチン結合タンパク質のシトルリン化部位ペプチドに対する抗体で、RFより感度・特異度に優れる。

免疫血清学検査
自己免疫関連

198

免疫

2~3日

26595
5G122

抗MDA5抗体
(抗CADM-140抗体)

筋症状のみられないDMの診断に有用な検査である。陽性の場合、難治性の急速進行性間質性肺炎を併発することが多い。

免疫血清学検査
自己免疫関連

包括270

免疫

2~5日

26911
5G551

抗好中球細胞質抗体
(PR3-ANCA,C-ANCA)

Wegener肉芽腫症患者の血中に高頻度にみられる自己抗体である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

259

免疫

2~3日

04825
5G504

抗カルジオリピン・β2GPⅠ複合体抗体
(抗CL-β2GP1抗体)

代表的な抗リン脂質抗体であり、リン脂質抗体症候群の診断に有用である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

223

免疫

2~4日

00940
5D596

CCR4タンパク解析
(FCM)

分子標的薬であるモガムリズマブの適応患者を選定するために用いられる検査である。

細胞性免疫検査
細胞形態検査

10000

血液

2~3日

07500
5I164

CD34陽性細胞数定量 〈血液〉

モノクローナル抗体で染色される造血幹細胞の表面マーカーである。

細胞性免疫検査
細胞形態検査

2~3日

45842
8C425

CBFB::MYH11 mRNA定量解析

AMLで3~8 %で認められる変異であるCBFB::MYH11融合遺伝子を調べる検査である。病型分類や予後予測、治療効果判定などに有用な検査である。

遺伝子関連検査
白血病関連遺伝子

2100

遺染

4~7日

45641
8C493

CALR変異解析

ETやPMFに認められるCALR遺伝子の変異の有無を調べる検査である。

遺伝子関連検査
その他造血器腫瘍

2100

遺染

4~10日

45416
8C059

消化管間葉系腫瘍(GIST)KIT変異解析
KIT(c-kit)

GISTの原因となる遺伝子変異を調べる検査である。治療抵抗性の遺伝子変異や治療後の2次耐性変異などが存在することから、投薬治療前にこれら遺伝子変異の確認が重要となる。

遺伝子関連検査
癌関連遺伝子

包括2100

遺染

11~17日

02081
8C874

脊髄小脳変性症 SCA6 CACNA1A解析

SCA6の病因であるCACNA1A遺伝子の伸長(トリプレットリピート)を調べる検査である。

遺伝子関連検査
トリプレット・リピート病遺伝子解析

8000

遺染

11~17日

06873
8C807

ミトコンドリア病 CPEO ミトコンドリアDNA欠失解析

CPEOの病因であるミトコンドリアDNAの欠失を調べる検査である。

遺伝子関連検査
ミトコンドリア遺伝子解析

8000

遺染

14~20日

01802
8B200

C分染法

染色体のCバンド領域を特異的に染め分け、腕間逆位やdicentric X染色体の動原体を調べる検査である。

染色体検査
先天異常染色体検査

2553+397

遺染

14~21日

05375
8B474

17染色体 CMT1A型/HNPP
PMP22(17p12重複/欠失解析)

CMTの原因となる17番染色体上のPMP22遺伝子の異常を、FISH法で調べる検査である。

染色体検査
先天異常染色体検査

2553

遺染

8~10日

01487
8B463

CBFB
[inv(16)逆位、t(16;16)転座解析]

CBFB::MYH11融合遺伝子は、inv(16)、t(16;16)によって形成される遺伝子であり、AMLで3~8 %を占める変異である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

03858
8B393

CDKN2A [9p21欠失解析]
CDKN2A(p16)

がん抑制遺伝子のひとつと考えられるCDKN2A遺伝子の欠失を、FISH法で調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

45585
8B418

CCND1 [11q13転座解析]

MCLやCLLにみられるCCND1遺伝子の転座をFISH法により調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

07152
8B414

IGH::CCND1 [t(11;14)転座解析]
CCND1(BCL1)-IGH

非ホジキン悪性リンパ腫瘍であるMCLやMM、CLLについて、転座先の遺伝子を限定せずCCND1遺伝子の検出が可能な検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

07280
8B384

IGH::MYC [t(8;14)転座解析]
MYC(c-myc)-IGH

Burkittリンパ腫などにみられるt(8;14)をFISH法により調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

07147
8B383

MYC [8q24転座解析]
MYC(c-myc)

バーキットリンパ腫などにみられるMYC遺伝子の転座を、FISH法により調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

45151
8B317

CKS1B [1q21増幅解析]

MMにみられるCKS1B遺伝子の増幅をFISH法により調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

45664
8B393

悪性中皮腫 CDKN2A欠失解析[血液疾患染色体検査・その他]

中皮腫において高頻度で認められるCDKN2A遺伝子の欠失をFISH法にて調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

14~21日

15072
5B045

C1-インアクチベーター活性[出血凝固検査]
(C1エステラーゼインヒビター)(C1インヒビター)(C1インアクチベータ)

血液学検査
出血凝固検査

260

免疫

2~8日

C. perfringens
(ウェルシュ菌)

微生物学検査
特殊目的菌検査

4~6日

C. difficile
(ディフィシル菌)

微生物学検査
特殊目的菌検査

4~6日

13008
5E110

クロストリジオイデス・ディフィシル GDH抗原・毒素検出

抗菌薬関連下痢症・腸炎の主要な原因菌であるクロストリジオイデス・ディフィシルの糞便中のtoxin Aおよびtoxin Bに加えてC. difficile抗原とよばれるグルタミン酸脱水素酵素(GDH)を検出する検査である。

微生物学検査
その他

80

免疫

2~3日

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