検査項目解説 掲載内容は、2023 年 5 月 1 日時点の情報です。

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項目コード 検査項目 分類 実施料
判断科区分
所要日数

34153
3A020

蛋白分画
(PR-F)

血清中のタンパク質の構成比より、さまざまな病態の把握を行う基本的な検査である。数値よりも分画パターンが重要である。

生化学検査
蛋白

包括18

生Ⅰ

2~3日

07261
3B339

ペプシノゲン 《CLIA》
(PG)

胃癌リスクのスクリーニング検査として胃粘膜の萎縮度の把握に用いられる検査である。

生化学検査
酵素

2~3日

00042
3F025

リン脂質
(PL)

血中での脂質の安定化と代謝に重要な役割を果たすリポ蛋白の構成要素である。肝臓・胆道疾患で異常値を示す。

生化学検査
脂質

包括15

生Ⅰ

1~2日

00051
3H040

無機リン
(P)

副甲状腺ホルモンおよびビタミンDにより調節される生体内の重要な無機物である。血中では大部分がH2PO42-として存在する。

生化学検査
電解質・微量金属

包括17

生Ⅰ

1~2日

04008
3K110


(Pb)

鉛中毒の早期発見や暴露のモニタリングとして行われる検査である。

生化学検査
電解質・微量金属

4~5日

04008
3K110


(Pb)[対象物質]鉛

生化学検査
産業衛生関連補項目

4~5日

00910
4A020

プロラクチン
(PRL)

下垂体前葉から分泌され乳腺に作用する乳汁分泌ホルモンである。性腺機能低下症や乳汁漏出無月経症候群の診断に用いられる。

内分泌学検査
下垂体

98

生Ⅱ

2~3日

27559
4C026

副甲状腺ホルモンwhole
(whole PTH)

血中カルシウム濃度を上昇させるホルモンであり、副甲状腺疾患や骨疾患の鑑別に用いられる検査である。

内分泌学検査
副甲状腺

包括165

生Ⅱ

2~3日

01112
4C025

副甲状腺ホルモンintact
(PTH-intact)

血中カルシウム濃度を上昇させるホルモンであり、副甲状腺疾患や骨疾患の鑑別に用いられる検査である。

内分泌学検査
副甲状腺

包括165

生Ⅱ

2~3日

04789
4C034

副甲状腺ホルモン関連蛋白intact
(PTHrP-intact)

悪性腫瘍から産生され、高カルシウム血症をもたらすタンパク質である。

内分泌学検査
副甲状腺

包括189

生Ⅱ

5~7日

26580
4Z010

血漿レニン活性
(PRA)

昇圧作用を持つアンジオテンシンⅠを生成するタンパク質である。産生されたアンジオテンシンⅠの量からレニンの動態把握が行われる検査である。

内分泌学検査
腎・副腎皮質

100

生Ⅱ

3~4日

01063
4F055

プレグナンジオール
(P2)

プロジェステロンの尿中代謝物として測定される検査である。黄体期におけるプロジェステロン産生能をあらわし、妊娠中は胎盤機能を反映する。

内分泌学検査
性腺

包括213

生Ⅱ

5~7日

01064
4F060

プレグナントリオール
(P3)

17α-OHPの尿中代謝物として測定される検査である。先天性副腎皮質過形成に伴い高値となる。

内分泌学検査
性腺

包括232

生Ⅱ

5~7日

01061
4F045

プロジェステロン
(P4)

卵巣と胎盤から分泌され、黄体機能や妊娠に深く関わる性ホルモンで黄体ホルモンと呼ばれる。月経の周期異常や不妊症の診断に有用な検査である。

内分泌学検査
性腺

包括147

生Ⅱ

2~3日

01646
5D520

PIVKA-Ⅱ《CLIA》

凝固第Ⅱ因子の生合成不全生成物である。肝細胞癌に特異性の高い腫瘍マーカーで、AFPと相関が低く独立した指標になる。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

包括135

生Ⅱ

2~3日

27468
5D560

抗p53抗体

癌抑制遺伝子p53の変異により生じた異常タンパク質に対する抗体である。既存の腫瘍マーカーとは相補的で、食道、大腸、乳癌で早期から上昇する。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

包括163

生Ⅱ

2~3日

07359
5D550

ガストリン放出ペプチド前駆体
(Pro GRP)

小細胞肺癌に特異性の高い血中の腫瘍マーカーである。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

包括175

生Ⅱ

2~3日

05223
5D305

高感度PSA

前立腺癌で著明に増加するマーカーである。前立腺肥大でも上昇するが、10.0 ng/mlを超える場合には前立腺癌を強く疑う。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

包括124

生Ⅱ

2~3日

06966
5D306

PSA-ACT

α1-アンチキモトリプシンと結合している前立腺特異抗原である。前立腺肥大症とがんの鑑別や、治療効果のフォローアップに適する検査である。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

包括124

生Ⅱ

2~5日

06965
5D307

遊離型PSA

前立腺特異抗原(PSA)と同時に測定し、その比をとることで感度を向上できる指標である。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

2~3日

26050
5D308

PSA F/T比

総PSAで軽度上昇を示すグレイゾーン領域で、肥大症とがんを判別する検査である。前立腺癌で低値を示す。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

包括150

生Ⅱ

2~3日

08007
5C215

プロカルシトニン
(PCT)

細菌性敗血症で上昇するポリペプチドを測定する検査である。ウイルスや真菌感染、膠原病、腫瘍熱などとの鑑別や重症度判定に有用である。

免疫血清学検査
感染症血清反応

284

生Ⅰ

2~3日

02921
5C130

プロコラーゲンⅢペプチド
(P-Ⅲ-P)

コラーゲンが生成される際、プロコラーゲンから遊離するペプチドである。肝炎から肝硬変への進行時の肝線維化を示す指標となる。

免疫血清学検査
蛋白

136

生Ⅰ

3~6日

26911
5G551

抗好中球細胞質抗体
(PR3-ANCA,C-ANCA)

Wegener肉芽腫症患者の血中に高頻度にみられる自己抗体である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

259

免疫

2~3日

26908
5G552

抗好中球細胞質ミエロペルオキシダーゼ抗体
(MPO-ANCA,P-ANCA)

急速進行性腎炎、巣状壊死性腎炎、半月体形成性腎炎など予後不良な血管炎の診断、経過観察に用いられる自己抗体である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

258

免疫

2~3日

00226
5G520

抗血小板抗体
(PB-IgG)

血小板の膜抗原に対する抗体を測定する検査である。血小板表面IgGと同様に特発性血小板減少性紫斑病(ITP)で陽性を示す。

免疫血清学検査
自己免疫関連

261

免疫

3~5日

03928
5G525

血小板表面IgG[自己免疫関連]
(PA-IgG)

血小板減少症を引き起こす抗血小板抗体のうち、血小板表面に結合しているIgGを測定する検査である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

193

免疫

2~3日

03928
5G525

血小板表面IgG[細胞形態検査]
(PA-IgG)

血小板減少症を引き起こす抗血小板抗体のうち、血小板表面に結合しているIgGを測定する検査である。

細胞性免疫検査
細胞形態検査

193

免疫

2~3日

45834
8C421

PML::RARA mRNA定量解析

APLは、PML::RARA融合遺伝子が形成されるAMLの一種であり、本検査はAPLの確定診断とモニタリングに用いられる。

遺伝子関連検査
白血病関連遺伝子

2100

遺染

4~7日

45419
8C041

消化管間葉系腫瘍(GIST)PDGFRA変異解析

GISTの原因となる遺伝子変異を調べる検査である。治療抵抗性の遺伝子変異や治療後の2次耐性変異などが存在することから、投薬治療前にこれら遺伝子変異の確認が重要となる。

遺伝子関連検査
癌関連遺伝子

11~17日

03259
8C861

プラダー・ウィリ症候群/アンジェルマン症候群 DNAメチル化解析

プラダー・ウィリ症候群およびアンジェルマン症候群の病因である15番染色体の過剰メチル化を調べる検査である。

遺伝子関連検査
その他遺伝学的検査

5000

遺染

10~14日

05360
8B430

13染色体
(13トリソミー/Patau症候群)

脳や眼球、耳介などに高度の奇形となるパトー症候群に対する染色体検査である。FISH法にて第13番染色体のトリソミーを調べる検査である。

染色体検査
先天異常染色体検査

2553

遺染

5~7日

05112
8B453

15染色体
Prader-Willi症候群(15q11.2欠失解析)

Prader-Willi症候群に認められる15番染色体の微細欠失を、FISH法で調べる検査である。

染色体検査
先天異常染色体検査

2553

遺染

8~10日

05173
8B455

PML::RARA [t(15;17)転座解析]

APLに認められるt(15;17)を、FISH法により調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

03858
8B393

CDKN2A [9p21欠失解析]
CDKN2A(p16)

がん抑制遺伝子のひとつと考えられるCDKN2A遺伝子の欠失を、FISH法で調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

45152
8B357

PDGFRB [5q32転座解析]

好酸球増加症にみられるPDGFRB遺伝子の転座をFISH法により調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

45607
8B345

FIP1L1::PDGFRA融合遺伝子解析

HESやCELでみられるFIP1L1::PDGFRA融合遺伝子をFISH法により調べる検査である。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

3105

遺染

5~7日

00554
2A050

血小板数
(PLT)

止血機構の中心を担う血小板の数を調べる検査である。自己抗体やDICなどによる消費の亢進、骨髄疾患や肝硬変で減少をみる。

血液学検査
血球計数

21

血液

1~2日

03607
2A200

血液塗抹標本 PAS染色

血液または骨髄塗抹標本を用いてPAS染色を行う検査である。多糖類や糖タンパクが染色され、赤白血病やリンパ系悪性腫瘍で異なる染色パターンを示す。

血液学検査
形態学的検査

各27加算

血液

2~4日

04171
2A200

骨髄液塗抹標本 PAS染色

血液または骨髄塗抹標本を用いてPAS染色を行う検査である。多糖類や糖タンパクが染色され、赤白血病やリンパ系悪性腫瘍で異なる染色パターンを示す。

血液学検査
形態学的検査

各40加算

血液

2~4日

07934
2B030

プロトロンビン時間
(PT)

外因系の凝固活性を総合的に判定するスクリーニング検査である。肝不全、凝固因子欠乏症で遅延し、血栓性静脈炎で短縮する。

血液学検査
出血凝固検査

18

血液

2~3日

00573
2B260

プラスミノーゲン活性
(PLG)

線維素を溶解するプラスミンの前駆物質である。肝臓で合成され、重症の肝疾患、DICなどで低値を示す。

血液学検査
出血凝固検査

100

血液

2~3日

03642
2B280

α2プラスミンインヒビター・プラスミン複合体
(PIC)

測定の難しい血中プラスミンの動きを直接的に反映する検査である。血栓溶解療法のモニタリングやDICの診断に有用である。

血液学検査
出血凝固検査

包括154

血液

2~3日

01348
2B620

血小板第4因子
(PF-4)

血小板活性化の指標であり、血栓症の推定や、抗血小板剤のモニタリングに有用な検査である。採血条件や検体の取り扱いに注意が必要である。

血液学検査
出血凝固検査

包括178

血液

3~9日

6C105

PZA抗酸菌薬剤感受性試験

微生物学検査
抗酸菌検査

400

微生

5~22日

分子疫学解析POT法

POT法は、マルチプレックスPCRにより複数の特定遺伝子を同時に増幅し、増幅されたバンドパターンの解析を行って数値化(POT値)することで菌体間の相同性を客観的に比較することが可能な検査である。

微生物学検査
その他

14~21日

13405

分子疫学解析POT法(黄色ブドウ球菌)

微生物学検査
その他

14~21日

13406

分子疫学解析POT法(緑膿菌)

微生物学検査
その他

14~21日

13407

分子疫学解析POT法(大腸菌)

微生物学検査
その他

14~21日

13408

分子疫学解析POT法(アシネトバクター属菌)

微生物学検査
その他

14~21日

13409

分子疫学解析POT法(E. クロアカcomplex)

微生物学検査
その他

14~21日

13410

分子疫学解析POT法(C. ディフィシル)

微生物学検査
その他

14~21日

00637
1A035

尿中一般物質定性半定量検査 pH

健常者では中性~弱酸性を示す。代謝性・呼吸性アシドーシスで酸性、アルカローシスや細菌の繁殖でアルカリ性となる。

一般臨床検査
尿検査

1~2日

00772
1C025

pH[髄液検査]

髄液は、動脈血に比べ、ややアルカリ寄りである。日本脳炎や飢餓状態で酸性となる。

一般臨床検査
髄液検査

2~3日

00802
1Z610

pH[精液検査]

一般臨床検査
精液検査

2~3日

50087
5D597

PD-L1(22C3) 肺癌
《IHC法》

細胞表面のPD-L1の発現状態をIHC法により調べ、腫瘍に対する薬剤の治療可否を判定・補助する検査である。

病理学検査
病理組織検査

2700

病理

6~8日

50099
5D597

PD-L1(22C3) 頭頸部癌
《IHC法》

細胞表面のPD-L1の発現状態をIHC法により調べ、腫瘍に対する薬剤の治療可否を判定・補助する検査である。

病理学検査
病理組織検査

2700

病理

6~8日

50100
5D597

PD-L1(22C3) 食道癌
《IHC法》

細胞表面のPD-L1の発現状態をIHC法により調べ、腫瘍に対する薬剤の治療可否を判定・補助する検査である。

病理学検査
病理組織検査

2700

病理

6~8日

50101
5D597

PD-L1(22C3) 乳癌
《IHC法》

細胞表面のPD-L1の発現状態をIHC法により調べ、腫瘍に対する薬剤の治療可否を判定・補助する検査である。

病理学検査
病理組織検査

2700

病理

6~8日

50107
5D597

PD-L1(22C3) 子宮頸癌
《IHC法》

病理学検査
病理組織検査

2700

病理

6~8日

50089
5D598

PD-L1(28-8) 肺癌
《IHC法》

細胞表面のPD-L1の発現状態をIHC法により調べ、腫瘍に対する薬剤の治療可否を判定・補助する検査である。

病理学検査
病理組織検査

2700

病理

6~8日

50091
5D598

PD-L1(28-8) 頭頸部癌・悪性黒色腫
《IHC法》

細胞表面のPD-L1の発現状態をIHC法により調べ、腫瘍に対する薬剤の治療可否を判定・補助する検査である。

病理学検査
病理組織検査

2700

病理

6~9日

50106
5D598

PD-L1(28-8) 食道癌
《IHC法》

細胞表面のPD-L1の発現状態をIHC法により調べ、腫瘍に対する薬剤の治療可否を判定・補助する検査である。

病理学検査
病理組織検査

2700

病理

6~8日

50102
5D598

PD-L1(28-8) 胃癌
《IHC法》

細胞表面のPD-L1の発現状態をIHC法により調べ、腫瘍に対する薬剤の治療可否を判定・補助する検査である。

病理学検査
病理組織検査

2700

病理

6~8日

50093
5D599

PD-L1(SP142) 乳癌
《IHC法》

細胞表面のPD-L1の発現状態をIHC法により調べ、腫瘍に対する薬剤の治療可否を判定・補助する検査である。

病理学検査
病理組織検査

2700

病理

6~8日

50095
5D599

PD-L1(SP142) 肺癌
《IHC法》

細胞表面のPD-L1の発現状態をIHC法により調べ、腫瘍に対する薬剤の治療可否を判定・補助する検査である。

病理学検査
病理組織検査

2700

病理

6~10日

50097
5D605

PD-L1(SP263) 肺癌
《IHC法》

細胞表面のPD-L1の発現状態をIHC法により調べ、腫瘍に対する薬剤の治療可否を判定・補助する検査である。

病理学検査
病理組織検査

2700

病理

6~10日

03123
7B020

プロジェステロンレセプター(PgR)
《IHC法》

病理学検査
病理組織検査

690

病理

6~10日

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