検査項目解説 掲載内容は、2023 年 5 月 1 日時点の情報です。

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項目コード 検査項目 分類 実施料
判断科区分
所要日数

00117
3I020

不飽和鉄結合能
(UIBC)

トランスフェリンなどの血中Fe輸送タンパク質上でFeが結合していない部分であり、Fe結合予備能を表し、血清Feとの和がTIBCに相当する。

生化学検査
電解質・微量金属

包括11

生Ⅰ

1~2日

04005
3J055

赤血球プロトポルフィリン

骨髄や肝臓に存在するポルフィリン体の一種であり、ポルフィリン症の鑑別、鉛中毒のスクリーニングに用いられる検査である。

生化学検査
ポルフィリン関連

272

生Ⅰ

4~10日

グルコース負荷試験

ブドウ糖液を内服して、一定時間ごとに血糖値を測定する検査である。空腹時血糖とともに、糖尿病診断のための基本的な検査である。

生化学検査
その他

管理料[200]

1~2日

01584
3L175

フェノバルビタール

催眠・鎮静、抗てんかん作用を持つバルビタール系薬剤であり、肝機能低下で血中半減期が大幅に延長する。

薬毒物検査
抗てんかん剤

管理料[470]

2~3日

01587
3L190

プリミドン

抗けいれん作用を有するてんかんの治療薬であり、血中半減期には個人差が大きいため、血中濃度測定が有用である。

薬毒物検査
抗てんかん剤

管理料[470]

2~3日

01585
3L185

フェニトイン

ヒダントイン系の代表的な抗てんかん剤であり、血中濃度測定で歯肉増殖などの副作用の予防が可能である。

薬毒物検査
抗てんかん剤

管理料[470]

2~3日

26652
3L245

ペランパネル

AMPA受容体拮抗剤であり、既存の抗てんかん剤とは異なる作用機序を持つ。

薬毒物検査
抗てんかん剤

管理料[470]

3~4日

04586

フルニトラゼパム

ベンゾジアゼピン系の催眠鎮静・抗不安剤である。効き目や安全性が高く、麻酔前投薬にも用いられる。

薬毒物検査
催眠剤・抗不安剤

4~6日

04688

ブロチゾラム

チエノトリアゾロジアゼピン系の催眠剤である。催眠、抗不安、抗痙攣作用が強い。併用薬剤により血中濃度が増減するので注意が必要である。

薬毒物検査
催眠剤・抗不安剤

4~6日

26780
3L110

ブロマゼパム

抗不安作用のある中時間作用型のベンゾジアゼピン系薬剤である。妊婦、産婦、授乳婦などへの投与には注意が必要である。

薬毒物検査
催眠剤・抗不安剤

4~6日

05374
3L302

ブロムペリドール

抗幻覚、抗妄想作用を有するブチロフェノン系向精神薬である。過剰投与で血圧降下、頻脈、錐体外路症状となる。

薬毒物検査
精神神経用剤

管理料[470]

2~3日

01605
3L890

プロカインアミド

心臓の刺激伝導を抑制する抗不整脈剤である。心機能が低下した患者では血中半減期が延長する。

薬毒物検査
抗不整脈剤

管理料[470]

2~3日

04896
3L897

プロパフェノン

Naチャネル遮断薬で、頻脈性不整脈の治療薬である。代謝速度の個人差が大きいため血中濃度測定が有用である。

薬毒物検査
抗不整脈剤

管理料[470]

3~5日

05309
3L905

フレカイニド

強い作用を持つ頻脈性不整脈の治療剤である。主として肝臓のCYP2D6で代謝され、相互作用に注意を要するため、血中薬物濃度測定が行われる。

薬毒物検査
抗不整脈剤

管理料[470]

3~4日

06515
3M698

ボリコナゾール

トリアゾール系抗真菌剤で様々な難治性深在性真菌症に効果を示す。肝機能障害などの重篤な副作用を発現することがあるので注意が必要である。

薬毒物検査
抗真菌剤

管理料[470]

3~4日

26788

フェンタニル

がんや術後の疼痛、麻酔における鎮痛に使用される医療用のオピオイド鎮痛剤である。過剰投与により重篤な換気低下が起こる。

薬毒物検査
鎮痛剤

5~11日

12392

プレガバリン

神経障害性疼痛や線維筋痛症に伴う疼痛に効果を示す薬剤である。腎機能が低下している場合には血中濃度が高くなるので注意が必要である。

薬毒物検査
鎮痛剤

3~5日

25516
3M265

プロメタジン

パーキンソニズム、アレルギー性鼻炎、麻酔前投与に用いられるフェノチアジン系薬剤である。過剰投与により中枢神経抑制や低血圧、呼吸障害、錐体外路症状などが起こる。

薬毒物検査
抗ヒスタミン・抗パーキンソン薬

4~6日

05534
3M810

タクロリムス

FK506とも呼ばれる免疫抑制剤である。シクロスポリンと比べ選択的にT細胞の活性化を抑える。主に肝臓・腎臓・骨髄の移植時で拒絶反応の抑制に有効である。

薬毒物検査
免疫抑制剤

管理料[470]

2~3日

02997
4A025

副腎皮質刺激ホルモン
(ACTH)

視床下部の刺激で分泌され、副腎皮質のステロイド合成を促す下垂体前葉ホルモンである。朝高く、夜低いという明瞭な日内変動がみられる。

内分泌学検査
下垂体

包括189

生Ⅱ

2~3日

00910
4A020

プロラクチン
(PRL)

下垂体前葉から分泌され乳腺に作用する乳汁分泌ホルモンである。性腺機能低下症や乳汁漏出無月経症候群の診断に用いられる。

内分泌学検査
下垂体

98

生Ⅱ

2~3日

27559
4C026

副甲状腺ホルモンwhole
(whole PTH)

血中カルシウム濃度を上昇させるホルモンであり、副甲状腺疾患や骨疾患の鑑別に用いられる検査である。

内分泌学検査
副甲状腺

包括165

生Ⅱ

2~3日

01112
4C025

副甲状腺ホルモンintact
(PTH-intact)

血中カルシウム濃度を上昇させるホルモンであり、副甲状腺疾患や骨疾患の鑑別に用いられる検査である。

内分泌学検査
副甲状腺

包括165

生Ⅱ

2~3日

04789
4C034

副甲状腺ホルモン関連蛋白intact
(PTHrP-intact)

悪性腫瘍から産生され、高カルシウム血症をもたらすタンパク質である。

内分泌学検査
副甲状腺

包括189

生Ⅱ

5~7日

01063
4F055

プレグナンジオール
(P2)

プロジェステロンの尿中代謝物として測定される検査である。黄体期におけるプロジェステロン産生能をあらわし、妊娠中は胎盤機能を反映する。

内分泌学検査
性腺

包括213

生Ⅱ

5~7日

01064
4F060

プレグナントリオール
(P3)

17α-OHPの尿中代謝物として測定される検査である。先天性副腎皮質過形成に伴い高値となる。

内分泌学検査
性腺

包括232

生Ⅱ

5~7日

01061
4F045

プロジェステロン
(P4)

卵巣と胎盤から分泌され、黄体機能や妊娠に深く関わる性ホルモンで黄体ホルモンと呼ばれる。月経の周期異常や不妊症の診断に有用な検査である。

内分泌学検査
性腺

包括147

生Ⅱ

2~3日

05496
5C111

頸管腟分泌液中癌胎児性フィブロネクチン

切迫流産や早産で腟頚管中に検出される胎児由来物質である。切迫早産の早期診断に有用な検査である。

内分泌学検査
胎盤

204

免疫

2~4日

00286
5F395

風疹 《HI》

三日はしかといわれる発疹性感染症を引き起こすウイルスである。妊娠初期の感染は先天性風疹症候群の原因となる。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

3~4日

11793
5F395

風疹 IgG《CLIA》

三日はしかといわれる発疹性感染症を引き起こすウイルスである。妊娠初期の感染は先天性風疹症候群の原因となる。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

206

免疫

2~3日

00687
5F395

風疹 IgG《EIA》

三日はしかといわれる発疹性感染症を引き起こすウイルスである。妊娠初期の感染は先天性風疹症候群の原因となる。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

206

免疫

3~5日

00688
5F395

風疹 IgM《EIA》

三日はしかといわれる発疹性感染症を引き起こすウイルスである。妊娠初期の感染は先天性風疹症候群の原因となる。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

206

免疫

3~5日

27317

感染性ぶどう膜炎マルチスクリーニング[ウイルス核酸]

ぶどう膜炎の原因を調べる検査である。感染性か非感染性かの情報を得ることが可能である。

ウイルス学検査
ウイルス核酸

2~4日

27317

感染性ぶどう膜炎マルチスクリーニング[感染症血清反応]

ぶどう膜炎の原因を調べる検査である。感染性か非感染性かの情報を得ることが可能である。

免疫血清学検査
感染症血清反応

2~4日

08007
5C215

プロカルシトニン
(PCT)

細菌性敗血症で上昇するポリペプチドを測定する検査である。ウイルスや真菌感染、膠原病、腫瘍熱などとの鑑別や重症度判定に有用である。

免疫血清学検査
感染症血清反応

284

生Ⅰ

2~3日

27103
5C216

プレセプシン

主に単球やマクロファージの膜上に存在するCD14分子の断片で、敗血症のマーカーである。

免疫血清学検査
感染症血清反応

301

生Ⅰ

2~3日

01141
5C010

プレアルブミン

肝臓で合成されるタンパク質である。半減期が短いため栄養状態および肝臓のタンパク質合成能把握に有用である。

免疫血清学検査
蛋白

104

免疫

2~3日

01859
5C095

フェリチン

鉄の貯蔵および血清鉄濃度の維持を行うタンパク質である。鉄の貯蔵状態を反映し、貧血や悪性腫瘍の病態把握に有用である。

免疫血清学検査
蛋白

105

生Ⅰ

2~3日

02921
5C130

プロコラーゲンⅢペプチド
(P-Ⅲ-P)

コラーゲンが生成される際、プロコラーゲンから遊離するペプチドである。肝炎から肝硬変への進行時の肝線維化を示す指標となる。

免疫血清学検査
蛋白

136

生Ⅰ

3~6日

01970
5A100

IgEファディアトープ
(特異的吸入性アレルゲン)

吸入抗原12種類への感作を一括スクリーニングする検査である。アレルゲンの特定はできない。

免疫血清学検査
アレルギー検査

194

免疫

2~3日

27105

aPS/PT抗体
(フォスファチジルセリン依存性抗プロトロンビン抗体)

フォスファチジルセリンに結合したプロトロンビンに対する自己抗体を測定する検査である。不育症や血栓症との関連が示唆されている。

免疫血清学検査
自己免疫関連

5~16日

00256
5H180

不規則性抗体

妊娠や輸血などで産生が惹起され、溶血を起こす不規則性抗体の同定検査である。Rh式血液型不適合妊娠や頻回輸血時で測定される。

免疫血清学検査
血液型検査

159

免疫

2~3日

27625
5K210

フローサイトクロスマッチ検査

フローサイトメトリーを用いてドナー特異抗体(抗リンパ球抗体)を陽性反応として検出する検査である。

細胞性免疫検査
組織適合性抗原

4~7日

03259
8C861

プラダー・ウィリ症候群/アンジェルマン症候群 DNAメチル化解析

プラダー・ウィリ症候群およびアンジェルマン症候群の病因である15番染色体の過剰メチル化を調べる検査である。

遺伝子関連検査
その他遺伝学的検査

5000

遺染

10~14日

07934
2B030

プロトロンビン時間
(PT)

外因系の凝固活性を総合的に判定するスクリーニング検査である。肝不全、凝固因子欠乏症で遅延し、血栓性静脈炎で短縮する。

血液学検査
出血凝固検査

18

血液

2~3日

00559
2B100

フィブリノーゲン
(FIB)

血栓を形成するフィブリンの前駆体である。炎症で増加し、重度の肝機能障害、DICなどでは減少する。

血液学検査
出血凝固検査

23

血液

2~3日

00560
2B120

血中FDP

線溶亢進状態の把握に用いられる検査である。特にDIC、血栓溶解療法のモニタリングに有用である。

血液学検査
出血凝固検査

80

血液

2~3日

01186
2B700

プロテインC 《抗原量》

血管内皮細胞で活性化され、抗凝固作用を発揮するビタミンK依存性のタンパク質である。減少により血栓傾向となる。

血液学検査
出血凝固検査

包括232

血液

2~5日

01139
2B700

プロテインC 《活性》

血管内皮細胞で活性化され、抗凝固作用を発揮するビタミンK依存性のタンパク質である。減少により血栓傾向となる。

血液学検査
出血凝固検査

包括234

血液

2~3日

04205
2B711

プロテインS 《遊離型抗原量》

肝臓由来の凝固阻害因子プロテインCの補酵素である。主に下肢静脈血栓などの遺伝性血栓症の診断に用いられる。

血液学検査
出血凝固検査

包括158

血液

2~3日

15074
2B710

プロテインS 《活性》

肝臓由来の凝固阻害因子プロテインCの補酵素である。主に下肢静脈血栓などの遺伝性血栓症の診断に用いられる。

血液学検査
出血凝固検査

包括163

血液

2~5日

00573
2B260

プラスミノーゲン活性
(PLG)

線維素を溶解するプラスミンの前駆物質である。肝臓で合成され、重症の肝疾患、DICなどで低値を示す。

血液学検査
出血凝固検査

100

血液

2~3日

00574
2B270

アンチプラスミン活性
2PI)(α2プラスミンインヒビター)

線溶系活性の指標となる検査である。プラスミンと特異的に結合し、線溶系を抑制するタンパク質の活性を測定する検査である。

血液学検査
出血凝固検査

包括128

血液

2~3日

00075
2B110

可溶性フィブリンモノマー
(SF)

血液凝固において早い段階から生成されるため、早期の凝固亢進の指標となる検査である。

血液学検査
出血凝固検査

93

血液

2~5日

04198
2B110

可溶性フィブリンモノマー複合体(SFMC)定量

血液学検査
出血凝固検査

包括221

血液

2~5日

01131
2B450

フォン・ウィルブランド因子定量
(第Ⅷ因子様抗原)

止血機構および凝固亢進調節に関わる高分子タンパク質の定量測定である。フォン・ウィルブランド病では低値となる。

血液学検査
出血凝固検査

包括147

血液

2~5日

04686
2B480

フォン・ウィルブランド因子活性
(リストセチンコファクター)

凝固第Ⅷ因子のキャリアータンパク質の活性を測定する検査である。凝固および血小板機能調節に関わり、フォン・ウィルブランド病で低下しネフローゼ症候群で上昇する。

血液学検査
出血凝固検査

包括129

血液

2~5日

分子疫学解析POT法

POT法は、マルチプレックスPCRにより複数の特定遺伝子を同時に増幅し、増幅されたバンドパターンの解析を行って数値化(POT値)することで菌体間の相同性を客観的に比較することが可能な検査である。

微生物学検査
その他

14~21日

13405

分子疫学解析POT法(黄色ブドウ球菌)

微生物学検査
その他

14~21日

13406

分子疫学解析POT法(緑膿菌)

微生物学検査
その他

14~21日

13407

分子疫学解析POT法(大腸菌)

微生物学検査
その他

14~21日

13408

分子疫学解析POT法(アシネトバクター属菌)

微生物学検査
その他

14~21日

13409

分子疫学解析POT法(E. クロアカcomplex)

微生物学検査
その他

14~21日

13410

分子疫学解析POT法(C. ディフィシル)

微生物学検査
その他

14~21日

00710
1B060

消化状態[糞便検査]

糞便の染色などを行って肉眼的に観察し、消化器系機能や疾患を調べる検査である。

一般臨床検査
糞便検査

20

尿便

2~3日

02941
1B040

便中ヘモグロビン[糞便検査]

免疫学的測定により下部消化管の出血を調べる検査である。ヒトのヘモグロビンに特異的に反応し消化管の出血を知ることができる。炎症性腸疾患や大腸癌などのスクリーニングに有用である。

一般臨床検査
糞便検査

37

尿便

2~3日

00707
1B080

糞便アメーバ検査[糞便検査]

アメーバ赤痢をひき起こす原虫を糞便を用いて鏡検にて調べる検査である。

一般臨床検査
糞便検査

64

微生

2~3日

03123
7B020

プロジェステロンレセプター(PgR)
《IHC法》

病理学検査
病理組織検査

690

病理

6~10日

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