検査項目解説 掲載内容は、2023 年 5 月 1 日時点の情報です。

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項目コード 検査項目 分類 実施料
判断科区分
所要日数

00014
3B110

コリンエステラーゼ
(ChE,Ch-E)

コリンエステルをコリンと有機酸に加水分解する酵素を測定する検査である。主に肝疾患により低下し、有機リン剤による中毒でも低値となる。

生化学検査
酵素

包括11

生Ⅰ

1~2日

00039
3F050

総コレステロール
(T-Cho)

原発性・続発性高コレステロール血症のスクリーニング検査として用いられる。

生化学検査
脂質

包括17

生Ⅰ

1~2日

00043
3F065

遊離コレステロール
(F-Cho)

総コレステロールと同時測定し、その比を見ることで、肝実質障害の程度を推定する指標である。

生化学検査
脂質

包括11

生Ⅰ

1~2日

00108
3F070

HDL-コレステロール
(HDL-Cho)

HDLというリポ蛋白の粒子に含まれるコレステロールである。一般に善玉コレステロールと呼ばれ、低値では動脈硬化のリスクが高まることが知られている。

生化学検査
脂質

包括17

生Ⅰ

1~2日

01995
3F077

LDL-コレステロール
(LDL-Cho)

LDLというリポ蛋白粒子に含まれるコレステロールである。一般に悪玉コレステロールと呼ばれ、高値では動脈硬化のリスクが高まることが知られている。

生化学検査
脂質

包括18

生Ⅰ

1~2日

20141
3F088

small dense LDL-コレステロール
(健診)

生化学検査
脂質

2~3日

04781
3F078

レムナント様リポ蛋白-コレステロール
(RLP-コレステロール)

カイロミクロンやVLDLが代謝分解される際の中間産物である。高値の場合、動脈硬化のリスクが高まることが知られている。

生化学検査
脂質

179

生Ⅰ

1~2日

03132
3J040

コプロポルフィリン定量 〈血液〉

ヘム合成系の中間代謝物を測定する検査である。ポルフィリン症や鉛中毒などで尿中に著増する。

生化学検査
ポルフィリン関連

210

生Ⅰ

5~10日

04687

アルプラゾラム

心身症に広く用いられるベンゾジアゼピン系のマイナートランキライザーである。相互に血中濃度の変化が起こるので併用薬剤には注意が必要である。腎障害では排泄が遅延する恐れがある。

薬毒物検査
催眠剤・抗不安剤

4~6日

01597
3L265

クロルプロマジン

統合失調症や双極性障害に用いられる向精神薬である。血中動態は個人差が大きく、血中濃度測定が有用とされる。

薬毒物検査
精神神経用剤

4~6日

03201

三・四環系抗うつ薬スクリーニング

三・四環系抗うつ薬のスクリーニング検査である。薬物中毒が疑われる場合に原因特定に役立つ。

薬毒物検査
精神神経用剤

4~6日

26789
3M005

コデイン

がん疼痛、咳発作、下痢症状の改善に使用される医療用のオピオイド鎮咳剤である。過剰投与により呼吸抑制、意識不明、痙攣、錯乱、血圧低下などが起こる。

薬毒物検査
鎮痛剤

5~11日

08821

コカイン系麻薬検査

麻薬および向精神薬取締法で規制されているコカインを検出する検査である。

薬毒物検査
規制薬・農薬

3~4日

02503
4A055

甲状腺刺激ホルモン
(TSH)

下垂体前葉から分泌され、甲状腺ホルモンの分泌を刺激するホルモンである。甲状腺の異常が疑われる場合に最初に測定される。

内分泌学検査
下垂体

101

生Ⅱ

2~3日

27608
4A055

甲状腺刺激ホルモン
(TSH)《ECLIA》

下垂体前葉から分泌され、甲状腺ホルモンの分泌を刺激するホルモンである。甲状腺の異常が疑われる場合に最初に測定される。

内分泌学検査
下垂体

101

生Ⅱ

2~3日

26650
4A070

バゾプレシン
(AVP) (ADH)(抗利尿ホルモン)

視床下部で合成され下垂体後葉に蓄えられるホルモンである。腎尿細管で水の再吸収を促進し、欠乏すると下垂体性尿崩症となる。

内分泌学検査
下垂体

包括230

生Ⅱ

5~7日

30325
5G290

抗サイログロブリン抗体[甲状腺]
(Tg-Ab)

橋本病、バセドウ病の診断に有用な自己抗体を測定する検査である。抗TPO抗体と同時に測定することで陽性率が高くなる。

内分泌学検査
甲状腺

包括140

免疫

2~3日

30326
5G285

抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体[甲状腺]
(TPO-Ab)

甲状腺マイクロゾーム抗体と同一の検査である。橋本病、バセドウ病で上昇し、診断に有用である。

内分泌学検査
甲状腺

包括142

免疫

2~3日

26309
5G310

TSHレセプター抗体定量
(TRAb定量)

甲状腺ホルモンに異常がある場合の二次検査に適する。甲状腺機能亢進時のバセドウ病の鑑別にきわめて有用な検査である。

内分泌学検査
甲状腺

220

免疫

2~3日

12701
5G300

TSH刺激性レセプター抗体
(TSAb)(甲状腺刺激抗体)

内分泌学検査
甲状腺

340

免疫

3~6日

05215
3B072

骨型アルカリフォスファターゼ
(BAP)

ALPアイソザイムの3型に相当する骨由来のALPである。がんの骨転移や骨粗鬆症など骨疾患で上昇し、食事の影響を受けにくい。

内分泌学検査
副甲状腺

包括161

生Ⅱ

2~3日

02996
4D040

コルチゾール 〈血漿〉

ACTHにより調節され、主に副腎皮質束状層から分泌される糖質コルチコイドである。大きな日内変動を持つ。

内分泌学検査
腎・副腎皮質

包括124

生Ⅱ

2~3日

12908
4F100

抗ミュラー管ホルモン
(AMH)

発育途上の卵胞から分泌されるホルモンである。性周期に影響されず、卵巣の予備能や妊孕性の評価に用いられる。

内分泌学検査
性腺

600

生Ⅱ

2~5日

01066
4F080

ヒト絨毛性ゴナドトロピン 〈血清〉
(HCG)

胎盤絨毛細胞から分泌される性腺刺激ホルモンである。妊娠の診断や絨毛性疾患の管理などに用いられる。

内分泌学検査
胎盤

包括134

生Ⅱ

2~3日

13137
5G360

インスリン抗体[膵・消化管]

糖尿病のインスリン療法時の治療抵抗性を見るために行われる検査である。インスリンが異常値の場合も存在が疑われる。

内分泌学検査
膵・消化管

110

免疫

3~6日

26561
5G340

抗GAD抗体[膵・消化管]

膵ランゲルハンス島由来分子に対する自己抗体を測定する検査である。IDDMの診断に役立ち、NIDDMとの鑑別に有用な検査である。

内分泌学検査
膵・消化管

包括134

生Ⅱ

2~4日

27364
5G342

抗IA-2抗体[膵・消化管]

膵ランゲルハンス島関連自己抗体の一種である。若年発症型の1型糖尿病で高い陽性率を示す。

内分泌学検査
膵・消化管

包括213

生Ⅱ

3~9日

27468
5D560

抗p53抗体

癌抑制遺伝子p53の変異により生じた異常タンパク質に対する抗体である。既存の腫瘍マーカーとは相補的で、食道、大腸、乳癌で早期から上昇する。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

包括163

生Ⅱ

2~3日

05223
5D305

高感度PSA

前立腺癌で著明に増加するマーカーである。前立腺肥大でも上昇するが、10.0 ng/mlを超える場合には前立腺癌を強く疑う。

腫瘍関連検査
腫瘍関連検査

包括124

生Ⅱ

2~3日

02154
5F282

コクサッキー A群2型《NT》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

9~15日

02155
5F283

コクサッキー A群3型《NT》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

9~15日

01173
5F284

コクサッキー A群4型《NT》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

10~15日

02156
5F285

コクサッキー A群5型《NT》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

9~15日

01174
5F286

コクサッキー A群6型《NT》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

10~15日

00401
5F287

コクサッキー A群7型《NT》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

11~16日

00272
5F289

コクサッキー A群9型《CF》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

3~5日

00402
5F289

コクサッキー A群9型《NT》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

11~16日

01175
5F290

コクサッキー A群10型《NT》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

10~15日

00403
5F296

コクサッキー A群16型《NT》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

10~15日

00274
5F301

コクサッキー B群1型《CF》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

3~5日

00404
5F301

コクサッキー B群1型《NT》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

11~16日

00275
5F302

コクサッキー B群2型《CF》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

3~5日

00405
5F302

コクサッキー B群2型《NT》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

11~16日

00276
5F303

コクサッキー B群3型《CF》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

3~5日

00406
5F303

コクサッキー B群3型《NT》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

11~16日

00277
5F304

コクサッキー B群4型《CF》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

3~5日

00407
5F304

コクサッキー B群4型《NT》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

11~16日

00278
5F305

コクサッキー B群5型《CF》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

3~5日

00408
5F305

コクサッキー B群5型《NT》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

11~16日

00279
5F306

コクサッキー B群6型《CF》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

3~5日

00409
5F306

コクサッキー B群6型《NT》

エンテロウイルスに属するウイルスであり、A・B群に大別され、30の血清型に分類される。主に神経系疾患および発疹疾患を引き起こす。

ウイルス学検査
ウイルス抗体

79

免疫

11~16日

13043
5F016

高感度HBs抗原

通常のHBs抗原より約10倍高感度とされる検査である。de novo肝炎の診断に有用で、再燃診断で特に有用である。

ウイルス学検査
肝炎ウイルス関連検査

包括88

免疫

3~5日

12612
6B653

呼吸器病原体マルチスクリーニング

呼吸器感染症をもたらす12種22項目のウイルス・細菌をマイクロアレイ法を用いて網羅的かつ迅速に調べる検査である。

ウイルス学検査
ウイルス核酸

1800

微生

2~3日

00322
5E035

ASO定量

溶連菌(A群β型溶血性連鎖球菌)毒素の中和抗体を測定する検査である。溶連菌感染の診断に用いられる。

免疫血清学検査
感染症血清反応

15

免疫

1~2日

03151
6Z100

尿素呼気試験 《IR》
(ユービット(R))

胃十二指腸潰瘍の起因菌であるヘリコバクター・ピロリ菌の感染を、呼気中の成分から診断する検査である。

免疫血清学検査
感染症血清反応

70

微生

2~3日

08166
6Z100

尿素呼気試験
(ピロニック(R))

胃十二指腸潰瘍の起因菌であるヘリコバクター・ピロリ菌の感染を、呼気中の成分から診断する検査である。

免疫血清学検査
感染症血清反応

70

微生

5~12日

30323
5C094

高感度心筋トロポニンI

トロポニンIは、筋収縮を調節するタンパク質複合体である。高い心筋特異性を持つため急性心筋梗塞の診断に有用である。

免疫血清学検査
蛋白

112

生Ⅰ

2~3日

27030
5C230

尿中NGAL
(好中球ゼラチナーゼ結合性リポカリン)

急性腎障害の尿中バイオマーカーである。急性腎障害発症後に数時間で尿中に認められる鋭敏な検査である。

免疫血清学検査
蛋白

210

尿便

2~4日

27000
5G821

抗アクアポリン4抗体
(抗AQP4抗体)

Devic病ともいわれる視神経脊髄炎で血中に認められる自己抗体である。

免疫血清学検査
免疫グロブリン

1000

免疫

3~9日

26733
5G166

抗ガラクトース欠損IgG抗体
(CA・RF)

関節リウマチにおいて血中に増加する抗体を測定する検査である。RFよりも活動性を鋭敏に反映し、高い陽性率を示すといわれている。

免疫血清学検査
自己免疫関連

114

免疫

3~5日

01998
5G167

抗CCP抗体
(抗シトルリン化ペプチド抗体)

関節リウマチに対する特異的なマーカーである。ケラチン結合タンパク質のシトルリン化部位ペプチドに対する抗体で、RFより感度・特異度に優れる。

免疫血清学検査
自己免疫関連

198

免疫

2~3日

13010
5G010

抗核抗体
(ANA)

細胞の核内に含まれる抗原性物質に対する抗体群を検出する検査である。それぞれの抗核抗体の存在を調べるスクリーニング検査として用いられる。

免疫血清学検査
自己免疫関連

102

免疫

2~4日

01816
5G020

抗DNA抗体

DNAに対する自己抗体を測定する検査である。SLEなどの膠原病の診断に用いられる2本鎖DNAに特異的な抗体検査である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

163

免疫

2~3日

25960
5G036

抗ds DNA抗体IgG

2本鎖DNAに対する抗体をクラス別に測定する検査である。IgG型はSLEの活動性と相関する。

免疫血清学検査
自己免疫関連

163

免疫

2~3日

05008
5G038

抗ds DNA抗体IgM

2本鎖DNAに対する抗体をクラス別に測定する検査である。IgG型はSLEの活動性と相関する。

免疫血清学検査
自己免疫関連

2~8日

25961
5G026

抗ss DNA抗体IgG

1本鎖DNAに対する抗体をクラス別に測定する検査である。IgGはSLE、IgMはリウマチ性疾患で高値となる。

免疫血清学検査
自己免疫関連

163

免疫

2~3日

30251
5G066

抗RNP抗体
(抗U1-RNP抗体)

広く自己免疫疾患で陽性となる自己抗体である。抗Sm抗体陰性で抗RNP抗体が陽性であれば、混合性結合組織病が疑われる。

免疫血清学検査
自己免疫関連

包括144

免疫

2~3日

30252
5G065

抗Sm抗体

非ヒストン核タンパク抗原に対する抗核抗体のひとつである。SLEに対して疾患特異性が高い自己抗体である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

包括151

免疫

2~3日

30253
5G076

抗SS-A抗体
(抗SS-A/Ro抗体)

抗SS-A抗体、抗SS-B抗体ともシェーグレン症候群で高値となる自己抗体である。A抗体は他の膠原病でも高頻度で検出され、B抗体はシェーグレン症候群に対して特異性が高い。

免疫血清学検査
自己免疫関連

包括161

免疫

2~3日

30254
5G077

抗SS-B抗体
(抗SS-B/La抗体)

抗SS-A抗体、抗SS-B抗体ともシェーグレン症候群で高値となる自己抗体である。A抗体は他の膠原病でも高頻度で検出され、B抗体はシェーグレン症候群に対して特異性が高い。

免疫血清学検査
自己免疫関連

包括158

免疫

2~3日

30255
5G085

抗Scl-70抗体
(抗トポイソメラーゼⅠ抗体)

ENA抗体のひとつでSScで特異的にみられる自己抗体である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

包括157

免疫

2~3日

05457
5G087

抗RNAポリメラーゼⅢ抗体

SScに対し特異性の高い自己抗体検査である。びまん皮膚硬化型全身性強皮症にきわめて特異性が高い。

免疫血清学検査
自己免疫関連

包括170

免疫

3~9日

25954
5G120

抗Jo-1抗体

PM/DM患者で高頻度に検出される自己抗体である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

包括140

免疫

2~4日

26054
5G121

抗ARS抗体

骨格筋に特異的な自己抗体8種のうち、5種類を網羅的に測定する検査である。抗Jo-1抗体を含み、PM/DMの25~30 %で陽性を示す。

免疫血清学検査
自己免疫関連

包括190

免疫

3~9日

26595
5G122

抗MDA5抗体
(抗CADM-140抗体)

筋症状のみられないDMの診断に有用な検査である。陽性の場合、難治性の急速進行性間質性肺炎を併発することが多い。

免疫血清学検査
自己免疫関連

包括270

免疫

2~5日

26892
5G123

抗Mi-2抗体

DMの補助診断に用いられる検査である。本抗体陽性のDM患者は、ゴットロン徴候やヘリオトロープ疹などの典型的な皮膚症状が認められ、治療反応性はよい。

免疫血清学検査
自己免疫関連

包括270

免疫

2~5日

26895
5G124

抗TIF1-γ抗体

皮膚筋炎の補助診断に用いられる検査である。成人では陽性の場合、悪性腫瘍の合併率が高い。

免疫血清学検査
自己免疫関連

包括270

免疫

2~5日

25953
5G090

抗セントロメア抗体

染色体の動原部に特異的に反応する自己抗体である。SScの一病型である限局皮膚硬化型全身性強皮症で高頻度に検出される。

免疫血清学検査
自己免疫関連

174

免疫

2~3日

30325
5G290

抗サイログロブリン抗体[自己免疫関連]
(Tg-Ab)

橋本病、バセドウ病の診断に有用な自己抗体を測定する検査である。抗TPO抗体と同時に測定することで陽性率が高くなる。

免疫血清学検査
自己免疫関連

包括140

免疫

2~3日

30326
5G285

抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体[自己免疫関連]
(TPO-Ab)

甲状腺マイクロゾーム抗体と同一の検査である。橋本病、バセドウ病で上昇し、診断に有用である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

包括142

免疫

2~3日

13137
5G360

インスリン抗体[自己免疫関連]

糖尿病のインスリン療法時の治療抵抗性を見るために行われる検査である。インスリンが異常値の場合も存在が疑われる。

免疫血清学検査
自己免疫関連

110

免疫

3~6日

26561
5G340

抗GAD抗体[自己免疫関連]

膵ランゲルハンス島由来分子に対する自己抗体を測定する検査である。IDDMの診断に役立ち、NIDDMとの鑑別に有用な検査である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

包括134

生Ⅱ

2~4日

27364
5G342

抗IA-2抗体[自己免疫関連]

膵ランゲルハンス島関連自己抗体の一種である。若年発症型の1型糖尿病で高い陽性率を示す。

免疫血清学検査
自己免疫関連

包括213

生Ⅱ

3~9日

00347
5G175

抗ミトコンドリア抗体

ミトコンドリアに対する自己抗体である。PBCで高頻度に検出されるが、特異性は抗ミトコンドリアM2抗体の方が優れている。

免疫血清学検査
自己免疫関連

181

免疫

2~3日

30257
5G176

抗ミトコンドリアM2抗体

ミトコンドリアに対する自己抗体である。PBCで高頻度に検出されるが、特異性は抗ミトコンドリアM2抗体の方が優れている。

免疫血清学検査
自己免疫関連

189

免疫

2~3日

13046

抗gp210抗体

抗gp210抗体は、PBCでみられる自己抗体である。PBCの本抗体の持続高値症例では、肝不全への進展など予後不良例が高頻度で認められるとされている。

免疫血清学検査
自己免疫関連

3~16日

00346
5G180

抗平滑筋抗体

平滑筋に対する自己抗体である。自己免疫性肝炎で高頻度に検出される。

免疫血清学検査
自己免疫関連

2~3日

06803
5G555

抗LKM-1抗体
(抗肝腎マイクロゾーム-1抗体)

Ⅱ型自己免疫性肝炎患者に特異的に検出される自己抗体である。PBCやⅠ型自己免疫性肝炎との鑑別に用いられる。

免疫血清学検査
自己免疫関連

215

免疫

3~9日

25950
5G396

抗デスモグレイン1抗体
(抗Dsg1抗体)

自己免疫性水疱症である天疱瘡の診断に有用な検査である。1と3の2つの型を検査することは病態のタイピングに有用である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

300

免疫

2~4日

25951
5G397

抗デスモグレイン3抗体
(抗Dsg3抗体)

自己免疫性水疱症である天疱瘡の診断に有用な検査である。1と3の2つの型を検査することは病態のタイピングに有用である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

270

免疫

2~4日

25952
5G398

抗BP180抗体
(血清中抗BP180NC16a抗体)

自己免疫性水疱性疾患のひとつである類天疱瘡で陽性となる自己抗体である。病態や治療効果の把握に適している。

免疫血清学検査
自己免疫関連

270

免疫

2~3日

26911
5G551

抗好中球細胞質抗体
(PR3-ANCA,C-ANCA)

Wegener肉芽腫症患者の血中に高頻度にみられる自己抗体である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

259

免疫

2~3日

26908
5G552

抗好中球細胞質ミエロペルオキシダーゼ抗体
(MPO-ANCA,P-ANCA)

急速進行性腎炎、巣状壊死性腎炎、半月体形成性腎炎など予後不良な血管炎の診断、経過観察に用いられる自己抗体である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

258

免疫

2~3日

26914
5G420

抗糸球体基底膜抗体
(抗GBM抗体)

急速進行性腎炎やGoodpasture症候群の患者血清から検出される自己抗体である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

262

免疫

2~3日

01834
5G185

抗胃壁細胞抗体
(抗パリエタル細胞抗体)

胃壁細胞の原形質に対する自己抗体である。悪性貧血患者の血中で高頻度に検出される。

免疫血清学検査
自己免疫関連

4~6日

04825
5G504

抗カルジオリピン・β2GPⅠ複合体抗体
(抗CL-β2GP1抗体)

代表的な抗リン脂質抗体であり、リン脂質抗体症候群の診断に有用である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

223

免疫

2~4日

12700
5G508

抗カルジオリピン抗体IgG

代表的な抗リン脂質抗体であり、リン脂質抗体症候群の診断に有用である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

226

免疫

3~6日

12635
5G510

抗カルジオリピン抗体IgM

代表的な抗リン脂質抗体であり、リン脂質抗体症候群の診断に有用である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

226

免疫

3~9日

27830
5G519

抗リン脂質抗体(APL)パネル

抗カルジオリピン抗体IgG/IgMおよび抗β2GPI抗体IgG/IgMの4項目を同時に測定する検査で、APSの診断に有用である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

678

免疫

3~5日

04826
5G385

抗アセチルコリンレセプター結合抗体
(抗AChR抗体)

神経伝達物質であるアセチルコリンの受容体に対する自己抗体である。重症筋無力症に特異的な検査である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

798

免疫

3~6日

26100
5G386

抗筋特異的チロシンキナーゼ抗体
(抗MuSK抗体)

神経筋接合部の筋肉側に存在する膜貫通タンパク質に対する自己抗体である。抗アセチルコリン受容体抗体が陰性の重症筋無力症の診断に有用である。

免疫血清学検査
自己免疫関連

1000

免疫

3~9日

00226
5G520

抗血小板抗体
(PB-IgG)

血小板の膜抗原に対する抗体を測定する検査である。血小板表面IgGと同様に特発性血小板減少性紫斑病(ITP)で陽性を示す。

免疫血清学検査
自己免疫関連

261

免疫

3~5日

00253
5H121

抗グロブリン試験 直接クームス試験

溶血性疾患の原因である不完全抗体を検出する検査である。体内で血球に不完全抗体が結合していることを証明する検査である。

免疫血清学検査
血液型検査

34

免疫

2~3日

07536
5I970

好中球貪食能

好中球の異物に対する貪食能をフローサイトメーターを用いて測定する検査である。

細胞性免疫検査
細胞機能検査

2~3日

07537
5I990

好中球殺菌能

好中球の活性酸素産生能を測定する検査である。活性酸素産生能の低下は反復する細菌感染症の原因となる。

細胞性免疫検査
細胞機能検査

2~3日

27624
5G535

抗HLA抗体スクリーニング検査
(FlowPRA、ClassⅠ&Ⅱ)

臓器移植、造血細胞移植、輸血、妊娠などの非自己タンパク質による刺激に関して、拒絶因子の抗HLA抗体の早期発見のために行う検査である。

細胞性免疫検査
組織適合性抗原

1000

免疫

4~7日

27626
5G536

抗HLA抗体シングル同定検査
ClassⅠ(LS)

臓器移植、造血細胞移植、輸血、妊娠などの非自己タンパク質による刺激に関して、拒絶因子の抗HLA抗体の早期発見のために行う検査である。

細胞性免疫検査
組織適合性抗原

4850

免疫

4~7日

27627
5G537

抗HLA抗体シングル同定検査
ClassⅡ(LS)

臓器移植、造血細胞移植、輸血、妊娠などの非自己タンパク質による刺激に関して、拒絶因子の抗HLA抗体の早期発見のために行う検査である。

細胞性免疫検査
組織適合性抗原

4850

免疫

4~7日

27642
5G535

抗HLA抗体スクリーニング検査
(LC、ClassⅠ&Ⅱ)

臓器移植、造血細胞移植、輸血、妊娠などの非自己タンパク質による刺激に関して、拒絶因子の抗HLA抗体の早期発見のために行う検査である。

細胞性免疫検査
組織適合性抗原

1000

免疫

4~7日

27643
5G536

抗HLA抗体シングル同定検査
ClassⅠ(LC)

臓器移植、造血細胞移植、輸血、妊娠などの非自己タンパク質による刺激に関して、拒絶因子の抗HLA抗体の早期発見のために行う検査である。

細胞性免疫検査
組織適合性抗原

4850

免疫

4~7日

27644
5G537

抗HLA抗体シングル同定検査
ClassⅡ(LC)

臓器移植、造血細胞移植、輸血、妊娠などの非自己タンパク質による刺激に関して、拒絶因子の抗HLA抗体の早期発見のために行う検査である。

細胞性免疫検査
組織適合性抗原

4850

免疫

4~7日

12854
8C061

甲状腺癌 RET CDx遺伝子解析

甲状腺癌、甲状腺髄様癌の遺伝子変異を検出する検査である。セルペルカチニブの適応を判定するための補助検査である。

遺伝子関連検査
癌関連遺伝子

包括5000

遺染

10~14日

45588
8C530

固形癌 TP53変異解析

TP53遺伝子のExon4,5,6,7,8,9のアミノ酸置換を伴う遺伝子変異を、ダイレクトシークエンス法により検出する検査である。

遺伝子関連検査
癌関連遺伝子

11~17日

45589
8C061

甲状腺髄様癌 MEN2型 RET解析

MENの病因であるRET遺伝子のExon10,11,13~16のコーディング領域を調べる検査である。

遺伝子関連検査
家族性腫瘍遺伝子解析

5000

遺染

11~17日

45590
8C061

甲状腺髄様癌 MEN2B型 RET解析

MENの病因であるRET遺伝子のExon15,16の遺伝子バリアントを調べる検査である。

遺伝子関連検査
家族性腫瘍遺伝子解析

5000

遺染

11~17日

05077
8B200

高精度分染法

細胞分裂初期の染色体上にある微細なバンドを検出する検査である。染色体構造異常や切断点の同定に有用である。

染色体検査
先天異常染色体検査

2553+397

遺染

14~21日

07282
8B396

好中球 BCR::ABL1 [t(9;22)転座解析]

FISH法を用いて、BCR::ABL1融合遺伝子を調べる検査である。陽性の場合、TKIの効果が高い。

染色体検査
血液疾患染色体検査・その他

2553

遺染

5~7日

00541
2A090

好酸球数

アレルギー疾患において増加する好酸性の白血球の数を調べる検査である。寄生虫感染でも増加することが知られている。

血液学検査
血球計数

17

血液

2~3日

00542
2A090

喀痰中好酸球

ライト染色により喀痰中の好酸球を調べる検査である。気管支喘息などのアレルギー疾患で陽性を示す。

血液学検査
血球計数

15

血液

2~3日

00529
2A300

鼻汁中好酸球

血液学検査
血球計数

15

血液

2~3日

00553
2A170

骨髄像
(マルク)

骨髄穿刺液の組織形態学的所見から血球の産生動向を知り、各種血液疾患、悪性腫瘍の骨髄転移などを診断する検査である。

血液学検査
形態学的検査

788

血液

7~14日

35012
6C050

酵母様真菌感受性検査

微生物学検査
真菌検査

150

微生

2~3日

04202
6C105

抗酸菌感受性検査

微生物学検査
抗酸菌検査

400

微生

6C105

結核菌群薬剤感受性検査

微生物学検査
抗酸菌検査

400

微生

8~11日

35211
6B315

抗酸菌同定
《質量分析法》

180菌種以上の抗酸菌を質量分析法により高感度・高精度に同定する検査である。

微生物学検査
抗酸菌検査

361

微生

2~5日

酵母様真菌
(カンジダを含む)

微生物学検査
特殊目的菌検査

酵素抗体染色(ホルマリン固定組織)

病理学検査
病理組織検査

400

病理

5~12日

03021
4D040

唾液中コルチゾール

唾液中のコルチゾールは慢性ストレスの指標として有用との報告があり、唾液中sIgAは急性ストレスの指標として有用との報告がある。

研究検査
ホルモン・神経伝達物質

7~21日

03830
5G540

抗顆粒球抗体

海外委託検査

20~30日

00429
5G413

抗グリアジン抗体-IgA&IgG

海外委託検査

14~21日

06636

抗リボゾームP IgG抗体

海外委託検査

14~21日

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